二年前の50周年記念コンサートを機に現役オケを物心両面から支援すべくコンサートには足を向けよう・・・と決心したのに、ナカナカ実行できなかった。 で、漸く、今回出向いた次第。 イッチバン最初はホンの数人が集まって教室の片隅でギコギコ。 3年目になって漸くアンサンブルの形になった。 それが、ドウ!! 立派に成長したもんだ。 堂々とした陣容を誇り、演奏も立派だ。
彼らが作り出す音楽を聞くのも目的だが、やはり、懐かしい面々に会えるのが大きな目的だ。 隣りで聞いていたOサンは「今の良かったわねぇ! 涙が出そう・・・感激したわ。 アノ指揮者よりも学生の方がずっとイイわ!」 ”アノ指揮者”は今の音楽監督兼常任指揮者をさすのだが、OBにはたいへん評判が悪い。 学生にとってはドウなんだろう? ”50周年記念・・・”の練習に参加して何の魅力も感じなかった。 なんせ、シッカリと壁があるのだ。 憮然とした表情、それにキマグレ。 まぁ、いいさ、大切なのは自分で音楽を楽しめるかドウかなんだから・・。 が、我らのコノエヒデタケ先生、素晴らしい方だった! 先生のチョットした言葉、行動・・・当時は笑い転げていたものだが、思い出すと深慮遠謀、思いやりを感じる。 とにかく器が大きかった。
それにしても、私は感性が、涙腺が枯渇している。「感情的」に対する制御心を押さえるように育ったから???
終って10名ほどで久しぶりの同窓会。 やっぱり楽しい・・・が、改めて、話すよりは演奏に参加のほうがイイかなぁ・・と感じた。 コレは無意味なおしゃべり好きの私にしては意外な感想だ。 私はみんなの話題についていけない。 交友関係が如何に希薄であったか、否、依然として希薄。 月末のOBオケの練習後だって、帰宅時間を考えると直帰せざるを得ない。 今回、オケOB会に相応しい話題が出た。「一番好きな曲は?」 ブラ2、ドボ7、ブラ1・・・ラフマニノフ、ショパン・・・。 ホ~・・、ベートーベン、バッハ、モーツアルトが出ない。 ミンナ曲を知っているなぁ! 私、名前とメロディが一致しない。 私は「・・その時の定演で練習した曲。 演奏会終了後、反省を込めてイイなぁ・・って思うわ。 全体的に言うとシンフォニーやコンチェルトの”2楽章”。」 「そうだねぇ…、2楽章はいいよねぇ・・」と。 が、「コレ」と言える曲は思いつかない。 私の生活に音楽ってソレほど関わっていないもんね。 「イチバン好き」表明には弱いのも事実。
20代の後輩2人が参加していたので、Aクン、張り切って「世渡りの仕方」を説いていたっけ。 Aクンはホントに面白い。確かに世渡り上手なのかもしれないが、決して嫌味はナイ。 学生時代のTクンとの熱き友情(???)の話には大爆笑。 社会人になってからの奮戦の様子・・・ご苦労さま。 気が利かぬ私には到底デキナイこと。 「デキナイ」で済むことではないのだが・・・。
帰りの電車・・相変わらずココでも私だけ”下り”・・の中で、「楽しかったなぁ・・・だけど・・・。」っと”だけど”付きだった。 感性欠如、内面カラッポ・・・気取っているワケないけれど、バリアはっているのかなぁ・・・・?