遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

雪上の戦いと氷上の戦い

2010-02-15 23:33:47 | たわごと
オリンピックで良かったことは、深夜悪夢で目を覚ましてもテレビで見るものがあるってこと。音量を絞って外国のアスリート達が頑張ってる映像を流していると嫌な夢を思い出すことなくすぅぅ~っと再び眠りにつけます。

あと一歩届かなかったメダル…愛子“やめられない”(スポーツニッポン) - goo ニュース
僕は直接見れなかったんですが、彼女がメダルを逃したことは大きなニュースになってますね。あちこちのブログでも取り上げられて論じられています。彼女は本当に日本中の人々に愛されているんですね。女子モーグルを採点競技から『レース』へ変えたのがカービングターンで勝ちまくった昨年の上村選手の功績でしょう。大きなインパクトがあったそうです。転じて今年のオリンピック前、彼女は予選落ちあり、決勝に進んだとしても6位とか7位に終わっていました。ある意味、彼女は昨年の自分が作り出した流れとも戦っていたのかもしれません。
オリンピックで彼女をメダリストの座から引きずり下ろしたのは最後のスキーヤーでゴールドメダリスト・カーニー(米国)でした。翌日のインタビューで、同じ米国代表でブロンズメダリストのバークとともにスポンサーが見つかりやすくなって嬉しいとコメントしていました。2週間後に開かれるワールドカップの試合に出るためのスポンサーがまだ見つかっていないそうです。彼女の言う次の試合会場は猪苗代で開かれるワールドカップのことです。まだ日本へコーチを一人送っただけで、選手は自力でそこへ行かなければならないと言います。スポーツ界のCM女王上村さんとは全然違う環境で戦っているんですね。鬼気迫る勢いで一か八かのレースを挑んだ米国選手に負けたのも必然だったのかもしれません。

フィギュア、川口ペアはSP3位 中国組が首位(共同通信) - goo ニュース
昼食を洋食屋さんで食べてる時にテレビで彼女達の演技を見ました。美しい白鳥でした。日本人選手のフィギュアスケートと言えば『回転』とか『ジャンプ』とかが合い言葉でしたが、『美しい』それだけで語れるスケーターが同胞にいたことが嬉しいです。今はロシア国籍なので『KAVAGUTI』さんなのですね。
昔書きましたがフィギュアスケートはジャンプ競技でも回転競技でもありません。現在最強のフィギュアスケーター、キム・ヨナ選手は4回転ジャンプもトリプルアクセルも売りにしてませんし、安藤選手はジュニア時代に4回転飛べたのにそれを捨ててからすばらしい成績を出しています。そもそも前回のゴールドメダリスト荒川静香選手はたいしたジャンパーではありませんでした。彼女のレイバック・イナ・バウアーは、フィギュアの採点上全く評価されない技ですが、その美しさが多くの人を魅了しました。女子で最初にトリプルアクセルを成功させた伊藤みどり選手はカテリーナ・ビット選手に勝てなかったじゃありませんか。何をどうしても『美しい』ということに勝つのは、一発勝負じゃダメなような気がします。
オリンピックの前年にピークを持ってきて今年に調子を落とした点は、フィギュアスケートの浅田選手も上村選手と同じです。心配だなぁ。

本日のお酒:奄美黒糖焼酎 龍宮
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