春がすみ ロケット飛んで 野球勝ち
今朝の良い気分を句にしてみました。春のなんとなく嬉しい気分とグッドニュースを盛り込んで、我ながら冴えているか、と・・。
さて、チラシ&チケット作製状況を載せて参りましたが、いよいよあと一ヶ月となりました、自主コンサートのご案内をさせて頂きます、でございます!
4月15日(水)夜7時(開場6時半)滝野川会館 大ホールにて
「阿部寛 & ローリング20's ジャズ・オーケストラ」
20世紀初頭に生まれたジャズは、ヨーロッパのクラシック音楽が300年間かけて進んだ歩みを、わずか50年で駆け抜けて行きました。その間に、生演奏のみでしか聴けなかった音楽は、ラジオ放送、SP(78回転)LP(33回転)などの録音、映像も映画がトーキー、総天然色(カラー)、そしてテレビの誕生・・と、技術の発達と共に発展し、その後も大きく変化するメディアと共に、ビデオ、CD、LD(廃れた)、DVD・・とジャンルを問わず、マスメディアによる巨大産業の時代へと変化しました。
その中で、まだ余り電気処理をしない時代にあって、最も高度に発達したジャズ・オーケストラのジャンルがありました。1920年代から30年代の最先端の音楽でした。ポール・ホワイトマン楽団、フランキー・トランバウアー楽団、ジーン・ゴールドケット楽団、もう少し後発でジャッキー・グリスン楽団などがそうです。もっと他にもいっぱいあった、そういう時代だったのです。
中でも、ポール・ホワイトマン楽団は、ファーディ・グローフェ(”グランド・キャニオン”の作曲者)など、優秀な編曲家を擁して、お金に糸目をつけない態勢で活動をしていたようです。(たしか世界初の”カラー映画”はポール・ホワイトマン楽団の”キング・オブ・ジャズ”だったとか)ガーシュインが”ラプソディ・イン・ブルー”や”ピアノ協奏曲ヘ長調”を作曲・自演したのも、その環境があったお陰であったのはよく知られています。
この『阿部寛とローリング・トゥウェンティーズ・ジャズ・オーケストラ』は、その時代の雰囲気がするサウンドが好きな演奏家が集まって、今日では実現しようとする人があまりいないこのジャンルですが、「こんな素敵なサウンドが有るんですけど、いかがですか?」とやってみたい、という企画です。
リーダーの阿部さんは、1920~30年代のジャズに特に精通していて、周囲の賛同者を巻き込む形で2005年にCD"Echos Of 78's Era"をリリース。それ以来、毎年ライブでこのジャンルの演奏を継続して来ましたが、東京ほくと医療生協・中里支部のご協力を得て、今回初めて、コンサートホールでの演奏会の運びとなりました。
出演メンバーはすごいです。
フルート&クラリネット&サックス 等のリード・セクション
清水万紀夫さん(マルチ・リード奏者、シナトラ等海外からの超有名シンガーの伴奏を多数経験の大ベテラン) 田辺信男さん(テナー・サックス、同多数経験の大ベテラン。谷啓バンドで阿部さんとご一緒) 後藤雅広さん(クラリネット、ニューオリンズ名誉市民。明るく伸びやかな音質で定評がある) 副田信孝さん(マルチ・リード奏者、ウェストサイド・ストーリー等の演目を海外で多数演奏)
金管セクション
下間哲さん(トランペット、柔らかで暖かい音色のコルネットとヴォーカルにも定評。エルクハート・ジャズフェスに毎年出演) 奥村晶さん(芸大出身、日本音楽コンクール入賞、ニューハードを経てスタジオ、ミュージカル多数演奏) 中島三郎さん(トロンボーン、デキシー音楽の大ベテラン) 市川勉慶さん(トロンボーン、薗田憲一とデキシー・キングスの若き後継者) 鹿討奏さん(トロンボーン、芸大&大学院卒。スタジオ、ミュージカル多数演奏) 河野肇さん(ホルン、元・新星日本交響楽団団員で現在はフリー。今回の企画のプロデューサー)
リズム・セクション
小林真人さん(ウッド・ベース、アコースティック・ジャズに精通。SPやオーディオのマニアでもある。オランダのブレダ・ジャズフェスに毎年参加) 加藤人さん(チューバ&ウッド・ベース、日大芸術学部チューバ科卒。オールド・ジャズ・チューバの第一人者) 日高弘さん(ドラムス、ジャズのみならず様々なジャンルに精通。谷啓バンドのメンバーでもある) 加藤亜依さん(パーカッション、芸大&大学院卒。スタジオ、ミュージカル多数演奏。アドリアン・ロリーニのマニアとなり、以来ビブラフォン、チューブラベル等多数輸入。現在はソングベルの到着待ち) 大木理恵さん(ハープ、ローザンヌ音楽院卒。加藤亜依さんと出会いジャズに引き込まれた)
ストリングス・セクション
西田史朗さん(バイオリン、劇団”四季”などのミュージカル、オーケストラのゲスト・コンマス等) 谷口亜美さん(バイオリン、劇団”四季”などのミュージカル多数演奏) 村越麻希子さん(バイオリン、劇団”四季”などのミュージカル多数演奏) 河野啓子さん(バイオリン、元・東京フィルハーモニー団員) 岡さおりさん(ビオラ、劇団”四季”などのミュージカル多数演奏) 菅野大雅(チェロ、劇団”四季”などのミュージカル多数演奏)
指揮者
佐藤和男さん・・・ペドロッティ国際指揮者コンクールに入選。オペラからミュージカルを得意とする。イタリア留学のイメージから”フィレンツェ”とあだ名されている。
リーダー
阿部寛さん・・・ジャズ・ギタリスト。劇団四季をはじめ、様々なミュージカルや舞台、スタジオ・ミュージシャンとして長年活動をしているベテラン。昨年は四季のほか、”シカゴ”でもステージ上で演奏。先月はNHKの”きよしとこの夜”で西田敏行やベッキーの伴奏で映っていました。谷啓さんのバンドのメンバーでもあり、またバンジョーでは、N響をはじめとした主要なオーケストラでガーシュインやショスタコービチの特定の作品で、欠かせない存在でもあります。
ピアノ
中山育美・・・わたしです。チラシ&チケット・デザイン、なぜか自主的に担当。十数曲の譜面作り、なぜか自主的に担当。上記のような”すごい”ミュージシャン達が集まるのに、リハーサルまでに譜面ができるんでしょうか・・? 大丈夫なんすか?
・・・で、どんな曲やるんすか?
『白い渚のブルース』『ブルー・ムーン』『スマイル』『スターダスト』『ラプソディ・イン・ブルー』・・とチラシには載ってます。
さあ、やるしかないゾ~!
ここで、また一句。
コンサート ひと月後には 終わってる。
アハッ。冴えてるんだかどーだか・・。