午前の用事のあと、夕方の用事までの時間、映画を見た。
何か手頃な良い映画はないかな・・?と、道産酒の会の世話人のお一人、慶田さんのホームページ http://keida.cocolog-nifty.com/ には、よく映画の情報が載っているので、予め調べておいた。慶田さんは、日本アカデミーの投票権をお持ちなくらいの映画通で、先日も「貴女が見て下さっていると聞いて、最近、映画の話題の中にも音楽を意識して書いてます」とおっしゃってらしたので、益々よくチェックしている。そして”奇跡のシンフォニー”を見た。
孤児院で育った11歳のエヴァンは、愛と音楽に飢えている。身の回りの自然や生活の中に音楽を聴き取り、その音楽の中に会ったことのない親の存在と愛を感じている。孤児院に預けられたのは「何か事情があったんだ」と信じて、孤児院を脱走し、ヒッチハイクでニューヨークに着き、街の音を身体いっぱいに浴びて、音楽を感じる。ストリート・ミュージシャンの子供と出会い、初めての楽器、ギターに触ることができる。触るや否や、音楽を表現できる喜びを得て、何とも幸せそうな顔をする。
エヴァンの母親は将来を嘱望されたチェリストで、ある夜、演奏会が成功した後に夜風に当たりに屋上へ出て、同じくライブ後の夜風に当たっていたロックシンガーと出会い、恋に落ちて身ごもってしまう。彼女の父親に引き離され、出産直前の交通事故で「子供は助からなかった」と言われ、密かに孤児院へやられていたのだった。
エヴァンはストリート・ミュージシャンの子供達の元締めに才能を買われて”オーガスト・ラッシュ”という芸名を付けられる。それがこの映画の原題になっている。元締めが警察の手入れに遭って、逃げたエヴァンはたまたま教会のゴスペルグループと出会い、それがきっかけでジュリアード音楽院に入学できる。ジュリアードでも短期間に才能を認められて、作品を発表する機会が与えられて、オーケストラを指揮することになる。
一方、エヴァンの母親は彼女の父親の死の床で、実は息子が生まれていた事を知り、子供を捜しつつ演奏活動にカンバックする事になる。それが息子と同じ演奏会で、というのはデキ過ぎだけれど。父親のロックシンガーも失恋の痛手から音楽活動を止めてしまったが、偶然活動再開してニューヨークに来て、ストリートでプレイしていたエヴァンを息子とは知らずに出会い、セッションしたりもする。
エヴァンが「ジュリアードのオケで演奏する」と話すのを信じずに聞き流してその場は別れるが、街の宣伝旗を見て、野外コンサートに吸い寄せられて行く。そこで探していた恋人が、自分の演奏を終えて、探していた息子に違いないと確信しながら、指揮をしている少年を見つめている場面に出会い、すべてはハッピーエンド・・となる。
すみません。慶田さんと違って、ストーリーを全部書いてしまいました。
でもね、”音楽の存在”をテーマにしたという点で、素晴らしい映画なんです。忘れられない強烈なメロディが出て来るわけではないのだけれど、音楽は耳をすませば、というか、その気になれば、どこにでも存在しているもので、「その気になることが音楽そのものなんだ」という事を思い出させてくれました。仕事をこなす生活が続くと、こんな分かり切った事を忘れちゃったりするんですね。ダメじゃん、11歳の子供に思い出させてもらうようじゃ・・。

何か手頃な良い映画はないかな・・?と、道産酒の会の世話人のお一人、慶田さんのホームページ http://keida.cocolog-nifty.com/ には、よく映画の情報が載っているので、予め調べておいた。慶田さんは、日本アカデミーの投票権をお持ちなくらいの映画通で、先日も「貴女が見て下さっていると聞いて、最近、映画の話題の中にも音楽を意識して書いてます」とおっしゃってらしたので、益々よくチェックしている。そして”奇跡のシンフォニー”を見た。
孤児院で育った11歳のエヴァンは、愛と音楽に飢えている。身の回りの自然や生活の中に音楽を聴き取り、その音楽の中に会ったことのない親の存在と愛を感じている。孤児院に預けられたのは「何か事情があったんだ」と信じて、孤児院を脱走し、ヒッチハイクでニューヨークに着き、街の音を身体いっぱいに浴びて、音楽を感じる。ストリート・ミュージシャンの子供と出会い、初めての楽器、ギターに触ることができる。触るや否や、音楽を表現できる喜びを得て、何とも幸せそうな顔をする。

エヴァンの母親は将来を嘱望されたチェリストで、ある夜、演奏会が成功した後に夜風に当たりに屋上へ出て、同じくライブ後の夜風に当たっていたロックシンガーと出会い、恋に落ちて身ごもってしまう。彼女の父親に引き離され、出産直前の交通事故で「子供は助からなかった」と言われ、密かに孤児院へやられていたのだった。

エヴァンはストリート・ミュージシャンの子供達の元締めに才能を買われて”オーガスト・ラッシュ”という芸名を付けられる。それがこの映画の原題になっている。元締めが警察の手入れに遭って、逃げたエヴァンはたまたま教会のゴスペルグループと出会い、それがきっかけでジュリアード音楽院に入学できる。ジュリアードでも短期間に才能を認められて、作品を発表する機会が与えられて、オーケストラを指揮することになる。

一方、エヴァンの母親は彼女の父親の死の床で、実は息子が生まれていた事を知り、子供を捜しつつ演奏活動にカンバックする事になる。それが息子と同じ演奏会で、というのはデキ過ぎだけれど。父親のロックシンガーも失恋の痛手から音楽活動を止めてしまったが、偶然活動再開してニューヨークに来て、ストリートでプレイしていたエヴァンを息子とは知らずに出会い、セッションしたりもする。

エヴァンが「ジュリアードのオケで演奏する」と話すのを信じずに聞き流してその場は別れるが、街の宣伝旗を見て、野外コンサートに吸い寄せられて行く。そこで探していた恋人が、自分の演奏を終えて、探していた息子に違いないと確信しながら、指揮をしている少年を見つめている場面に出会い、すべてはハッピーエンド・・となる。

すみません。慶田さんと違って、ストーリーを全部書いてしまいました。
でもね、”音楽の存在”をテーマにしたという点で、素晴らしい映画なんです。忘れられない強烈なメロディが出て来るわけではないのだけれど、音楽は耳をすませば、というか、その気になれば、どこにでも存在しているもので、「その気になることが音楽そのものなんだ」という事を思い出させてくれました。仕事をこなす生活が続くと、こんな分かり切った事を忘れちゃったりするんですね。ダメじゃん、11歳の子供に思い出させてもらうようじゃ・・。
