室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

百円ファン

2006-06-30 15:13:30 | Weblog
3~4年前から百円ショップを利用している。
キャンドゥやダイソーばかりでなく、色んな百円ショップへ行く。私の場合、文具関係が多い。小分け用ビニール袋はサイズが色々あってありがたい。チラシやプログラム印刷にも使える色紙や薄紙、カラー封筒は重宝している。もちろん、意外に使いづらかった物もある。修正テープ、3個で百円だったが、薄すぎて切れ切れになってしまい使えない。セロテープ類も薄くても構わない場合しか使えない。
 文具以外では、ムーミンの絵が付いている小銭入れ型のポーチにはアクセサリーを入れて使っている。ムーミンが百円かあ・・。マグカップは2千円以上するのに。ビンゴゲームも百円ショップ。カードも景品も百円ショップで揃う。
 リボン付きのポプリ玉の束はなかなか良かったのだが、短期間しか売らなかった。その後も同じショップへ何度か探しに行ったが二度と無い。百円の口紅。気に入った色があって、2回買ったが、3度目に行った時は、同じ色は廃盤になっていた。もう一つ、ダイエーの百円ショップコーナーで売っていたデンタルフロース。55mでミントの香り付きでも、無しでも百円。普通のドラッグストアでジョンソン&ジョンソンの物などだと、700円位はする。それが百円だったのだ。残念ながらダイエーの縮小に伴い、見つけられなくなった。
 最近のヒットが、健康サンダルだ。ポチポチの突起が足裏を刺激する。初めは、靴下無しでは痛くて耐えられなかったし、足裏の皮が剥けたが、慣れてきた。これは、大変良い。百円で大きな効果。しかし、みんな殆どが中国製? う~ん、黄砂の事など文句を云えないのか・・?
 

サッカーW杯負けて

2006-06-25 12:20:37 | Weblog
 サッカーW杯での日本の予選敗退の結果に色んな人が色んな事を云っている。
いつも、オリンピックや高校野球や大学駅伝などを見るたびに思うのだが、本大会に出られた選手は、厳しい予選を勝ち抜いた精鋭たちなのだ。出場しなければ非難や怒声を浴びせられる事もない。選手は観客の代表なので、選手を非難する事は、自分を非難するのと同じだ。
 日本は国策でスポーツをやっている訳ではないし、商業主義で(ゼロとは云えないが)やっている訳でもない。また、スポーツだけを心の拠り所として(中にはそれに近いサポーターもいるかもしれないが)やっている訳ではない。それぞれの自由意志でやっている健全さを誇っていいと思う。でも、それでも出場したからには勝って欲しい。
 前回のトルシエ監督の時はチーム内のルールに厳しく縛られた事への反発が強く、ジーコ監督は自主性を重んじる方針が手放しで歓迎された。しかし、それが今、無策と云われている。私たち日本のクラシック音楽教育を受けてきた者は、日常、大変厳しいレッスンを受けていて、ある日、外人の先生のレッスンを受けるとやたらと褒められ、良い気分にさせられて、のびのび演奏できる、という体験をしているものだ。これは、日本の先生が良くないのではなく、日常の先生達の指導で、自分に対する厳しさを学び、より高い向上心を持って臨んだ故に、いきすぎた堅さをほぐされ、開放され、自由さを得られるのだ。これがのびのびした表現につながる。何も無い初めから個性の尊重も何も無い。つまり、高い意識と向上心、それに日本人の場合、危機感を持って進んで行く事が肝要だと思う。それでやって来て負けたのなら仕方ない。ジーコ監督に言わせると「プロ意識が足りない」のだから、まだまだという事なのだろう。
 マスコミやスポンサーにも踊らされて、日本中がフィーバーさせられたけれど、見る側も受け止めるべき事は受け止めないといけないと思う。・・と偉そうに云ってみたが、私自身、最近、高い意識と向上心、弱まってるなあ。危機感だけ、かな・・。

マジック&トリック

2006-06-23 12:16:51 | Weblog
 近頃、漫才お笑いブームに加えて、マジック・ブームのようだ。
先々週に行ったパーティの仕事にも女性の手品師が来ていた。控え室が一緒だったのだが、かわいいバスケットを開けると鳩が入っていた。その内の1わが飛び出して丸テーブルのクロスの影でバタバタ暴れて興奮している様子だった。手品師はひらひらスカートのお尻だけを見せてテーブルクロスの下で、しばし格闘していた。暴れる鳩を押さえつけるのではなく、それに付き合い、また別の大人しい鳩をつかんで、その側に置くなどしているようだった。やや手こずっていたが、最終的にはショウは上手くいったみたいだった。
 先日、TVでセロを見た。二つ折りにした百円玉が、フッと息を吹きかけるとぴんと戻った。一万円札の福沢諭吉の顔にサングラスを描いて、そのサングラスをスライドさせたり、ラコステのシャツのワニマークを動かした挙げ句、本物のワニに換えて見せた。更に、八景島の水族館で小さい水槽の中にトランプをガラス内にはじき入れて、水槽の反対側からガラスを指で押し破って手を突っ込み、トランプを取り出して見せた。う~ん、鮮やか。お見事!
 ところで、私は仲間由紀恵主演のドラマ”トリック”ファンである。そのドラマで「全てはネタの有るトリックだ、とマジシャンだった父に教わった。」というシーンがあった。二つ折りの百円玉は、予めどこかの隙に本物とすり替えられたのだろう。サングラスを描いた一万円札はタレントのお財布から出てきた物で信用できない。ロコステのブティックの撮影にラコステが協力をしない筈はない。紙で隠した袖口からワニを出すのは容易いだろう。水槽のガラスが「柔らかくなった」と云っていたが、そもそも八景島水族館であんな小さい水槽が巨大水槽の前に置いてあっただろうか?前にも、街のブティックのウインドウを通り抜けるマジックをTVで見た事があるが、そんなら、うちの窓をすり抜けて見せてくれ。そうしたら信じよう。どうだ!「全て、お見通しだ!!」と仲間由紀恵の決め文句を云いたいところだが、それじゃ、どういう仕掛けでムニョムニョっとガラスを指で押し破るんだろう?厚めの紙ナプキンで隠していたなあ・・。う~ん、それにしても、鮮やかな手さばきだ

語感と命名研究

2006-06-20 22:43:05 | Weblog
 ホームページ上で音まで鳴らして内容、解説を公開しているジャズ・オーケストラだが、これを地方の鑑賞教室にどうか・・という話が出ており、企画書として「提言」と「プログラム例」を作った。採用になるかどうか、未だ分からない。
 ここで、オーケストラの団体名を考えなくてはならない。鑑賞教室向けという事でCDよりは、ややクラシック音楽寄りになりそうなので、ジャズとクラシックの”調和”の意味も込めて”ハーモニック・ジャズ・オーケストラ”とした。これに固有名詞を付けて個性を出したいと思った。ここからが問題だ。
 先週、NHKの「知るを楽しむ」の再放送で”語感の力”という口座を見た。日本語の1子音1母音の組み合わせという特徴を利用して、耳から受ける”語感”の印象の研究がマーケティングにも活かされていると言う。私もコンサートの企画内容を考えたり、チラシを作ったり、MCの台本を書いたりという機会が結構ある方なので、耳から来る”音”や、目から入る”文字のかたち・配列”等は意識している方だと思うが、受ける印象のカテゴリー別にグラフを作って分析するのには驚いた。
 今回の鑑賞教室の話を持って来たバイオリン奏者と指揮者の職場のある浜松町、大門あたりの地名を”ハーモニック・ジャズ・オーケストラ”の前に付けたら良いかも、と思うのだが、果たして”ダイモン・ハーモニック・ジャズ・オーケストラ”又は、”ベイシティ・ハーモニック・ジャズ・オーケストラ”はたまた”グレートゲート・ハーモニック・ジャズ・オーケストラ”等の候補名を、語感研究の観点から見たらどうなのかな?”ダイモン”は逞しく、雄々しく、懐かしい響きも含むが、最後の”ン”でやや未熟な感じ? ”ベイシティ”は都会的で、爽やかな”S”を含む響きがあるが、”イ音”が多い為、やや軽そうな感じ? ”グレートゲート”はどうだろう・・?どっしり力強い”G音”が2つ有り、”レ”も”ト”も深みと充実感があると思うのだが、”ト”2つで長すぎるか・・?などと云っていると一つも良いのがなくなるなあ・・。

お幸せに・・

2006-06-13 00:16:32 | Weblog
 かなり久しぶりに披露宴に出席した。
出席といっても、新婦がバンドネオンのマエストロのお弟子さんで、先生の演奏”おつき”の仕事だったのだが、席を用意して下さったのだ。
 新郎新婦とも家族、友人、同僚に愛される人柄なのが良くわかる、素晴らしい披露宴だった。新郎はなかなか体格がふくよかで、ご友人たちに「結婚できた奇跡」とまで云われていたけれど、まあるい笑顔は「頼まれたら断れない人の良さ」そのもの。新婦はバンドネオンの懇親会兼発表会の時に面識があったが、誰にでも素直に誠実さを持って応対できる感じの良い方で、新郎を信頼しきっている様子が、微笑ましく好感が持てた。この幸せがずっと永く続いて欲しい、と心から思った。
 赤坂見附のホテルでの披露宴の後、渋谷のホテルのパーティの仕事を入れていた。披露宴は4時終了見込みで、30分延びても4時半には赤坂見附を出て、5時前に入ればOKという了承を得ていた。披露宴での余興の最後がタンゴの演奏出番だった。演奏開始がすでに4時を回っていた。3曲の予定でいたが、「アンコール!」という事になり、”リベルタンゴ”もやった。演奏を終えて、ご両親への花束贈呈の間に抜け出せるかな・・と思っていたが、唯一の出入り口の前に屏風が立てられて、抜け出しようがなくなった。これで両家代表謝辞の終了まで、つまり”完全終了”まで抜け出せないという事だ。その新郎のお父様の謝辞で「私はうまく話ができないので謡曲を・・」と云われた時は、一瞬、真っ青だったが、た~か~さ~ご~や~「ひと節」で終わって胸をなで下ろしていたら、新郎ご本人が謝辞を述べながら胸がいっぱいになっている。もう開き直って、私も新郎の感極まっているのに感動し、更に新婦がしっかり簡潔に述べているのに感心した。
 赤坂見附から渋谷までタクシーで約10分。国道246をスムーズに行き、無事、仕事には間に合った。洋食フルコースを平らげて来たのに、パーティ仕事での楽屋弁当を殆ど完食。帰宅後、夜半すぎにお腹が鳴り出したのには、驚いた。 胃拡張傾向か・・?

