イチローの4000本安打のことが一斉に報じられた。以下の引用は、読売新聞8月23日朝刊から。
ヤンキースの同僚・黒田投手の言葉。さすがにイチローを身近に見てきた選手の言葉だ。
「日本の野球を改めてリスペクト (尊敬) してもらえた瞬間だと思う。プロとして、いろんな準備という部分で、すごく参考にさせてもらっている。みんな4000本ですごいと言うけれど、それ以外で野球に対して費やしてきた時間というものを考えると、僕はそっちの方が感動的だった」。
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黒田選手と同じことを、元大リーグを代表する強打者で、選手としての晩年をマリナーズでイチローと過ごしたグリフィー・ジュニアも言う。
「イチローが技術を完成するため、どれほどの時間と努力を重ねてきたのかを見てほしい」。
また、ヤンキース生え抜きの大黒柱、偉大なるジーターも、
「素晴らしい才能があるだけでなく、長くプレーするためにトレーニングをしっかり継続している」。
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イチロー本人のの記者会見の談話のなかで、一番心に残った言葉はこれだ。
「満足したら終わりと言うけれど … 僕はものすごい小さなことでも満足するし、達成感も感じる。それを感じることで『次』が生まれる」。
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日本は言うまでもなく、多くのアメリカの野球ファンからも、ファンだけでなく、日米のプロの選手からも、敬愛の目で見られる大リーガー・イチロー。
走攻守そろった偉大な選手として、日本でも、アメリカでも、さらに深く名が刻まれるよう、精進を続けてください。