新宿文化センターのアスベスト除去工事の前に前倒しという事でいつもより2~3ヶ月早く、新宿トラッド・ジャズ・フェスティバルが先週、2/17に催された。
12時50分から40分の枠で、大ホールの地下2階のリハーサル室で”アストロノーツ”タンゴ&ジャズをやらせて頂いた。バンドネオン池田達則、コントラバス大熊慧と私の3人に、途中でトラッド・ジャズの第一人者、ギターの阿部寛氏に参加して頂く。時間厳守だけど、なるべく曲数を入れたくもあり、最低限のMCを目指した・・つもり。でも「かつてのタンゴ・ブームの時代は、ジャズ以外の全てのポピュラー音楽を”ジャズ”と総称していたので、タンゴも”ジャズ”の仲間に入れて頂いてよいのでは?」と言ったのが良かった、と後日おっしゃって下さる方があって、有難かった。いつもながら、セッティングしかできず、即スタートとなってしまうので、ドサクサの感は否めないが、池田君は今までより、自分の表現を実現していた。今度は大熊君にもマイクを向けたいなあ。ぱらぱらのお客さんだったらどうしよう・・と思っていたが、思いがけずお客さまが集まって下さった。しかも、プロのジャズ・プレイヤーの顔がかなり見えて、その前で”ハニーサックル・ローズ”をやるのは、良い度胸(?)だった。お陰様で、阿部さんに助けて頂いた。リハ無しだったが、久しぶりにやった”カナロ・エン・パリ”でぴったりハマッて弾いて下さるのは流石でした。 応援して下さった皆様、ありがとうございました。
他に、超一流カメラマンで多才な”田部雅美フレンズ”でジャズをやりました。大ホールの2階フォワイエは、2階の食堂とつながる通路の場所なのだけど、不思議な空間となり、人も集まりやすく、こもった熱気でむんむんとなった。
私が見られた他のバンドの演奏は、小ホールでの”哲楽団”、大ホールの2階フォワイエでの”アコースティック・ギターの会”(略して”アコギの会”)、と大ホールでの”全員集合”を少し、4階会議室のヴォーカル”トントンさん”(バック・ミュージシャンが素晴らしい、ピアノの大橋高志さん、ベース小林真人さん、他)大ホールの2階フォワイエの”中島由造保存会”(右手だけで2本スティックを掴んでドラムを叩く中島さんと、それをサポートする周りのミュージシャンとで理想郷のような世界が出来ていた)、4階会議室でのナチェス(田部さんに声援を送る)、そして、最後にギターの阿部寛さんをリーダーとして、トランペット下間哲、クラリネット清水万紀夫、テナー・サックス田辺信男、ベース小林真人ら一流トラッド・ジャズ・ミュージシャンの面々を大ホールの2階フォワイエで堪能した。全員がアコースティックで、それぞれの音色を存分に響かせ、お互いを尊重しながら、素晴らしいハーモニーを聴かせる。一人一人の個性豊かな力量が揃い、年輪を感じさせる味わい深さ、それを認め合って、愉しみ合って演奏しているのがありありと伝わってくる。人数は多けりゃ良いという訳でなく、音色のばらけ具合から言って、この位がちょうど良い。デキシーやニューオリンズ・ジャズを「やかましい」と言って敬遠する方達にも、このようなアンサンブルを是非、聴かせたい。
それにしても、音楽は人、そのもの。何を考え、どんなアプローチを持ってやっているのか、誠実かどうかが出てしまう。今更ながら、つくづく思った。
12時50分から40分の枠で、大ホールの地下2階のリハーサル室で”アストロノーツ”タンゴ&ジャズをやらせて頂いた。バンドネオン池田達則、コントラバス大熊慧と私の3人に、途中でトラッド・ジャズの第一人者、ギターの阿部寛氏に参加して頂く。時間厳守だけど、なるべく曲数を入れたくもあり、最低限のMCを目指した・・つもり。でも「かつてのタンゴ・ブームの時代は、ジャズ以外の全てのポピュラー音楽を”ジャズ”と総称していたので、タンゴも”ジャズ”の仲間に入れて頂いてよいのでは?」と言ったのが良かった、と後日おっしゃって下さる方があって、有難かった。いつもながら、セッティングしかできず、即スタートとなってしまうので、ドサクサの感は否めないが、池田君は今までより、自分の表現を実現していた。今度は大熊君にもマイクを向けたいなあ。ぱらぱらのお客さんだったらどうしよう・・と思っていたが、思いがけずお客さまが集まって下さった。しかも、プロのジャズ・プレイヤーの顔がかなり見えて、その前で”ハニーサックル・ローズ”をやるのは、良い度胸(?)だった。お陰様で、阿部さんに助けて頂いた。リハ無しだったが、久しぶりにやった”カナロ・エン・パリ”でぴったりハマッて弾いて下さるのは流石でした。 応援して下さった皆様、ありがとうございました。
他に、超一流カメラマンで多才な”田部雅美フレンズ”でジャズをやりました。大ホールの2階フォワイエは、2階の食堂とつながる通路の場所なのだけど、不思議な空間となり、人も集まりやすく、こもった熱気でむんむんとなった。
私が見られた他のバンドの演奏は、小ホールでの”哲楽団”、大ホールの2階フォワイエでの”アコースティック・ギターの会”(略して”アコギの会”)、と大ホールでの”全員集合”を少し、4階会議室のヴォーカル”トントンさん”(バック・ミュージシャンが素晴らしい、ピアノの大橋高志さん、ベース小林真人さん、他)大ホールの2階フォワイエの”中島由造保存会”(右手だけで2本スティックを掴んでドラムを叩く中島さんと、それをサポートする周りのミュージシャンとで理想郷のような世界が出来ていた)、4階会議室でのナチェス(田部さんに声援を送る)、そして、最後にギターの阿部寛さんをリーダーとして、トランペット下間哲、クラリネット清水万紀夫、テナー・サックス田辺信男、ベース小林真人ら一流トラッド・ジャズ・ミュージシャンの面々を大ホールの2階フォワイエで堪能した。全員がアコースティックで、それぞれの音色を存分に響かせ、お互いを尊重しながら、素晴らしいハーモニーを聴かせる。一人一人の個性豊かな力量が揃い、年輪を感じさせる味わい深さ、それを認め合って、愉しみ合って演奏しているのがありありと伝わってくる。人数は多けりゃ良いという訳でなく、音色のばらけ具合から言って、この位がちょうど良い。デキシーやニューオリンズ・ジャズを「やかましい」と言って敬遠する方達にも、このようなアンサンブルを是非、聴かせたい。
それにしても、音楽は人、そのもの。何を考え、どんなアプローチを持ってやっているのか、誠実かどうかが出てしまう。今更ながら、つくづく思った。