ミロンガで初コンサート

2006-06-05 22:06:18 | Weblog
 土曜日にタンゴのコンサートがあった。神田神保町にある”ミロンガ”という喫茶店だ。
1950年代、60年代の大ブーム時代からのタンゴ専門の”レコード喫茶”だそうで、マニアの中では有名らしい。外も内もレンガ壁でライティングもいにしえの雰囲気。古そうなLPの棚があり、バンドネオンも飾ってあった。50年も歴史があるのだが、生演奏は初めてだという。
 当然ピアノは無いので、ポータブルのクラビノーバを車で運んだ。予めお店の場所は下見したし、周辺は一方通行だらけなので地図も入念に、何枚もプリントして行った。6月1日からは路上駐車に厳しくなったニュースもしこたま見た。ひたすら国道1号線を北上してお堀に出て小川町まで順調に行った。左折して駿河台下の交差点を少し過ぎた所を左に入る予定だったのだが、道があまりに狭くて、入れそうもなく、三省堂の先の書店前に留め、お店に電話をした。救援隊に楽器他を運んで頂き、お店の方を助手席に乗せて、パーキング探しを始めた。あてにしていた地図上の駐車場は消失していて、近所のパーキングメーター付きに留めるつもりだったが、どこも空いていない。百円パーキングも5台全部埋まっている。「あとは、留めにくいですが、店の隣の隣の前だけ少し広くなっているので、そこなら私道ですから大丈夫なんですが・・。」周辺を3周ほどして、ついに決心して、超狭い通りに入って行った。そこはその日は営業していないらしくポリバケツと電信柱だけ気を付ければ留められそうだった。やっと、しかも無料で留められた。ラッキー!
 肝心なコンサートはどうだったのか、と云えば、「ツクマンの月」というアルゼンチンのサンバ(ブラジルのサンバとはまるで違う、3拍子と8分の6の組み合わせ)以外は何度もやっている曲ばかりだった。キーボードとアンプの音量、タッチとリバーブのバランスで、アコースティック・ピアノとの違和感をカバーする。思ったよりは巧くいったかもしれない。ベース抜きをもカバーできたかも。ただ、グリッサンド多用の曲は多少つらい。あれっ?アコースティック・ピアノでも痛かったっけ?喉もと過ぎるとすぐ忘れちゃうなあ。
 お客様は大変よろこんで下さり、お店の方達にも良くして頂き、花束やお土産まで頂いて帰ってきた。本格ゴンタは愉しい。 企画して司会までやって下さったマニアの中村さんに感謝だ。

深夜のTVから

2006-06-04 12:40:58 | Weblog
 近頃、金曜日の夜中(土曜になっている)とてもNHKとは思えないTVをやっている。
「謎のホームページ・サラリーマンNEO」ショート・コントのドラマの連発。”世界の社食から”はテレ朝のパロディ。”コントを読む”はNHKのパロディ。”サラリーマン体操”はいねむりを見つけられそうになった時のごまかしかたを体操にして笑わせる。 そうか、火曜の夜の再放送なのか・・。NHKのホームページを見てわかった。
 そのまま次の番組も見てしまった。「ゆるナビ」という番組でこれもコーナーが分かれている。その中で、去年だったか亡くなられた原ひさ子さんを取り上げていた。無理をせず、自然体で女優を続けてこられたイメージがあるが、実は、足腰を鍛えるために2階を寝室にして日に何度も階段の上がり降りをしたり、毎日犬の散歩にでかけ、風景や花を愛でて俳句を詠んだり、様々な努力を心がけてをしていらしたそうだ。96歳で亡くなる最後まで現役。
Bob Greene83歳。日野原重明94歳。上には上がいる。
夜中にTVを見ている場合じゃないか・・。

ジャンクメール

2006-06-01 23:08:32 | Weblog
 毎日ジャンクメールがしこたま来る。
家にいる日は、朝昼夜、Outlook を開けては捨て、開けては捨て・・。60~80位来るメールのうち、知っている人からのメールは本の僅かだから、どんどんdeleteキーを押しまくる。「メール見てもらえました?」「○○パーティのお知らせ」「写メール付けました」海外からのも少なくない。「ストック・マーケット」「バイアグラ、ロレックス」「私はある国の元大統領の息子です」勘弁してくれ~! 
 だからもう、捨てまくる。中には、昨日会った人の送信名があったりして、手が止まる。な~んだ、やっぱり”変な勧誘”だ。ところが、快調に捨てまくっていると、間違って必要なメールを捨ててしまったりするから腹が立つ。MAC なのでウィルスの心配は無いのだが、全く、無駄な時間を取られていると思う。アドレスを変えても2日でまた来る。海外の友人や楽譜の問い合わせが来るので、英文メッセージをチェックするだけの対策は使えない。何か良い方法はないだろうか・・。