室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

あるある探検隊・・

2006-01-31 22:49:07 | Weblog
 今日はTrad Jazz の練習の日。
「練習しすぎて下手になる~、あるある探検隊、あるある探検隊」と口の悪いともだちに云われても、めげずにでかける。知らない曲が多いので、いずれライブでやる、という時の資料にしたい意味もあって、いつも録音するようにしている。車中で「前回は、思ったように指がまわらなかった気がしたなあ」と思いながらMDを聴いてみたら、「結構ちゃんと弾いてるじゃん!」 勇気が湧いたところで着いた。
 明るい気分でいたせいか、前回より指がまわり、思ったことに近い感じで弾けてる気がしたのだが、異変に気がついたのが終了15分前。MDのスイッチを真上から良く見たら、液晶画面が真っ暗。「電池はまだ大丈夫のはずなのに、変だな~」と持ってひっくり返して、 ウラのスイッチが"Hold" になっていた。ということは、今まで皆さんと弾いた音は全く入っていなかったのだ。バッグの中でかってに録音スイッチが作動しないように、と思って"Hold" にしていたのだ。時々、やってしまうんだなあー。 「残したい録音に限って、残せない。あるある探検隊、あるある探検隊」ヤダモ!

歌配達の悪夢から2週間

2006-01-30 22:12:40 | Weblog
 卒園式で歌われる歌を再び、届けに行った。
奇しくも、前回、ちょうど2週間前の月曜日に歌を届けて足をくじき、医者通い(3回か・・)が始まったのだった。大丈夫、今日は姉妹園の方で、入り口は平らだから・・。と思いきや、なぜか玄関前の道路を工事中で、部分的にアスファルトが剥がしてある。「これは、気をつけなくちゃ」 まあ、何てことなく通り過ぎた。
 「早速、みんなの前で弾いて頂いていいですか?」もちろんです。教室内に、あっという間に子供たちがかたまって座る。歌の本人だけ前に出て皆の方を向いている。例によって、弾き語りをする。その間、あれほど賑やかだった子供たちは、一言も発せず、しい~んと聴いていたのには感心した。伸び伸びと活発に活動する時と、集中するべき時には集中するのと、メリハリの効いた生活を日頃から指導するのは並大抵の事ではない。指導者たち自ら、お手本として実践していなければ到底、実現できないだろう。 曲を披露し終えて振り返ったら、先生たちが涙ぐんでいる。いつもなら、それにつられてじーんと来てしまうのだが、子供たちの態度の良さに驚くという、別の事が頭の中にあったためか、つられないで済んだ。 さて、次の歌・・。

”はだかの王子様”

2006-01-29 14:27:51 | Weblog
 大学を卒業してまだ2年くらいの若い演奏者たちと仕事をした。
”品良く”育ち、大人に対する態度も感じが良い。仕事に対しても真面目で、譜面を送ってから日にちが少なかったにも関わらず、一応は目を通してあった。が、様々な場面で演奏の仕事をしていくには不可欠と思われる、所謂”名曲”にあまり接していない様子が見てとれた。これは、経験だけの問題なので、いずれは・・と思いながら、夜、音楽会へ行った。
 こちらも若いメンバーのオーケストラだった。モーツァルト誕生250年に因んだ企画だった。ヒトとは多少違う事をしたいという意欲は感じられたが、モーツァルトの合間に入れられたストラビンスキーは”ちんぷな音楽”が強調される効果しかなかった。木管群とホルンの間の音程の悪さもまだまだだな、の感は否めない。それより、バイオリン群がファーストが10人、セカンド8人いるのに、6人ずつ位にしか聞こえて来なかった。にも関わらず、「若い人たちの成長を喜ぶ」以上の暖かすぎる会場の雰囲気は何っ? 絶大な賛辞はもっと”コクのある音楽”ができるようになってからにしてくれ! ”はだかの王様”ならぬ”はだかの王子様”が育ってしまうゼ。

