SRメンテナンス祭

2014-04-06 16:46:55 | バイク:モーターサイクル

  晴れ時々雪。強風。春一番か? その割に雪が舞っている。

 恐ろしく冷え込んだ朝だが、予定通り早朝からSRの整備を決行した。寒いので、これ幸いとバルブクリアランスの調整。この調整は出来るだけエンジンが冷えていた方が正確なので、冷え込みも丁度いい(と、思う)。

 

 エキゾーストマニホールド側(前)。いつも通り、0.15でちょっとキツいな、程度に調整。毎度の事ながら、「羊羹を切る感じ」というのがイマイチ分らない。

 

 キャブ側。0.10を目標に調整。0.08だと緩くて0.10だとキツいかな程度になった。0.09程度なので丁度いい感じ。規定値はエキゾースト側が0.12で、キャブ側が0.07となっているが、よほどこの調整の上手い整備士でもないかぎり、大概はキツめに調整されてしまい、エンジンが完全に暖まった後の再始動が困難になる。ほんとにエンジン、かかりませんよ。経験談から言うと、真夏でその症状が出るとおよそ一時間、要するにエンジンが冷えないと始動できません。と、いうのもバルブクリアランスが狭過ぎるとバルブが熱膨張で押し広げられてしまうらしいのだ。当然、バルブ開きっ放しでエンジンがかかる筈はない。私もさんざんこの症状に苦しめられ、原因が究明出来た時は途方も無く嬉しかった。以来、書いた通りの数値で調整している。再始動に問題は無く、多少のカチカチ音はするけどそれは規定値内での音なので気にしません。

 

 そうそう。忘れていましたが、バルブクリアランス調整の前に、ジェネレーターの位置を合わせる事をお忘れなく。ジェネレーターを回し、矢印とジェネレーターのラインを合わせる。タペットのヘッドをラジオペンチで掴んで少しカチカチと動かせる状態にすること。ちなみに、ジェネレターは良好な状態を保っています(安堵)。

 

 磨く。経年劣化と小屋の雨漏りのためにご覧のようにアルミパーツにエラい錆が発生した。ヤレた感が好きな人も居るらしいが、私は嫌い。なので磨きます。ジェネレーターはサランナップでカバー、しばしカバー無しの状態となるので、しっかり保護しておいた。

  

 …思いの外労力が必要で、外作業には向かない気温だったこともあり、大型部品は室内で行う事とした。外では取りあえずタペットカバーだけは閉じなければならないので、実施。エキゾースト側はクリアがボロボロだったので、ワイヤーブラシでわさわさし、ヤスリで地道に研磨、コンパウンドで仕上げた。キャブ側は後ろ側のためだと思うが、かなり綺麗だったのでそのままコンパウンドで軽く磨いた。そして、「スーパーピカピカレイン」のご登場と相成り、写真のように仕上がった。なかなかいいのでは。ジェネレーターカバーなども頑張ろう。

 

 おまけ。タペットカバーの裏側。この写真を見て何も気付かなければ、相当メンテしてない。答えは簡単。オイル交換を怠った車両は、このエンジンに接する部分が金色に変色している。オイルが劣化、或いは少なすぎて焼けているという状態なのだ(そうだと有名なSRショップで聞いた)。幸い、私のSRはマメにオイル交換しているので綺麗な状態を保っている(安堵2)。

 ここであまりの寒さと強風のため、チェーンのグリスアップで作業断念。暖まった後、自転車屋さんへ行ってビアンキ号のタイヤを購入して来ました。スリップサインが出始めたタイヤでまた一年頑張る勇気はない。意外と高かったが、怪我するよりはいいでしょう(一本¥2,400也。安い?)。

 帰還し、しばし模型製作。

 

 ちまちまとした塗り分け作業(写真右下)が思いの外手間がかかり、今日もこの程度の進捗です。でもゆっくり楽しんで継続していきたいと思います。

 お絵描きし、本日の作業は全て完了。四月は何かにと忙しいですね。