室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

山形ツアー~其の2~ 米沢

2011-07-18 11:15:38 | Weblog
7月11日・・快晴の山形駅前。


        

        


「前日遊んじゃったからマジィーよねぇ・・」って事がないように。それから、他のメンバーとは別行動なので、万一また地震があって電車が停まったりしてもハラハラする事がないように、ゲネプロは午後3時からだけど、11時過ぎに米沢に到着するように、10:20発の米沢行き奥羽線に乗ることにしました。


        駅改札に通じる通路。

        

暑くてねぇ・・。10分程、クーラーの効いている駅ビルの自動ドアに吸い込まれて、一瞬、「次の12:14発にしようかな・・」と思ったりするんだけど、やっぱり思い直して、とにかく早く米沢入りする事に。

   
        バイバイ、リッチモンド。朝食の芋煮、朝カレーも、歯ブラシも良かったよ~。

        


        山形 → 米沢

        
        

        三角山(私が名付けた・・)

        
        

        蔵王駅前


        

        お城?

        

        山にうねるビニールハウス群。通る度に目を奪われます。


        赤湯駅。裕美ちゃん先生の学校がある街です。

        

        


        さあ、米沢に着いた。

        


暑くて、暑くて、ハンパじゃなく暑くて、11:10 に着いたのに、しばらく観光案内所や、待合室から動けず、とりあえず本番会場に向かう事に決めて、ホールに着いたのが12時でした。

調律が終わるのを待って、しばしピアノに触らせて頂きました。14時頃からオケメンバーが次々入ってきて、15時からゲネプロ。

        

        

        

        前半のプログラム、モーツアルトがピュアな美しさで響くホールでした。

        


ホテルが近いので、ゲネプロ後にチェックインしに行きました。

        

「キャンセルになっています」

「はっ? そんな筈はありません!」

「今、ご用意します」

やっぱり、本番前にホテル入りして良かった。

後で聞いた話では、他のメンバーも前日のチェックイン時に、禁煙室希望と喫煙室希望の区別がついていなかった、等でフロントはバタバタだったそうです。


        だんだんお天気が怪しくなって来て、雷、稲光・・。

        

        


        そして、ついに大粒の雨が・・。

        

        


なんともダイナミックな天候となりましたが、少し小振りになってからホールに戻りました。


        お弁当。

        

        米沢牛のすき焼き入りはさすが。うれしいメロン付き!


        7時開演。

        

        小朝さんのトーク。

前半はモーツァルトについてのウンチク。映画音楽が並ぶ後半は、プログラム内の独奏楽器の中から「フルートってね・・」「チェロってね・・」というトークがあって、それぞれの場面でお客様の特別な反応があって、愉快な雰囲気となりました。

そのお陰もあってか、オケ全体が一つにまとまった、集中力を結集した演奏になった、と思います。


        嵐の中、赤湯から聴きに来てくれた裕美ちゃん先生と、終演後ミスドで。

        


雨が止んで、かなり涼しくなっていました。昼間の暑さがウソのようでした。

前日に続いて付き合ってもらった裕美ちゃん先生のプリウスを見送って、湿度100% の静かな夜は更けて行きました。




        明けて朝食。

        

        「カニ雑炊にしなさい」というバイオリニストまみ子ちゃんのお勧めに従ったのですが、
        本当においしかった!フロントにやや難があっても、この朝食でオッケーだなぁ。


山形は、土地に恵まれて、味覚も優れて豊か。

ハッピーな旅は、まだ続く・・。














山形ツアー~其の1~ 《感動の山寺》

2011-07-16 12:07:18 | Weblog
7月10日から13日まで、山形に行って来ました。
色んな事に恵まれた、ハッピーな旅行でした。

仕事としてのコンサートは11日と12日でしたが、一日早く出発して、山形観光に、いざ出発!

        


山形新幹線は、在来線と同じ線路を走るんだったなー、と福島を過ぎた山の中で思っていたら、電車が停まりました。

        

地震だったのです。あとで聞いたらマグニチュード7.3とか・・。

車両には影響無かったのですが、しばらく停まるアナウンスがあると、乗客はドリンクや食料を買おうと車内販売に集まってきて、売り子さんもややパニック気味となっていました。

でもやがてゆっくり動き出して、40分遅れで山形駅に到着。

        

北山形在住の親友・裕美ちゃん先生が出迎えてくれました。


まずは、荷物をホテルに預けに行きました。

        

駅前が広場になっていて、その中の”けもの道” みたいな通路を行きます。

        可愛い花笠が飾ってありました。

        


さて、文翔館の前を通って、大野目にある美味しいお蕎麦屋さんへ。

        

   
        大繁盛の『惣兵衛』という大きなお蕎麦屋さん。

        


        おろし蕎麦を頂きました。辛み大根・・美味しかったです。

        

        お蕎麦じたいの味が素晴らしい、今までの人生で最高のお蕎麦!

        入り口そばに蕎麦の花が咲いていました。

        

        お土産に種をもらったけど、こんな風に咲くかな・・?


さあ、いよいよ天童市と山形市の狭間に位置する《山寺》の天狗岩が見えて来ました。

《山寺》は、松尾芭蕉が「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」を詠んだ場所として有名です。私も芭蕉さんが聴いたのと同じ”蝉の声” を是非一度聴いてみたい、と長年思っていました。

芭蕉が訪れたのは新暦で7月13日。この日は7月10日ですから、同じ季節。聞こえるかなー? でもまだ蝉は早いんじゃないかなー? でも聞こえたらいいなー・・と期待に胸が弾みます。

        

        門前町は観光地ズレていない、落ち着いた雰囲気。

        立石寺前の川。

        

        橋。

        


        登山口。

        

        いよいよ階段。

        


        根本中堂。

        


        一応、記念撮影。

        


        ハイ、山形美人代表・裕美ちゃん先生です。

        


        根本中堂にいらっしゃる布袋さま。あちこち撫でまくって健康を祈念。

        

        内部には曼荼羅が掛けられています。

        



        清和天皇の御宝塔。山寺内で一番古い石塔。

        


        その横に咲いていたガクアジサイ。

        


        こけし塚。

        


        芭蕉と曽良の像。

        


        幹のヒダが斜めにねじれている。

        


        長い数珠球を引っ張って、”ぴんぴんころり” を祈願。

        


        これは、何だっけ?

        


いよいよ山門。ここで入場料。大人参百両。さーて、目指せ、八百段!
        
        


          
        
うっそうとした木立の中を登って行きます。登り始めてじきに「意外に苦しいかも・・」

睡眠不足が祟ったか、Wii で鍛えていたつもりが、ここに来てサボりがちだったせいか・・、ヤバイかも。

        

        


やっぱり暑いし・・。ヨガで鍛えている裕美ちゃん先生が歩調を合わせてくれているので、何とか付いて行きました。

しかし、お天気が次第に怪しくなり、小雨がミストのように降り始めて、段々楽になりました。


         有名な『せみ塚』 

        

        


日本人なら誰もが知っている、芭蕉の俳句の中でも最もポピュラーな

  「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」

この句の短冊が埋められている象徴的な空間です。


それにしても、芭蕉さんは凄いなー。亡くなって三百年以上経っているのに、(J.S. バッハとかぶっている)”芭蕉ゆかりの地” を、価値あるスポットとして残しているのだから・・。

白河や、関口の芭蕉庵にも行ったことがあるけれど、この大芸術家の創造力に影響を与えた空気を、共有して何か感じてみたい・・と思うわけです。

あんまり観光地として整備され過ぎていたり、すでに街として変化されていると、『共有できる何か』を見つけることは困難ですが、ここ《山寺》は聖地であり、地形的にも変化しにくい土地なので、階段や手すり、灯籠などは整備されて修行の場としての厳しさは弱まったとしても、岩岩と木々に囲まれた空間は、現代に当時の空気を残してくれている・・と信じられる気がしました。


        

仁王門あたりでは、まだ写真を撮ろうという余裕もなく、お水を一口飲んで進みましたが、ここは金乗院かな・・、木立が切れて、眺めが見渡せるようになりました。

        


        岩肌に見えるほこらには、修行したお坊さんのお墓もあるとか・・。

        


登るにつれ、良い汗をかいて、とても爽やかな気分になってきました。


        


        

        ここにも『ぴんころ車』がありました。ここのをぐるっと一周ひっぱりました。
        ここまで上がってきてお願いしたんですから、是非よろしくお願いいたします。


        

        いくら見ても見飽きない、独特の奇岩。


やっと、奥の院に着きました。

        


        


        ポッキーサイズのお線香を1本ずつ立てました。壱百圓。地球と人類の安泰を祈って。(安すぎ?)

        

        


        奥の院の大仏殿。   
        

      
        内部は撮影禁止。

        


        前面の梁はゾウ。安芸の宮島の大聖院でも見たなー。

        


        この奥の院の高さに鐘楼が・・。

        

        除夜の鐘を、雪の中、ここまで叩きに来るのは、さぞ大変だろうなー。


奥の院まで登り切ってから、三重の塔、華厳院まで、石段を更に登りました。

        

        この大きな岩の中に・・

        

        重要文化財ですが、格子の中を覗いた限りでは、価値はわかりませんでした。


        私には、そこにあったハスの葉に遊ぶ、大きな水滴の方に心奪われる思いが・・

        



そして、その時、裕美ちゃん先生が、「育美さん、蝉が鳴いてるよ!」


        


↑クリックしてみて下さい。ちょっと苦労したけど、聞こえると思います。


ウチの方で聴く蝉の声より、ハイトーンで、繊細な響きのように思います。

「これかー! このサウンドか~!」

大満足です。



山寺随一の展望台と言われる『五大堂』

        

        


        景色をまるごと持って帰りたい・・

        

        

        

        山も、川も、駅も、



        

        


        奥の院の売店で買った団扇と木魚。

        

        団扇は、他のお土産屋さんにもありましたが、これは正真正銘”奥の院” で買ったものでっす!


        下りもまた楽しみながら。

        

        
        

        川を渡って芭蕉記念館サイドへ。もう閉館時間でした。

        

    
        

        風雅の国で食べた抹茶アイス、美味しかったなあ。

        


        句を彫られた綺麗な石版が沿道に並べられていました。

        


        カラスの散歩。

        


        ここでも蝉の声が聞こえる中、対岸の《山寺》

        

        



        心はすっかりスカイハイ!

        


        山形市内に戻って、何度か通った象徴的なビル。

        

        そして文翔館へ。

        

        キャンドルスケープというイベントをやっていました。

       
        

        

        中ではドキュメンタリー映像を上映していました。

        

        「こういう所かー。いつか演奏できたらいいなぁ-」と思いつつ・・

        


        裕美ちゃん先生が予約しておいてくれた《ちとせ》というオシャレなレストランへ。

        


        「かんぱーい!」

        

        (ウーロン茶ですが・・)

        山形料理の数々、お味も盛りつけも素晴らしい!!

        

        マグロのお刺身が忘れられない美味しさ。手前左は蕎麦の実入りスープ。

     
        

        お待ちかね、芋煮汁と米沢牛ステーキすてき!!(キャ~ッ!


        デザートのグレープフルーツ・ゼリー。

        

        
        山寺・山形料理、堪能しました。

        裕美ちゃん先生、本当にありがとう。ご馳走さまでした。


        



初日だけで、とっても長~いブログになってしまいました。ラッキーだらけ、感動盛り沢山のハッピーな、一生の思い出に残る一日でした。


本当は、もう一週間前の出来事ですが、写真があんまり沢山あるので処理に手間取りました。

この後は、翌日の仕事・コンサートへと続きます。




         山寺ショット
       
         




昌木悠子タンゴ・リサイタル

2011-07-04 21:46:48 | Weblog
7月3日は、タンゴ歌手の昌木悠子さんのリサイタルに《岡本昭とタンギッシモ》で出演しました。


        


今年で18回も連続してリサイタルを開いている昌木さん。小柄な身体からいつもエネルギッシュにパワーを放つタンゴに対する真摯な姿勢と、親分気質でいながらどこか可愛いキャラクター。『泣き』のうまさは天下一品です。「すごいなぁ」といつも思っています。



        ゲネプロ風景。

        
        バンドネオン4人。バイオリン2人。バホ、ピアノの8人。
        登場の時は私も弾いている為、残念ながら昌木さんの写真がありません。


        ハイ、打ち上げ風景。
               ↓昌木さん
        


        岡本さんがカメラ視線の時は、家野さんが切れてしまい・・

        

        家野さんが辛うじてお顔が見える時は、岡本さんが下を向き・・

        

        お二人は《早川晋平とオルケスタ・ティピカ・トウキョウ》時代からの大親友なんですが・・。


       「人生はお酒とタンゴ」とおっしゃるお馴染みのお顔に今年も会えました。

        

       
        


        


        タンゴ談義に花が咲きます。

        


        昌木さんの魅力が凝縮された新しいCD。

        

        私が昌木さんの為に編曲した曲も含まれており、クレジットも入っています。

        この季節に良く合う素敵な仕上がりで、お勧めです。









六月に出会った美味しいもの

2011-06-30 23:40:14 | Weblog
6月ももう終わり。2011年も半分過ぎたことになります。早いなあ~・・

今月出会って、アップし損ねた美味しかったものを一挙に。


        コメダという名古屋発祥喫茶店で

        
        味噌カツ・サンド。パンも美味しくカツは柔らかかった・・。


        
        クリームソフト・コーヒー。ソフトアイスのコーヒーフロートです。


        

        名物・シロノアール。白と黒の由来が書いてあったけれど、忘れました。

        でも美味しかった。でも3人でちょうど良いくらいの大きさ。

        ボリュームもあってリーズナブル。おそるべし《コメダ珈琲》



        以前から一度買ってみたかった”半熟カステラ”

        
        
        季節限定マンゴー味を買いました。
        ふわとろで、食べ終わると、お皿に正に半熟玉子を食べた時のような跡が残ります。


        西荻窪の《スプーン》というカレーハウス。

        

        メインメニューの”フレンチカレー”

        ご飯には何種類かの穀物が入っていて、食感も新しい。
        熱くてスパイシーで、ホットなカレーでした。これは3分の2サイズ。



        最後は、山形の天童から送られてきた《サクランボウ・佐藤錦》

        

        大きい、キレイ、甘い、そしておいしい!

        
        アップで・・。

        

        宝石みたい・・。


        ご馳走さまでした・・・。








音楽に愛と希望をのせて

2011-06-30 18:36:07 | Weblog
昨日、6月29日は、中野ゼロ大ホールで《東京室内管弦楽団》東日本大震災復興支援チャリティコンサートが行われました。


        
        二階席最上段からのゲネプロ風景。


        
        ジャジャジャジャ~ン!『運命第1楽章』


        

        指揮は橘直貴さん。


        

        初コンサート・ミストレスの瀬崎明日香さん。独奏曲のリハーサル。


        ステージ下手(しもて。ヘタではない)にあるピアノ椅子から、指揮者と弦楽器群。

        

       
        管打楽器群。

        

        そして広い客席。

        


        ギャラ無し。手弁当・・と思っていたらお弁当が出ました。

        


        そして、終演後に募金活動に参加。

        

        恥ずかしくて一度も「お願いします」と言えず、「ありがとうございます。」専門。


        恥ずかしいついでに、ミーハーな記念撮影。溝口さんと。

        


ホールからロビーに出て来られたお客様たちのお顔を見ると、皆さん穏やかでにこやかな表情で、思った以上に多くの方が募金箱に寄って下さいました。

皆さんそれぞれ、他の場所でも募金なさっている事でしょうに、それでも気持ちよくお財布を出して下さり、暖かい善意に感動しました。音楽会にいらして下さった方は善男善女ばかりなんだなあ、と思いました。


本当にありがとうございました。








リアル・チャリティコンサート

2011-06-25 23:40:48 | Weblog
6月29日(水)夜7時から、中野ゼロ大ホールで《東京室内管弦楽団》のチャリティコンサートが開かれます。

        ~音楽に愛と希望をのせて~

        


”チャリティ”って、やりたい気持ちがあっても、なかなか難しいです。

「愉しい、聞き応えのあるコンサートです」とは、言いにくいし、「売名行為とは思われないだろうか・・?」などとつまらない事が頭をよぎったり、「善意の押し売りは、恥ずかしい」と思ってしまったり・・。意義を確信できないと、とても出来ません。

でも、テントを担いでがれき処理のボランティアに行ったりは出来ないし、自分たちに出来ることで何かをやらせて頂きたい、という気持ちはそれぞれが持っていると思います。

そこへ、この企画が持ち上がりました。
「100パーセント・チャリティ、全員ノーギャラなんですが、協力して頂けますか?」との事務所からの連絡に、
「ハイ、喜んで!」と、即答です。


先週のニュースだったか、近頃ではボランティアの数もぐんと下がっているとか。

政治家が国民そっちのけで、醜い足の引っ張り合いをしている間に、3ヶ月半が経ちました。

世間の関心は”節電” に移っているように見えます。でも、まだまだ復興への道は長く遠いです。

私たち音楽家は、楽器を鳴らす程度の筋力しかなく、財力も乏しい、非力な存在ですが、こんな事で少しでもお役に立つなら・・と「喜んで」やらせて頂くコンサートです。


そんな気持ちが集まってのコンサートである事だけ、ご理解いただいて、聴いて下さる方々と音楽を分かち合えたら最高です。

曲目は、ベートーヴェン《運命・第1、第4楽章》、スメタナ《モルダウ》、バッハ《主よ、人の望みの喜びよ》、クライスラー《愛の喜び》、エルガー《愛の挨拶》、チャイコフスキー《くるみ割り人形から》など。
溝口肇さんも賛同して下さり《世界の車窓から》を演奏しにいらして下さいます。
私は、《ライムライトよりエターナリー》と《短くも美しく燃え》を弾かせて頂きます。当日配られるプログラムノートも書かせて頂きました。

入場料は、都内でのプロのオーケストラとしては破格の¥2500,¥2000,¥1500 です。

多くの方にいらして頂けたら、とても嬉しいです。









6月・わしゅの会

2011-06-25 22:21:43 | Weblog
6月21日は、二月ぶりの慶應義塾OBの皆さんによる杉並三田会の《わしゅの会》が開かれました。


        

        四谷クラブの細長いお部屋でしたが、奥の壁に《わしゅの会》暖簾とペナントが飾られています。

  
        


        世話人の堀田さん。

        


        今回は「東北のお酒を楽しもう」をテーマにこの4種類のお酒が供されました。

        


        お料理も楽しみながら・・。

        

        

        

        

        ローストビーフを写しそこねました・・。


        新入会員のご紹介。

        

        

        


        楽しいスピーチ。

        

        皆さん、ゴキゲンです。

        



今回は、バイオリニストの小笠原伸子さんと伺いました。ヴィヴァルディの四季から『夏・第1楽章』、モンティの『チャルダッシュ』、バッハの『G線上のアリア』を楽しんで頂きました。

        

皆さんも『オーソレミオ』をご披露なさる方に続いて『サンタ・ルチア』を気持ちよく歌って下さり、最後は定番の『丘の上』『若き血』が晴れやかに歌われました。


        記念撮影の為に、先ずは片づけて・・

        

        並んで、並んで・・

        



        ハイ、パチリ!

        


        正に「和酒のWA、和気藹々のWA、ワハハのWA」の『わしゅの会』でした。



一見、お酒に強そうに見えて、その実とっても弱いワタクシ。ビールに殊の外弱く、日本酒やワインなどの醸造系もすぐに頭がドックンドックン、痛くなってしまう質なのですが、近頃、頭痛の心配をしないで済む『魔法の薬』を入手しました。


        これです! 水素カプセル。

        

        水と化学反応を起こして、活性酸素を抑えるんだそうです。つまり万能薬。

           お陰でお酒が飲めるなる → カロリー過多 → 肥満?

        ダメぢゃん!










6月・三金会

2011-06-22 12:39:30 | Weblog
6月17日は、経済学者・黒澤清一先生を囲んで『白熱討論』を目標とする《三金会》がありました。

今回は、前日に道産酒の会が行われた日本橋三越特別食堂です。

        先ずは美味しいランチを頂きます。

        

        紅シャケのぬたのような右上の丸い小鉢が最高に美味しかったです。これにご飯とお汁が付きます。

        それと、お酒。近頃、頭痛にならない魔法を手に入れたワタクシ。安心して飲めます。(少しですが・・)

        ”魔法” については、いずれ告白します。


        

        


黒澤先生の「第三の”敗戦” にならないように、歴史に学ぶべき」というお話に一同、聞き入りました。

「消費税を増税すれば、必ず景気が悪化して、日本経済はどん底になる」とおっしゃっていました。

残念ながら『白熱・・』前に、時間切れで退席しなくてはならなかったのですが、一番印象に残ったのは、「社内で英語ができる事を知られてはならない」という話題でした。

英語スキルだけではないのでしょうが、”能ある鷹は爪を隠す” 事に脳を使わなければならない世界。会社を良くする為、社会を良くする為、日本の為、世界人類の為に『良かれ』とする事が、僻み、嫉妬を買い、上司や周囲から排斥される世界。

エリートの方々ほど、そういう世界でご苦労をなさっているのですね。

言葉で言わなくても音で全て分かってしまう、”本音” の世界にいるワタクシには、想像できないストレスが存在するらしい・・、という事を学習しただけでも、この日の収穫だったと思いました。


それで楽天とか、ユニクロのように、英語ができて当たり前の「出来ない者はいられない」宣言が必要だったのかもしれませんね。

「そこまでしないと社会の通例が変えられない」という事、いっぱいあるんでしょうね。



大震災が起きて3ヶ月以上経っても、「一つになろうニッポン」のかけ声も虚しい、国会の足の引っ張り合い。

誰も国民の為に政治家になった人はいないのか・・?と思うほどです。

こんなに貶められている総理大臣も珍しいけれど、でも、それなら今までの総理大臣で誰が上等だったというんでしょう?

結局自民党の金権、金満体質に過ぎなかった鳩山由紀夫。

漢字をまともに読めない麻生太郎。

突かれて危うくなって、体調を壊したことにして逃げた安倍晋三。

「自民党をぶっこわす」と言ってクリーンなイメージで人気者になった小泉純一郎は、ブッシュのポチに過ぎなかったのに、二者択一で”分かりやすい” とアホな国民を騙した。

それ以前は、”通例”を守り続ける自民党の、何も変えられない歴史。

その中で、薬害エイズ問題で厚生省の責任を認めて、風穴を開けたのが菅直人でした。だから期待したのに・・。

無責任なマスコミの「小沢さんについては?」という質問にまんまとひっかかって「しばらく静かにしてて頂いて」と答えたのが全ての始まりで、オッチョコチョイぶりの露見を呈してしまった。ツッコミを受けるスキを見せてしまった。

それからは、マスコミは引きずり下ろしの方向に決めてしまい、擁護意見を言おうものならバカにするのみ。


自民党議員が「菅さん、あなたがやっているから復興が進まないのです」と何度も言ってましたが、他の人に変わったら協力するんですか? 次に出てきた人をまた引っ張り下ろそうとするんでしょ? 

妨害活動ばかりしてる間に、これからの日本のエネルギーバランスをどういう方向に持っていうべきなのか、研究して提示し、原発神話を推し進めてきた事への反省、自己批判をすれば、「自民党は変わった」と信用できるようになるのに・・。



・・・こんな事を、元エリートの世の中を動かしていらした《三金会》の皆さんの前でのたまわっても、「世間知らずのアマちゃんが・・」と相手にされないかもしれませんが、せめて今後の見通し、誰ならマシにやれそうか、黒澤先生に伺える時間まで帰らずにいたかった・・。








第218回東京道産酒の会

2011-06-22 11:48:39 | Weblog
6月16日は、第218回東京道産酒の会が行われました。

        水原さんの気合いの入った「ヤー!」で乾杯!

        

年末年始と真夏を避けた年8回の、北海道にゆかりのある酒好き名士に会に、お囃子係で呼んで頂いております。


        司会進行の堀田さん。張りのあるお声で皆さんをもり立てます。

        

        


        今回のお酒。

        
        (私は楽器持ち込みの運転のため、舐めることも叶いませんが、記録として・・


        新入会のご紹介。

        

        


        功労賞の発表。(8の倍数などキリ番回数参加された方々)

        


        

        枝豆の季節がやって来ました。

        

        カツオのたたき。最高!

        《お酒と私》皆さんのスピーチが始まります。

        

        

        

        何と言っても”道産” のお料理ですから・・。

 
        北海道酒造組合。

        


        


        

        

        語り尽くせぬ中から取っておきのエピソードを・・。


        

        ウニ・イクラ・カニ・エビの贅沢。特大アサリ汁。


        

        

        トリは会一番のエンターナー、小林せんせい。

        
        お誕生月のお祝い。
     
        

        お二方とも大きな杯を飲み干されました!

