ICT工夫

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自転車と歩行者と車の関係

2011-12-11 20:29:35 | 街づくり

自転車は車道を通行すると法令で決まっていることが厳格に実施されたとニュースに気が付いています。実は私はこれがどう変ろうと関係なく、自転車では歩道を走っています。
最優先で考えるのは自分の身を守ること。もし歩道で歩行者にぶつかったりすれば、その事件は私自身を滅ぼすかも知れないから、歩行者にも用心して走行するのは自己防衛の一つです。

テレビの交通特番などで無謀な走行をしている自転車たちを取り上げて流していますが、これはテレビがよく使う手法です。危ない走りをしている自転車をレポーターが呼び止めて、禁止されているのをご存じですか?などと問いかけたりしています。
メディアに伝えて欲しいことは、そういう自転車と車・歩行者との間で発生した事故で、どういう判定が下されたかという事実の集積です。「自転車 : 車」の事故で、通常なら責任配分が 2 : 8 でも判定は 8 : 2 になったようなケースを多数伝えることも必要です。
もっとも、いくら繰り返し報じられていても飲酒運転は無くならないので、自転車問題も同じかも知れません。リスクに関する「想定内」を広くすることを私は心掛けようと思っています。

自転車の車道走行に関係して気付いた記事にリンクしておきます。自転車に乗る人が我が身を守るにはどうするのが良いか、車に乗る人は何を考慮すべきかという視点で記事を拾いました。
幸いにも山梨県警は山梨県の現実に対応した方策をとるという事もニュースで読みました。

(自転車の通行に関する)道路交通法の改正について (財)日本自転車普及協会(自転車文化センター)による法令の解説としてまとまっています。

大阪市交通局: 出庫時に自転車との安全な間隔を確認しています。 一枚の写真で全てを語らせる大阪市交通局、お見事です。

車道(自転車道)を通行する場合の方法 自転車事故と保険の解説というサイト

安全運転のポイント-防衛運転の基本「距離をとる」 状況に応じて側方間隔(1~1.5m)をとるというポイント、これが出来ない道路と運転者が多い地域では法令に従って自転車には乗れない現実を山梨県警は理解しているのです。

自転車の車道通行について考える 300万人編集会議 - 日経トレンディネット のページです、
『自転車は法律上は、車道の左端を走ることが定められています。実際には歩道を走る例が多かったのですが、最近、車道通行の厳格化が話題になっており、賛否両論が渦巻いている状況です。 「原則通りに車道を走るべき」「いや、車道通行は日本の実態に即していない」など、皆様の意見をお聞かせください。 』

「自転車の車道通行」 ということの、理屈と実感 『歩道での自転車と歩行者の衝突は、歩行者の多い都会では大きな問題になるのだろうが、地方都市の繁華街から少しはずれたら、歩道なんて誰も歩いていないことの方が多い。どうせガラ空きなのだから、実質的には自転車専用道として利用してもらう方がずっといいのである。』 私は同感です、但しその歩道の状況が自転車では走り難いひど過ぎる点は車社会と言われる現況に至った由縁でもあるでしょう。

年の瀬ですから今年1年を振返って交通事故の数とか率などの統計値について、どこかで語られるかも知れません。そのような数字が全国から中央に集まって集計され検討されて、中央官僚の手で作られた全国一律の施策となって戻ってくる。そういう姿から脱却しない限り地域の自立も、地方主権、国民主権と語られるものも絵に描いた餅が続くでしょう。

交通問題を取り上げたついでに書いておきますが、甲府市について二つのこと・・・
● 朝のバス専用レーンを再検討していただきたいルート。
 山の手通りで7時半~9時のバスレーンを走る車が大半になる、千塚交差点から湯村ショッピングセンター前を経由して富士見通りとの交差点までの区間設定はデタラメです。
現場を知らない人、あるいはよく知っているからこそ、バスレーンを設定するという上からの指示に対して、仕方なくこのようなレーンを設定したと思います。右折専用レーンが設定されていない交差点はバス専用レーン時間帯は全て右折禁止にするのが正しい。右折禁止にしないためにバス専用レーンをぶつ切れ設定しているようですが、それならバス専用設定は必要ありません。優先設定でよい。東京の通勤時間帯のようにバス数台が団子になって走る状況には無いでしょう。
● 右ふくらみ走行を強制される交差点近傍のゼブラゾーンがあります。
 例えば甲府駅北口交差点で東行きレーンにそれがありますが、これが何故必要なのか私には理解できません。左折で(右折ですら)逆方向にふくらんでから左(右)折する車はよく見かけますが、それには関係無いと思えます。
東京にいた頃には、こういう問題でなんどか交通警察と話をしました。彼等は常に自分達が正しいという主張で始まりましたが、いつの間にか当該交差点の設定が修正された3箇所は記憶しています。甲府に来てからもいくつか気付いていますが連絡したことはありません。