昨日は、コロラトゥーラ・ソプラノの崔光岩(サイ・イェン・グァン)さんとのコンサートで、水海道へ行きました。
東京室内管弦楽団のお仕事で、水海道には何度も行かせて頂いています。去年は”タンギッシモ&昌木悠子”のタンゴで行きました。
今年は、崔さんの歌伴奏を私一人でやり、合間に3曲だけバイオリン、チェロとトリオ演奏を入れる・・というお話。しかもMC(司会進行)も、というかなり負担の重い内容でした。せめて、第1部の最後とアンコールの曲はトリオでの伴奏にしたらいいんじゃないかな、と思って譜面を用意しました。
崔さんとは、オケのお仕事で何度かご一緒していますが、オペラ・アリアには普通、ピアノは入らないので、せいぜいアンコール曲のピアノ・ソロ伴奏くらいでした。今回は、日本の抒情歌、ポピュラー曲にオペラ・アリアというプログラムなので、それなりに大変。
崔さんは、『魔笛』の”夜の女王”を当たり役とする、世界でも屈指のコロラトゥーラ・ソプラノで、高い音域が美しく出せるテクニックだけでなく、力強い表現の時も美しい声で、か弱さ、繊細さの表現も得意でいながら、女王様気質・・という希有な存在です。
「ナカヤマさん、心配ないよ。ぜんぜんダイジョブね」とにこやかに言って下さる関係でいて、時に「それ、もっとユックリね」「歌の時、全体にもっと落として。前奏、間奏は出ていいけど」と真顔で言われるとドキッとします。”なーなー”にならない感じに「さすが~」と思ってしまいます。
昨日は、電車を1本逃してしまい、東京駅と秋葉原駅で、なんとか取り返せないかと駆けずり廻って、やはり予定のつくばエクスプレスに乗れず、コロコロ・バッグを何度も蹴飛ばして、青タンどころか血がにじんで、ビッコ引き引き水海道に着きました。
でも電車の中で、進行の段取りを考え、用意した資料のどの部分を読むか並べ方を考え、トークで何を質問するか考え・・という具合に、痛い足を見やる余裕もありませんでした。
着いて、ゲネプロ。会場の方たちとの打ち合わせなどもして、楽屋でお弁当。(いつも心遣いを感じるお弁当と名物”あんぱん”)支度をして本番です。
司会を担当する時は、なるべく喋り過ぎないように心懸けるのですが、昨日は、第1部の最後の曲の前に時計を見ると7:20 を過ぎたあたり。
崔さんとのトークは5分位という予定でしたが、10分やらないと・・という状況となりました。幸い、崔さんは話題をイチローや石川遼くんにまで発展させて下さったので、かなり持ちました。お客様も楽しそうでした。これで、後半のプログラムまで惹きつけられたかな・・と、かえって良かったと思いました。
休憩になって、事務所の方が飛んで来ました。「曲が足りないですよね?」
・・という事で、間に入れるトリオの演奏を2曲にしました。一度も合わせをしていない曲を急遽やる事になりました。幸い、工藤さんVn. 小澤さんVc.とも、気心が知れた仲間なので「たぶん大丈夫」という事でやりました。その前後のオペラの解説を1曲1曲ていねいに喋ったことは言うまでもありません。
崔さんはいつもながら、ステージマナーが綺麗で、伴奏者、共演者に拍手が行くようにして下さいます。お客様のリアクションも暖かく、客観的には分からないけれど、がんばったなりのコンサートだったかなー。ストレイチア、シンビジウム、グロリオサ、真紅のバラ等の、崔さんのような豪勢な花束を頂き、帰りも根性を発揮して持ち帰りました
東京室内管弦楽団のお仕事で、水海道には何度も行かせて頂いています。去年は”タンギッシモ&昌木悠子”のタンゴで行きました。
今年は、崔さんの歌伴奏を私一人でやり、合間に3曲だけバイオリン、チェロとトリオ演奏を入れる・・というお話。しかもMC(司会進行)も、というかなり負担の重い内容でした。せめて、第1部の最後とアンコールの曲はトリオでの伴奏にしたらいいんじゃないかな、と思って譜面を用意しました。
崔さんとは、オケのお仕事で何度かご一緒していますが、オペラ・アリアには普通、ピアノは入らないので、せいぜいアンコール曲のピアノ・ソロ伴奏くらいでした。今回は、日本の抒情歌、ポピュラー曲にオペラ・アリアというプログラムなので、それなりに大変。
崔さんは、『魔笛』の”夜の女王”を当たり役とする、世界でも屈指のコロラトゥーラ・ソプラノで、高い音域が美しく出せるテクニックだけでなく、力強い表現の時も美しい声で、か弱さ、繊細さの表現も得意でいながら、女王様気質・・という希有な存在です。
「ナカヤマさん、心配ないよ。ぜんぜんダイジョブね」とにこやかに言って下さる関係でいて、時に「それ、もっとユックリね」「歌の時、全体にもっと落として。前奏、間奏は出ていいけど」と真顔で言われるとドキッとします。”なーなー”にならない感じに「さすが~」と思ってしまいます。
昨日は、電車を1本逃してしまい、東京駅と秋葉原駅で、なんとか取り返せないかと駆けずり廻って、やはり予定のつくばエクスプレスに乗れず、コロコロ・バッグを何度も蹴飛ばして、青タンどころか血がにじんで、ビッコ引き引き水海道に着きました。
でも電車の中で、進行の段取りを考え、用意した資料のどの部分を読むか並べ方を考え、トークで何を質問するか考え・・という具合に、痛い足を見やる余裕もありませんでした。
着いて、ゲネプロ。会場の方たちとの打ち合わせなどもして、楽屋でお弁当。(いつも心遣いを感じるお弁当と名物”あんぱん”)支度をして本番です。
司会を担当する時は、なるべく喋り過ぎないように心懸けるのですが、昨日は、第1部の最後の曲の前に時計を見ると7:20 を過ぎたあたり。
崔さんとのトークは5分位という予定でしたが、10分やらないと・・という状況となりました。幸い、崔さんは話題をイチローや石川遼くんにまで発展させて下さったので、かなり持ちました。お客様も楽しそうでした。これで、後半のプログラムまで惹きつけられたかな・・と、かえって良かったと思いました。
休憩になって、事務所の方が飛んで来ました。「曲が足りないですよね?」
・・という事で、間に入れるトリオの演奏を2曲にしました。一度も合わせをしていない曲を急遽やる事になりました。幸い、工藤さんVn. 小澤さんVc.とも、気心が知れた仲間なので「たぶん大丈夫」という事でやりました。その前後のオペラの解説を1曲1曲ていねいに喋ったことは言うまでもありません。
崔さんはいつもながら、ステージマナーが綺麗で、伴奏者、共演者に拍手が行くようにして下さいます。お客様のリアクションも暖かく、客観的には分からないけれど、がんばったなりのコンサートだったかなー。ストレイチア、シンビジウム、グロリオサ、真紅のバラ等の、崔さんのような豪勢な花束を頂き、帰りも根性を発揮して持ち帰りました