日本社会の歪み

2015-09-08 23:35:16 | 読書、書物

  雨後晴れ。

 押川剛氏著、「「子供を殺して下さい」という親たち」を読み終わった。現代日本で起こっている、社会がひた隠しにしようとしている暗部を覗いた。「えっ? こういう人達がいるのか」を我が目を疑うような、信じ難い人達。まこと驚きました。日本の今後の問題提起もなされており、いよいよ複雑になってゆくであろう構造も垣間見れる。個を重んじ過ぎるあまり歪みが生じているという矛盾、無関心、無頓着、無責任と背筋が寒くなるような現実の羅列。そのような現場で戦っている(という言い方も変だが)人達が存在しているのだ。高齢者福祉ばかりに目を向けていたら世の中、偏ってしまう。恐ろしいもんです。

 日本社会の問題を再び垣間見たので一息つきます。先日、「文学白熱教室」という番組がNHKで放送されていたので見て、興味を抱いた作家さん。カズオ・イシグロ氏著「日の名残り」を読んでみましょう。