ウエスト・バージニア州は石炭産業で栄えた州と過去形で書いたが、日本とは異なり、同州を含むアパラチアの諸州では、石炭産業はまだまだ現役の産業だ。
日本の炭鉱のようにトンネルを掘り、地中深くまで採炭を進める炭鉱もあるが、石炭層が地表近くにあり、露天掘りで採炭を行う炭鉱もあるようだ。
そのような炭鉱による自然破壊や水質汚染の状況を描いたのが、ジョン・グリシャム(John Grisham)の『汚染訴訟』(原題"Gray Mountain)。
「リーマン・ショックの最中、ニューヨークの有名な法律事務所を解雇されたエリート女性弁護士サマンサ。(バージニア州と思われる)アパラチア山脈の田舎町ブレイディで、無料法律相談所の仕事を見つけた。そこで、地元の弁護士ドノヴァンと出会い、露天掘りや発破で荒れ果てた山々を目の当たりにし、巨大炭鉱企業の不正と戦うドノヴァンの活動に引き込まれていく」というストーリー。
明るい内容のストーリーではないが、炭鉱町の生活も見えてくる。
炭鉱関連の観光スポットとしては、廃坑を使ったベックリー炭鉱博物館(Beckley Exhibition Coal Mine)がある。
場所は州の南、2020年に誕生した国立公園「ニュー・リバー・ゴージ(渓谷)国立公園・保護区」(New River Gorge National Park and Preserve)の近くにある。
35人乗りのマン・カーという乗り物で坑内を案内するそうで、ツアーの時間は35分。坑内は一年中、14・5度なためジャケット着用とのこと。汗だくで作業するイメージとは異なる。
博物館の他、炭鉱町の家や教会、学校なども再現されており、土産物屋もあるとのこと。ハンバーガーやホットドックくらいはあるであろう。
もっとも魅力を感じないウエスト・バージニア州で7回も記事を書いてしまった。この調子だと残り11週の調査に1年以上かかってしまう。
現時点で最も行ってみたい場所は、ウエスト・バージニア州刑務所跡。なんか、囚人たちの黒い魂や怨念が詰まっているように見える。
最後に、ウエスト・バージニア州の公式案内Web Siteをご紹介する。
West Virginia Tourism
来週はお隣のオハイオ州。
日本の炭鉱のようにトンネルを掘り、地中深くまで採炭を進める炭鉱もあるが、石炭層が地表近くにあり、露天掘りで採炭を行う炭鉱もあるようだ。
そのような炭鉱による自然破壊や水質汚染の状況を描いたのが、ジョン・グリシャム(John Grisham)の『汚染訴訟』(原題"Gray Mountain)。
「リーマン・ショックの最中、ニューヨークの有名な法律事務所を解雇されたエリート女性弁護士サマンサ。(バージニア州と思われる)アパラチア山脈の田舎町ブレイディで、無料法律相談所の仕事を見つけた。そこで、地元の弁護士ドノヴァンと出会い、露天掘りや発破で荒れ果てた山々を目の当たりにし、巨大炭鉱企業の不正と戦うドノヴァンの活動に引き込まれていく」というストーリー。
明るい内容のストーリーではないが、炭鉱町の生活も見えてくる。
炭鉱関連の観光スポットとしては、廃坑を使ったベックリー炭鉱博物館(Beckley Exhibition Coal Mine)がある。
場所は州の南、2020年に誕生した国立公園「ニュー・リバー・ゴージ(渓谷)国立公園・保護区」(New River Gorge National Park and Preserve)の近くにある。
35人乗りのマン・カーという乗り物で坑内を案内するそうで、ツアーの時間は35分。坑内は一年中、14・5度なためジャケット着用とのこと。汗だくで作業するイメージとは異なる。
博物館の他、炭鉱町の家や教会、学校なども再現されており、土産物屋もあるとのこと。ハンバーガーやホットドックくらいはあるであろう。
もっとも魅力を感じないウエスト・バージニア州で7回も記事を書いてしまった。この調子だと残り11週の調査に1年以上かかってしまう。
現時点で最も行ってみたい場所は、ウエスト・バージニア州刑務所跡。なんか、囚人たちの黒い魂や怨念が詰まっているように見える。
最後に、ウエスト・バージニア州の公式案内Web Siteをご紹介する。
West Virginia Tourism
来週はお隣のオハイオ州。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます