室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

CDついに焼けた!

2010-06-26 13:55:39 | Weblog
                  


“にゃんこ様” がコメント投稿して下さったアドバイスのお陰で、音源をCD に焼くことが出来ました! “にゃんこ様” ありがとうございました!

midi ファイル自体をiTune に取り込んで、『CD 作成ボタンを押す』で、出来ました。(USB Audio Interface 要らなかった・・)


めでたく焼けたんですが、肝心の譜面の方の整備、最後のブラッシュアップをしたら、どうしても1小節削りたくなって、先のCD はボツになりました。


midi ファイルを作り直して焼き直したCD です。

                  


まあ、何とかできました。楽譜もスラー書きが終わって、コピー、製本で完成です。


これからもこの手が使えるのが、嬉しいです。“にゃんこ様” ホントに、ありがとうございました!







新宿南口

2010-06-24 23:09:03 | Weblog
大都会の中なのに、妙に余裕のある空間の使い方をしている場所があります。

新宿駅南口の信号を渡った右側、JR東日本本社ビル前です。  


 スタバ、ペッシュ・ドーロ、フランフラン、エディー・バウアー等が立ち並ぶ側と、JRビル、小田急ホテルとの間の空間。

『歩道』というには広く、『公園』ではないんだけど、ちょっとしたパブリック・スペースです。その空間を楽しみながらも、人々は忙しく通り過ぎる、そういう“都会っぽさ” がけっこう好きです。

通りの正面、メロード。☆印が新宿っぽい。  


窓ガラスに映るタカシマヤ・タイムズ・スクエア。




この通りに宮崎県のPRショップと広島県のパイロット・ショップがあります。先日、因島へ行った時に主催者が出して下さって感激した《はっさく大福》の旗が立っていたので、吸い込まれるように入ったのですが、残念ながら今日の分は売り切れ。

また行こう!


音源作成

2010-06-23 17:51:49 | Weblog
歌の編曲のご依頼を受けて、一応楽譜ができると、よくサンプル《音源》を作ります。イメージに合うか聴いて頂きたいとも思うし、予め聴いて感じをつかんでおいて頂く事でリハーサルもスムーズに行きます。

私は基本的に楽譜をパソコンで作っていますが、その楽譜製作ソフトに音をmidiデータ化してくれる機能が付いています。

依頼者が、普通のmidiファイルを聴けるパソコンをお持ちの場合は、メールに添付して一瞬のうちにお送りできます。

その手が使えない場合は、MD を聴ける方ならMD に入れてメール便します。しかしMD は近頃少数派になってきました。

何とかCD にしたいと思って、先月「ウチのパソコンはmidiファイル開けないんです」というソリストとのお仕事があった時にも一度トライしたのですが、その時はデジタル・ケーブルが無いと出来ないことが分かって断念。今回はそのデジタル・ケーブルを買ってきての再挑戦です。

まず、出来上がった音をMDに入れます。



楽譜ソフトは旧MAC (iBook 2002年製) に入っているのですが、内蔵スピーカーの違いか、MACBook の方が音がリバーブかかって音質が良いような気がしたので、EメールでデータをmidiファイルをMACBookに送って、MACBookからMDに入れました。

そのMDの音をインターフェイスでデジタル化してパソコンに取り込んで、mp3 に変換して、CDに焼く・・という計画です。


これがUSB Audio Interface/ UA-1EX




さて、このEdirol のUSB オーディオ・インターフェイスとMDをデジタル・ケーブルで接続して、USB をMACBook に挿しました。デジタル・ケーブルさえあれば、Sound It! というソフトが働いてバッチリ・・の筈だったんですが、



右上のウェーブ入力レベルを表すレベル・メーターが全然動かない。つまり、繋がっていない・・。

あ~あ、ダメか・・。


という訳で、方向転換。近所の百均にカセットテープを買いに行きました。

旧MAC をカセットデッキと繋がっているアンプに接続。 


結局、最もアナログな手段で《サンプル音源》が出来ました。(まあ、ご本人も「カセットテープがいい」とはおっしゃってましたが )



変だな~、USB Audio Interface/ UA-1EX 取り扱い説明書に「MDの出力をデジタルでコンピュターに取り込む」って書いてあるのに・・。


「MDウォークマンじゃ駄目なのかなー。」 夕焼けに向かって言ってみる・・。 




夏至

2010-06-21 16:10:30 | Weblog
夏至の朝の富士山。



夏に富士山が見えるのは珍しいです。ましてや、この梅雨の時期に。

先日、東海道新幹線の車内から見た時と同じように、頂上付近に、北斎が描く富士山のように雪が縦線になって見えました。

この後、雨が少し降ったのですが、じきに止みました。今年の梅雨は長雨になることがあまりないのかな、今のところ・・。


昨日の日曜日は、渋谷の児童館でお子様向けのコンサートがありました。駅からの道の途中で、めずらしい乗り物を見ました。正面から写真を撮るのは憚られたので、やや後ろからになってしまいましたが・・。



何でしょうね? どうもサイドカーのようなのですが、装飾がスゴイ! 昔流行ったトラック野郎を思い出しましたが。星条旗とかアメリカ風アイテムで目一杯、所狭しと飾り立てていました。


さて、コンサートの方は、先日福井へ行った時と同じようなバロック編成で、今回はチェンバロ付き。




私は、前半のプログラムで主にチェンバロを弾き、後半はピアノを弾きました。

リハーサル時間もたっぷりあり、本番もプログラムがぎゅうぎゅう詰めではなく、司会もソプラノの伊左次さんだったし、ゆったりと出来ました。めでたしメデタシ。


夜は西荻窪のミントンハウスへ”阿部寛トリオ” の演奏を観に行きました。ギターの阿部寛さん、ベースの小林真人さんのコンビに、今回のゲストはクラリネットの”キンちゃん” こと・白石幸司さん。



品の良いシルキートーンのキンちゃん。コーンというサックスで有名なメーカーのクラリネットで「1920~30年代の響きがする」と、マニアの一同ご満悦。確かにセルマーの音とは違う音色なんだけど、結局キンちゃんだと分かる”キンちゃんの音” がするのが面白いところです。『自分の音がする』という事は、その楽器を使いこなせているという事であり、自分の個性を持っているという事です。

   

同じくマニアの皆さんを喜ばせるCメロ・サックスの演奏もあったのですが、そのシーンの写真がなかったなー。




ハウス楽器”酒トラディバリ” で演奏する小林真人氏。『夜景モード』で撮影したら、《熱演写真》になってしまいました。

向かって右側の席で聴いたことがあまりなかったのですが、この”酒トラディバリ” の鳴りがすごく感じられ、Cメロ・サックスだけが対抗できるか・・と思うほどだったので、一番うしろのカウンター席に移動してみました。



以前から言われている事ですが、確かに一番うしろの響きは良いです。”酒トラディバリ” だけが突出することなく、阿部さんのソレンティーノも、キンちゃんのコーンもバランス良く聞こえました。特定の『レ』(中央のドの2オクターブ下)が鳴る度に、カウンターテーブルがブルンと震えていました。やっぱり”酒トラディバリ” 、すらっぱー先生が頻繁にお弾きになって、かなり鳴るようになったんじゃないかなー、と思いました。


ライヴの最後に"Chinatown My Chinatown" に飛び入り参加させて頂きました。この方たちとの演奏は、普通の新幹線からリニアモーターカーに乗り移るみたいな、次元の差をいつも感じます。《テンポ》《リズム》って、本当に数字などで表せるものじゃないんです。そのヒトの頭の中にあるイメージがそのまま《リズム》として出てくるので、『どういう音楽を持っているか』という事なんだけど。そういう“異次元” の音楽を持っているっていう事なんですね。それが面白いから観に行くんですけどね。


日曜日は中央線の快速電車が西荻窪を通過してしまうので、阿部さんは早めにライヴが終わるように時間を設定してくれるのですが、せっかく早めの電車に乗れたのに、寝過ごしてしまい、結局いつもと同じ時間に帰りました。トホホ・・。



昼間が一番長い《夏至》・・夏をめざして来たのが、明日から冬をめざして進むんですか?


どこか寂しいような・・。









バラが咲いた

2010-06-19 23:52:20 | Weblog
可愛いバラが咲きました。玄関よこ。




やさしいユリも咲きました。門扉よこ。




梅雨だけど、綺麗なお花がいっぱい咲く季節でもあります。


日本橋三越へ、日本画の中島千波さんの展覧会を見に行きました。



花鳥風月の中でも、特に“桜” で有名な千波さんですが、今回の目玉は”花菖蒲” の屏風絵。

四曲七隻。巾90cm の絵を4枚つなげて折り曲げる屏風(四曲)を7セットも横に連ねて、なんと24m の”花菖蒲” の絵が描かれていました。「本当は10連ねようかと思ったんだけど、この会場だと25m が限界だというので・・」とおっしゃってました。オランジェリー美術館の一室、丸い壁をぐるっと一周させる、モネの”睡蓮” を意識したそうです。


大作です。金箔の屏風を背景に見事にくっきりと描かれた24m の”花菖蒲” 。これは、伝統に基づく現代の日本美術として、世界に誇れる作品だと思います。


中島千波さんのご一家とは、鎌倉の音楽教室で講師をしていた時に生徒として初め奥様がいらして、じきにお嬢ちゃん達も私のクラスにいらして以来の長いおつきあい。その当時は、横浜の三渓園の中の臨春閣のふすま絵を、お父様の中島清之さんの跡を継いで描いていらっしゃいました。

それから『おぶせミュージアム・中島千波館』ができて、更に1995年にパリの三越エトワール(凱旋門に面した一周の内の一軒)の個展が行われて、その時に演奏に連れて行って頂くことになり、”大和絵” を作曲しました。あれからもう15年も経ったとは・・!

 
その後も時々展覧会があると、お知らせ頂いて伺っているのですが、今日は次女の絵本ちゃんに久しぶりに会えました。大人になった彼女を見るのは、初めてだったと思います。素敵な大人の女性になっていて、ホントに嬉しかったです。


ん~、計算はしない。





福井行きの長い一日

2010-06-18 10:35:44 | Weblog
福井県の三国にある三国高校へ行きました。日帰り・・

家を6:45 出で新横浜から7:52発のひかり号に乗車。

あーたまーをーくーもーのー、うーえにー出ーし~  

東海道新幹線に乗るときは、いつも富士山の姿に期待しちゃいますねー。

米原で乗り換え。  


福井で『えちぜん鉄道』に乗り換え。 駅のホームにこんなヒトが・・。


有名な東尋坊の方向に向かうローカル電車。日本の主食を支える田園風景。   

   単線。一両編成。駅ですれ違い待ち。


のどかで、どっしりとした歴史風土を感じながら、三国駅に着きました。どぴーかんっ! 
学校のマイクロバスが迎えに来て下さって助かりました。


創立102 年という伝統ある学校。明るく開放感のある印象を受けました。挨拶したり、声をかけて下さる生徒さんもいました。

学校に12時過ぎ着いて、早速お弁当ですが、これがすばらしい!  

左上の海老の下。小さめのカレイの煮付け。おべんとうにカレイの煮付けが入っているのは初めて見ました。他のお総菜もどれも美味しく、シャケの焼き具合も素晴らしかったです。しかし、一刻も早く音を出したい私たちは、おべんとうに感動しながらも1.5倍の早回しで頂いて、体育館へ。

演奏会場である体育館。  予想外の良い響き。

リハーサルの日に「じゃあ、会場の響きぐあいで、その時に決めましょう」と言っていた件がいくつかあったのですが、迷うことなくアッサリ決まります。「じゃあ、バロック系の曲はピアノ抜きで・・」


ストリングス・オーケストラにフルート、クラリネット、トランペット、ピアノが入るミニ・オーケストラです。編成のサイズから云うと、バロック時代のオリジナル作品と編曲ものというプログラムになります。その中に、より小編成の室内楽曲を入れてアクセントをつけた組み立てでした。70分の演奏時間内に60分はかかる曲目が入っていて、喋れる時間は少し。それでも何とか、高校生に魅力を感じてもらえるようにMC を詰め込んで入れたい、と思ったのですが、なんか急いで喋っていやしないか・・? 気になって、言いたかった事と余裕があれば入れる程度だった事が逆になっちゃったかな~

演奏内容は、メンバーのチームワークも良く、特に後半のアレンジものは皆さんのご協力のお陰で、まあまあうまく行ったと思います。あれだけの暑さの中で・・。


5時間かけて来て、三国に約4時間の滞在。駅の付近の観光案内図で、東尋坊や越前蟹、あわら温泉、永平寺などの絵を見て観光した気分を出して、さあ帰り道。

福井の駅ビルでお土産やお弁当を物色。
「タイムサービスですよー!500円」のと言われて、『焼き鯖寿司』をバイオリンの小笠原伸子さんと二人で1本、買いました。他にお総菜だけのお弁当も購入。

ちょっと分かりづらいですが、この『焼き鯖寿司』サイコーでした!      あぶって油分を焼き締められた鯖と寿司飯、その間に挟まれた生姜漬けと味付けシイタケとの絶妙なハーモニー! 「あの『焼き鯖寿司』を食べられる福井に行くのが楽しみ」と言いたくなる程の名品でした。福井県知事賞受賞だそうです。




琵琶湖付近に沈む太陽。長い・・けど、美味しい一日でした。


また結局、くいもんblog って?







福井行き用リハ

2010-06-14 23:54:06 | Weblog


木曜日に行く、福井での演奏用のリハーサルに出かけました。
弦楽合奏を中心に、曲によって、フルート、クラリネット、トランペット、ピアノが入るプログラムです。
バロックから古典派、ロマン派、ポップス、ジャズナンバーまで、曲目も編成も変化に富んでいます。面白いんじゃないかな・・?

全員で演奏する曲が入っていなくて、つい「アンコール、全員でできるように、木曜日までにやりましょうか?」提案しちまいやした・・。アハハ。


9時に終わって、速攻で帰宅。さあ、カメルーン戦
いいぞ、いいぞ、前半に先制点

GO! Go!


んー、これはツイッターか?




三金会

2010-06-13 11:44:29 | Weblog
またまたご馳走ブログ



《鳥居坂クラブ》という、大蔵省関係者でないと入れない素敵なロケーションで、美味しいランチを頂きながら、国際経済学者の黒澤清一先生のお話を伺う会《三金会》に参加させて頂いています。

物流業界、証券会社、貿易業界、製造業、不動産業、放送業界で長年活躍された(されている)皆さんに混じって、参加者の中で私だけが”浮世離れ” した職業ですが、音楽家といえども世間の経済状況、社会状況と無縁ではいられません。また、一社会人としても、分からないなりに政治や経済から目を離さず、ヒト任せにして置きながらクレームだけ言うような人間にならないようにしたい、とは思っています。

  大和芋の豆腐

皆さんで和気藹々とお食事を楽しんでから、ラウンジで黒澤先生を囲んで、まずは自己紹介をしながら経済に関する話題をそれぞれお話になりました。私も日頃思っている事「日本は海外に送金する手段はいっぱいあるのに、受け取る方法が少ないのはおかしいと思います」などをお話しました。

  ジュンサイたっぷりのお椀。ワインはボジョレー。


黒澤先生が日経新聞や雑誌からの切り抜きをコピーして持って来て下さった記事は、大投資銀行ゴールドマン・サックスが「サブ・プライムローン証券化商品を販売する時に、投資家に重要な情報を秘匿した容疑」で訴追された件と、「ユーロ危機で”金”高騰。今からでも金投資で資産を増やせるか?」という内容でした。

  お刺身。オシャレに氷の上の葉っぱの上。ワインはボルドー。

「ドルもユーロも急激に値が下がって、不安定になってきて”金”が買われているのに、日本は今が売り時と思ってどんどん売っている」「同じ敗戦国でも、ドイツはアメリカに対してはっきり意見を言っているのに、日本は安保条約を盾にされるとすぐ引いちゃう」「日本は紙に書かれた物を渡されると、すぐ信じちゃう」など、色々と印象的なお話が飛び出して来て、「先生!先生がぜひ、《戦略室》の室長になってください!」と言いたくなってしまうのですが、菅さんは官僚に取り込まれていて聞く耳を持たない・・そうです。

ん~! 一発、投書してみるかな・・?

  一口穴子寿司、チーズ入りゼリー寄せ、カステラ玉子、どれも絶品!(ワインが減っていない)


前日の《道産酒の会》でのメイン・スピーカー、菅原操さんのお話を伺っていても、フランス、ドイツ、中国、アメリカ・・(ニュースを思い出せば各国どこも)政府が自国の製品の売り込みに積極的な戦略的外交をしているのに、日本政府はとても消極的。民間は頑張っているのに後ろからのプッシュが無くて、ぐずぐずしているうちに取られてしまうケースが多いというお話を思い出しました。

消極的なのは、単にヒトが良いのか、想像力(創造力)の欠如から来るビジョンの構築ができないオバカなのか・・?

    


日本人の『ヒトの良さ、誠実さ』に触れて評価してくれる地元の方々の話というのは、よく聞く話であり、そういうイメージは失いたくないと思うけれど、一方では人材や技術の価値を正当に自己評価して、世知辛い国家間での波乗り競争に、勝ち抜く・・とは言わなくても、せめて沈まない程度には、先の見通しを持って、少しはオリコウに政府が立ち回ってもらいたいなー、と切に思います。


    


えーと、結局『食い物blog』かな・・?
《道産酒の会》では飲めない(車で楽器運搬のため)怨みを晴らすかのごとく、乾杯ビールの他にワイン2種類を飲んで、帰宅後に軽いズツーとなってしまいました。情けなやー・・ 




第211回東京道産酒の会

2010-06-12 15:43:57 | Weblog
木曜日は、北海道を愛し、北海道にゆかりのある皆さんが集い、北海道産の食材で調理された肴と北海道産のお酒に舌鼓を打つ《東京道産酒の会》でした。 にぎわし係としてお声がかかり、楽器持参で今回もプリウス号で参加させて頂きました。途中、三田の交差点で止まるとつい写したくなる東京タワー。 村上さんの「ヤー!」のかけ声で乾杯。

今回のお料理も大変おいしく、健康も考えられたものでした。

  冷やし豆腐、洗い葱、蛸キムチ、烏賊そうめん、牡丹海老など。


  功労賞(8の倍数、又はキリの良い回数参加された方々)の発表。

世話人であり、毎回司会進行をなさる堀田さん(一番左)は、台風で中止になった回以外参加(実質全回参加)の210回の大功労者。


メイン・スピーカーは、元JR北海道の総局長で、現在は海外鉄道技術協力協会で最高技術顧問をしていらっしゃる菅原操さんでした。

   

日本が世界に誇る新幹線の技術を海外に紹介したり、技術協力をする機構なのですが、お話を伺うと、高速鉄道の技術を持つフランスやドイツ等は、国を挙げて大統領が自ら売り込みに来たりしているのに、日本の政府は全くプッシュする事もないので、話が進んでも途中で横取りされるケースが多いのだそうです。台湾などでも、車両が走るようになったら、運転台はフランス製でフランス人の運転指導員が来ていたりするのだそうです。せっかく素晴らしい技術である事を認めてくれても、政治的な力が働いて他国に横取りされたり、政変で中止になったり、ご苦労が絶えないようです。でも、中国の重慶では日本人技術者の『手形』を付けた壁を記念に残したいというお申し出があって、ご苦労が報われるという事もあったそうです。新幹線、モノレール、リニア駆動の地下鉄の日本の優れた技術をアジア、ドバイ、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ各地へ広めるべく、今日も益々ご尽力なさっているお話でした。

スライドの機械をご自分で運んでいらして、矢印を指しながら説明して下さるので、お料理もこの後は暗闇の中となりました。     

 
   蟹てんぷらおいしかったです。


恒例のお誕生月の皆さんが杯を干す行事。人数が少ないと大変です。 


お楽しみ、利き酒ゲーム。純米酒、吟醸酒、本醸造かを当てます。各テーブル2人ずつ参加して優勝者が出たテーブル全員には中瓶がプレゼントされるので、みんなで応援します。

  

なかなか決着がつかず・・。最後に、日本酒造組合の中央会理事という”専門家”の高橋利郎さんが残って関白殿下位に。

  


関白殿下がお召し替えの間に、声楽家の北川智子さんと私がミュージックタイムを担当します。乾杯後の”皆さんの歌コーナー” で『夏は来ぬ』を歌いましたが、ここでも『椰子の実』を皆さんもご一緒に歌って頂き、それからそろそろ梅雨入りの噂もあるので『雨降りお月』を北川さんに歌って頂き、私がショパンの『雨だれ』を演奏しました。(ホントは、まだご披露する予定の曲もあったのですが、そこはLIVE ですから、色んなことがあります)

さあ、関白殿下の登場。讃える皆さん。

 


そして最後に乾杯で〆めてお開きとなりました。 





毎月、第2木曜日の道産酒の会は、7月8月は夏休み。9月にまたお目にかかれたら嬉しいです。






因島市民会館公演

2010-06-07 20:18:58 | Weblog
土曜・日曜は、尾道一泊で、東京室内管弦楽団・因島公演の仕事に行ってきました。

今回は団体切符で行く『団体行動』のため、前後に自由観光はできません。東京駅集合、いざ出発!



西日本へ行くため、日が長いのを感じます。19:15でこの明るさ。飛行機雲が見えました。




しかし、速いです。4時間で新尾道まで行っちゃうんですから・・。お迎えのバスでホテルへ。宴会場のある立派なホテル。

     

『夕食付き』と依頼書に書いてあるのが、メンバー一同大変気にかかるところでありました。どんなんかなー? 期待しちゃうな~、ゴックン・・。


こんなんでした~!

      

大ごちそう! お刺身はマグロ赤身、カツオタタキ、烏賊の他にウニ、太刀魚まで。大根のコンソメ煮の上にはアワビが乗っています。塩から、桜エビなど珍味系もいろいろ。新鮮な車エビのピーナッツ揚げ、もちぶたのソテーに緩いマッシュポテトの餡がとても美味しく。写真を取り損ねましたが、白身魚(スズキだったと思う)の白ワイン蒸し梅風味茄子添えなども印象に残るお皿。〆は穴子丼。ウニのお汁。デザートは初物スイカ、メロンに水まんじゅう。

ぜ~んぶ、平らげました。我ながらよく頂きました。

ここまでのご馳走を期待していたヒトは居なかったので、本番へのモチベーションは一気に上がったのでした。


そして翌朝の朝食。またまた豪華!

  8:15出発のプレッシャーがかかる中、完食。

体の芯はまだ目覚めなくても、前夜のモチベーションは目覚めていざ尾道国際ホテルを時間前に出発。


有名な《しまなみ街道》

  



会場の《因島市民会館》到着。すばらしいロケーション!楽屋から見える景色、サイコー!




先ずは、ゲネプロ。   

弦楽器群がよく聞こえる、トラディショナルな良い響きのホールです。


楽屋弁当も豪華な予感。やっぱし・・!

  

デザートに用意して下さった《因島はっさくゼリー》《はっさく大福》も大感激!


豪華楽屋弁当を堪能したら、どーしても海の側まで行きたくなって、バイオリンのまみ子さんとお散歩をしました。

   

泳いで渡れそうな島々。
   


今回は、観光ができない、行って帰ってくるだけの『伝書鳩しごと』・・と思っていたのが、思わぬ大ご馳走大会に、つかの間でも気持ちの良い散策ができた・・と思いながら会館へ戻る道に、本物の《鳩小屋》が!

   街のあちこちに看板。 


開演前。      この後、満席に。本番→ 


本番は、19年ぶりの東室の訪問を楽しみにして下さっていた皆さんの暖かい歓待のお陰もあって、大変盛り上がりました。地元の小学生たちが『世界に一つだけの花』をきれいな声で歌ってくれて、会場が一つになり、思い出にのこるコンサートとなりました。

再び『しまなみ街道』 やっときれいに撮れました。


新幹線乗り換えの福山駅。のぞみ号に乗り込むメンバーたち。


 最後に食べた駅弁。『豚みそ焼き弁当』豚肉が重ねられて乗っていてなかなかイケました。



慌ただしかったけど、とにかくお食事に恵まれ、歓待して頂きに行ったみたいな、2日間でした。

紙芝居みたいになっちゃったなー。