余裕のフリ

2006-01-26 00:13:52 | Weblog
 保育園の卒園生の歌を作っている。もう少しで次の曲が出来る。
このところ、毎日でかけていて停滞していたが、今日は進めた。
 与えられた詩から”トーン”色調のようなものをを読みとり、イメージする。冒頭の歌詞のイントネーションも重要なポイントになる。音符は常に、空中に無数に漂っているもので、ヒョイッと捕まえて、歌詞のイントネーションとリズムと「これしか無い」とぴったり来るものであれば、GO! あとは、聞こえてくるものを聴音して行く。
 あともう少しなんだったら、ブログなんか書いてないで、さっさとやってしまえば良いのに、それがそうは行かない。やる事が溜まっている時ほど、ご無沙汰の友人にメールを出したりしてしまう性分なのだ。(本当に追いつめられてる時は流石に、それどころではありませんが) まっ、明日、新鮮な気分で、見落としが無いか、点検してみよう。

書記

2006-01-24 21:35:43 | Weblog
 一般的に”ジャズ”というと、第二次世界大戦以降のモダン・ジャズをイメージする方が多いようだが、クラシック音楽の中にも「古典派」「ロマン派」「民族楽派」「近代・現代」更には「バロック」「ルネッサンス」と遡ればキリが無いし、「現代」も細かく言い始めたらキリが無いように、”ジャズ”も分類し始めたら有名プレイヤー一人一人になってしまうが、私の周りの”ジャズ”は、文字通り「クラシック・ジャズ」「オールド・ジャズ」「アーリー・ジャズ」等とも呼ばれ、総称で「トラディショナル・ジャズ」と呼ばれている。 1900 年代から第二次世界大戦前頃までの、生楽器中心の時代だ。少人数でも大人数でもマイクは1本。ドラムは本皮。ギターもベースもアコースティックだ。ラジオやSPレコードだった時代が、テレビやLPの時代に変わり、メディアが巨大化する事で、音楽の質も変遷を遂げる。
 アコースティック・ギターにこだわるギター弾きの会ができて、私の知り合い達が参加するというので、私も行き、”書記”になった。昨日の第一回の会合での仕事は、ノートを買って行き、参加者に名前と住所を記入してもらうだけ。やがて会合は親睦を兼ねた飲み会、単なる遅めの”新年会”となった。 やっぱし・・。

ステッキは何の為?

2006-01-22 22:58:47 | Weblog
 昨日降った雪は、寒さで凍り、朝はカリカリになっていた。
仕事にでかけるのに、今日は車は出せる状態ではないので、左右どっちを向いても坂ばかりだけれど、比較的なだらかな方を降りて、バス停へ向かった。畑の中のビニールハウスの屋根の雪がシュルシュルと落ちておもしろい。 時々、凍った道に滑りそうになるが、ステッキがあるから大丈夫。よく見ると、このステッキ、スキーのストックに似ている。手首を入れて体重をかけられるベルトがついている。そういえばステッキとストック、名前も似ているなあ。辞書を引いてみたら、英語でstick 同じだった。ストックはドイツ語だったのだ。ふう~ん。
 バスに乗って、降りて、駅までの道。数メートル前からタバコの臭い。んっ、あのオッサンか・・。両手をポケットにつっこんでくわえタバコか。この道は歩行禁煙ダド!ステッキでタバコ落としたろか~?出来もしないが・・。でも灰が顔に飛んでヤケドしても知らんけど、オッサンの吐いた息を吸いたくない。サッサと追い抜かして気がついた。あらっ?足痛いんじゃなかったっけ?

雪に埋もれた・・・

2006-01-21 22:01:59 | Weblog
 朝、起きたら一面、白一色。久しぶりの雪景色だ。
雪が降ると、うちの方のような住宅地は、殆ど人が外に出ない。静かだ。だからよけい、非日常的に、幻想的に見える。 せっかくの雪景色だから、寒いけど、カーテンを開けて外を眺めて、一日過ごした。 
 ずいぶん日が長くなってきたな、と思いながらも、薄暗くなってきたので、雨戸を閉めることにした。まだ降ってるなあ・・っと思ったその瞬間、出窓に置いていた卓上カレンダーが一階の屋根の上に落ちた! あら~っ、晴れて乾いても、紙が歪んじゃう。なんとか、拾い上げる方法は無いか? そうだ! 余ってるツッパリ棒に針金のハンガーをガムテープでくっつけて、窓から差し出した。ハンガーの先をカギ状に折り曲げて、三角になっているカレンダーの台紙に、突っ込んで拾えないものか、と転がしていたら、出窓にツッパリ棒で止めているカーテンが頭の上に落ちてきた。ムムッこれは、いかん!先ずはカーテンを直さなければ・・と思った刹那、哀れ、ハンガーをくくりつけたツッパリ棒も一階の屋根に落ちた。ア~ア、もうしょーがない。雨戸を閉めた。
 オ◯パラ、ごめんね。頂いたカレンダー落としました。晴れて、足治ったら拾います。

