齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

美食なしカミサンポなし:米国カリフォルニア州のモノ湖(Mono Lake)までの孤独な旅

2022-05-01 00:51:13 | アメリカ西部
これは2008年9月の出張時に、シエラネバダ山脈を越えてモノ湖までいったときの話である。

サンフランシスコやシリコンバレー周辺の観光には飽きていたし、だからといて、ゴルフには興味なし。

私にとってゴルフも含めスポーツは、やるものではなく観るもの。

という訳で週末を利用し、かねてから行きたかったモノ湖まで一人で行ってみた。

出張先であるシリコンバレーのミルピタス市からヨセミテ国立公園までは車で約4時間。

サンノゼ赴任時に、家族で、あるいは出張に来られた方の案内で、何回も行ったところである。

先ずはヨセミテ国立公園内のヨセミテ・ヴィレッジまで行きランチ。

<孤独な旅の始まり>


<ヨセミテ・ヴィレッジに向かう>


<ヨセミテ国立公園のシンボルの一つ、一枚岩「エル・キャピタン」>


そこから120号線でタイオガ峠(Tioga Pass)を越えてモノ湖へ向かった。

<鉄分を含まない白い岩だ>


<写真左隅にヨセミテ国立公園のもう一つのシンボル「ハーフドーム」が見える。このあたりの景色は最高>


<シエラネバダ山脈の東側。乾燥地帯から砂漠へと続く>


モノ湖(Mono Lake)は、アルカリ性で塩分濃度が非常に高い塩湖である。よって、魚はいない。

モノ湖は、76万年前に形成されたと考えられており、ネバダ州とユタ州の大部分を占めていた巨大な湖の名残。北米で最も古い湖の一つ。

「モノ」とはネイティブアメリカンの言葉で「ハエ」を意味しており、実際、湖畔にはおびただしい数のハエとそれを食べる鳥(カモメ)がいた。

湖の水にはカルシウムが大量に溶け込んでおり、湖底からは炭酸水が湧き出しているため、水中では石灰石の柱『TUFA TOWER』(トゥファタワー)が生成されている。

調査時間が不十分で良い写真は取れなかった。







<鳥の足跡とハエ>


帰りは同じ道ではなく少し北の108号線を使用し、モデスト(Modesto)に一泊。

モノ湖近くのモーテルに泊まった方が、体力的には楽だが、映画「サイコ」に出そうなモーテルばかり(当時)。

怖くなってシエラネバダ山脈を越えてモデストまできてしまった。

日曜日にゆっくりミルピタスに戻った。孤独な旅の終わり。

<インターステート5号線沿いのVista Point。誰もいないが安全には注意したほうがよさそうだ>

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