      
        いよいよお楽しみ《利き酒大会》

        

        各テーブルから代表2名ずつ参加して優勝者の出たテーブル全員にもお土産が出ます。

        純米酒か、吟醸酒か、本醸造か・・。挙手で答えます。

        

        「なかなか決着がつきませんなー」

        


        実力伯仲。とうとう最後はジャンケンで。

        

        

        本間さん。おめでとうございます。そしてありがとうございました。私は同テーブルでした。


関白殿下の装束にお召し替えの間は、ミュージックタイム。ソプラノの北川智子さんと、梅雨祓いに『虹の彼方に』を演奏しました。そして皆さんで『山小屋の灯』を歌いました。


        

        初・関白殿下位に付かれた本間さんの『一本締め』でお開きです。



七月、八月はお休みです。皆さん、お元気で愉しい夏をお過ごし下さい。また、九月にお会いしましょう!
        


 

五百羅漢

2011-06-08 12:00:04 | Weblog
江戸東京博物館で現在公開されている《五百羅漢》を観に行きました。

        

今年の2月だったか、2008年に製作されたBSハイビジョンの《五百羅漢》の再放送が今回の公開に先立ってオンエアされた時にたまたま見たため、是非実物を見てみたいと思っていたのです。


        久しぶりに行く両国駅。

        

        なんと言っても目立つ国技館。一番右のビルが江戸東京博物館。

        3階エントランス広場から建設中のスカイツリーが見えました。

        


        《五百羅漢展》入り口前の巨大な熊手!

        


特別展会場内はもちろん撮影禁止。買ってきた絵はがきです。

        

右側は羅漢さんがご自分の面を剥がしてお釈迦さまのお顔をお見せになっている図。上の方では別の羅漢さんが神通力で象さんにシャワーを掛けてあげて、象も嬉しそう。左の図は動物たちにお優しい羅漢さんが、鹿の耳掃除をしている図。

一幅172.3cm × 85.3cm の絵が掛け軸状に2図ずつ並べて展示されています。


狩野派の流れを汲む狩野一信は、江戸末期の絵師で、芝の増上寺がスポンサーでこの壮大な創作に取りかかりました。”狩野”にしては異端の、破天荒で斬新なアイデア満載の作品がこの《五百羅漢》です。

詳細に興味がおありの方は、↓をご覧ください。

http://www.muian.com/muian12/muian12.htm


《五百羅漢》は修行をして一種のスーパーマンの境地にまで至ることができた《聖人》たち。衆生と天界の間にいて、無知な衆生、地獄に堕ちて苦しむ亡者を助けようとします。

京都で《五百羅漢》の石像が置かれたお寺に行ったことがあるし、小田原の大雄山線の駅にも《五百羅漢》があり、各地に《五百羅漢》はあるのでしょう。

狩野一信は、成田山新勝寺所蔵の釈迦文殊普賢四天王十大弟子図や、十六羅漢図などを描き、それがやがて増上寺の《五百羅漢》へのアイデアに繋がっていったのではないでしょうか・・?


羅漢さん達の日常生活、修行の様子、お経をかざしたり、神通力のビーム光線を発して鬼と闘ったり、凶暴な動物を手なずけたり、地震・台風・火事などの災害や、様々なシーンが生き生きと描かれています。

1幅に5人ずつ描いて、百枚で五百人の《五百羅漢》。殆どが2枚で1組を思わせるアイデアで描かれています。あの当時、あまり見かけたとも思えないインド系アフリカ系の羅漢さんも多いです。動植物が繊細に、克明に描かれている辺りは、さすが狩野派です。


今まであまり展示され続けていないお陰か、彩色も綺麗。イマジネーションを広げるだけ広げて、マンガチックな表現まで登場させて、描き切りたかった独自の世界。きっと幕末の動乱であっても、自分の世界に没頭し続けたんでしょうね。

渾身の《五百羅漢》。自分のライフワークに懸ける創作の歓びを感じました。




狩野一信ワールドを堪能して、常設展もざっと観て廻りました。

        

        

        

        

ミニチュアの町並み展示が多いです。精巧に作られてある物もありますが、ミチュアやレプリカばかりでは、感動には至りません。停滞型テーマパーク。



でもまあ、よく歩いたし、すっかり和風の気分になって、居酒屋へ。

        


        〆は、蕎麦屋へ。

        

  カレー南蛮せいろ・・は、やや邪道だったかな?(温かいお稲荷さんも・・?でも美味しかった)


        

        

        お蕎麦は、一級品でした。