先日のマニラで、ムスコが娘たちのために家事をしている姿がとても印象的だった。 末娘は、深夜、チアリ―ディング用のポンポン作りに必死。 「手抜き」や「合理的に」を考えるにはまだ幼い。 指示どおりに丹念に…ロラも、彼女の指示に従って必死に手伝うけれど、とても終わりそうもない。 友人と電話でやり取りをした結果、明朝、学校で改めて教えを乞い必要分だけ作るラシイ。 が、とにかく5時に起きて‥・6時に登校予定とのこと。 この時、既に2時近く。 「もう寝なさい。 5時? 起こしてあげる。」 「イイ、私、独りで起きる。」 しばらくして、「ロラ、やっぱり起こして。」 「わかった、イイわよ。」
私がスマホのアラーム設定をモタモタしていたら・・ムスコ、帰宅。 次女のショーの話もしたいし、ポンポン作りのことも話さねば・・・。 もちろん、積もる話もある。 結局、 ロラとパパは一睡もせずに話しつつ、ポンポン作りをし、5時になった。 娘を起こして、 ポンポンについての説明を聞き、 シャワーを促し、 彼女の食事の用意をして・・・・、いつもとは異なって学校まで車で送った。 娘のために‥・なんだか母親のようだった。 また、彼が小学校時代の夏休み最終日、 夜遅くまで掛かった宿題を思い出した。
朝食やランチ、夕食を作っている彼の後ろ姿もオッカサンには感動モノだった。 職場で働くのも家族のためだが、 台所で働くこと、食事を作ることは、目の前にいる家族のためのナニモノでもナイ。 だれもが「優しい気持ち」になる。 「食事作り」の意味を改めて考えさせられた。
もっとも、 目下のところ、 マニラでは食事作りは「母」のシゴトではないかもしれない。 日本と違って、ママがいてもアテさん(メイドさん)のシゴトだから・・・。 パパはあなた達のためを思って一生懸命にママの仕事もしていたわよ・・・って言っても伝わらないかしら…と思うと残念。
最近のムスコは「娘は母の方へ行くのかなぁ・・・」と疑心暗鬼になっている節も見える。 ダイジョウブ! いつか、彼女たちもパパの姿を理解してくれるよ! 信じたい。
クルーズ船・・・日々、感染者が増えていく。 従業員がウィルスを個々の部屋に届けている?!? 失礼!