「マイアヒ~」

2006-01-20 14:01:55 | Weblog
 Piazzolla の楽譜を編曲して出版している事で、世界の様々な国からメールが届く。 米沢さんというPiazzolla 関係の楽譜の研究者の方のサイトから見つけてくるのだ。
 今もイタリア人のバイオリニストから問い合わせのメールが来ている。"LIBERTANGO" "OBLIVION" "ESCUALO" "ADIOS NONINO" のピアノトリオ用の楽譜が欲しいという。しかし、問い合わせだけで終わってしまう事がよくある。物価や国際通貨価値の違いで高いと思われたり、送金方法を「国際郵便為替」に限定しているせいもあるかもしれない。銀行為替だと、1500円の楽譜と送料330円の合計1830円を受け取るのに、2500円位の手数料がかかるのだ。 ギリシャの人が"Western Union" というのを教えてくれた。最近はそのどちらかにしてもらっている。
 珍しい国としてはモルドヴァがある。「マイアヒ~」が去年ヒットした国だ。この国からは送金してもらうシステムが無くて、とうとう送ってあげてしまった。代わりに何ヶ月もかかってモルドヴァを露語と英語で紹介した分厚い本を送ってきた。こんな本持ってるのは日本中で私だけかなあ~。「マイアヒ~」のヒットの時、モルドヴァの国名を知ってたのは、ちょっと自慢だった。

特別な事情

2006-01-19 23:55:10 | Weblog
 またまた足の話。
今日はで新宿のホールの地下でオケの仕事のリハーサルがある日。父は車で往復してくれる気で、病院の予約をすでに変更している。実は、捻挫の痛みがずいぶん軽くなっていたのだが、今更「電車で行く」とは言えない。駅から15分位(もしかしたら今の状態では20分位)も歩く自信は不確かだし、もちろん車で往復できれば、”楽”ダス。
 問題は駐車場だ。近くのデパートに停める事はできるが二千円の買い物で1時間。2時間停めるには五千円以上の買い物が必要だ。会館のホームページを見て、電話してみた。「オーケストラの練習で行くのですが、足を怪我してしまったので、車で行きたいのですが、駐車はできませんか?」「駐車できる台数分の駐車券はもう出してしまったのですが、そういう事情なら、特別に”身障者用”の場所を許可しましょう」助かります! しかし”身障者用”か・・。目立たないようにゴムベルトだけで固定していた上から、ギブスをはめて、包帯でぐるぐる巻きにした。これに母の登山用のステッキを持つと、なぜかビッコがひけるんです・・。
すんませ~ん!ちーとタバカリました。でも、完治じゃないから、許して!

ケガはイータカ

2006-01-18 23:21:46 | Weblog
 毎んち足の話で恐縮だが、二日ぶりに病院へ行った。
「内出血広がってますねえ。靱帯切れてますからねえ。」そんな話聞いてない。
「断裂している訳ではありませんが、靱帯が伸びて、一部切れているんです。それで内出血しているんです」「でも靴を履かなくちゃいけないんですよね?硬いギブスでなく、ゴムのベルトで固定する事もできますが、患者さんの良い方でいいですよ。」なんだ、それ?
「硬いギブスの方が、そりゃあ良いですけどね。それでも2-3週間はかかりますよ。」なんじゃあ、それ!?
仕方ないので、その場は硬いギブスをまた付け直してもらい、ゴムベルトは本番用にもらって(当然、買って)来た。とりあえず、明日のリハに履いて行けるサンダルをイトーヨーカドーへ買いに行った。つま先の閉じている”高級牛革”男性用、黒サンダル。¥2390也。
 もしかして、明日しか履かなかったりして・・。希望的観測。だとしたら、高い!!