おどろおどろしい雰囲気

2021-06-01 22:15:08 | 読書、書物

  晴れ。朝晩はけっこう冷え込む。寒暖の差が激しい。

 裏表が激しい若者を見ていると、日本の将来に一抹の不安を覚えてしまう今日この頃です。最後のゲンコツ世代なのでそう思ってしまうだけなのか?

 青森県がようやく重い腰を上げて、「弘前保健所管内」の現状感染者数のランクを公表しました。○○人から○○人、という表現で、しかもけっこうな幅はありますが、何も公表しないよりはマシ。意外にも津軽地方では藤崎町の感染者数が多かったです。ふじさき食彩テラスにはいつも人が押し寄せているので、そういう部分が感染拡大の元なんでしょうか? よくわかりませんが、意外でした。とにかく、こういう風に津軽地域の町単位での感染者数の状況が分かれば、しばらく往来を自粛するなど対策も講じられます。最初から公表しておけよ。

 そんな今日この頃、深沢七郎著「みちのくの人形たち」を読み終えました。私家版、夢屋書店出版の折帖仕立の凝った作りで読みましたが、やはりそちらの方が雰囲気が出ます。ちなみに短編集と思っていましたが、勘違いで、「みちのくの人形たち」という短編が収録されている本です。すみません。

 行く先が山村で、しかも曰くありげな雰囲気。謎の屏風の貸し借りとにわかに不気味さが増していきます。これは一体、と先が知りたくなり、どんどん読んでいき、ついに訪れた最後の場面が衝撃的でした。そのうち中公文庫版の短編集も読んでみたいと思います。この中公文庫版は、「みちのくの人形たち」を含め、七編の短編が収録されているらしいです。

 就寝前読書、次は「DOUBLE FANTASY」を読んでいます。

 

 これはつい先日、東京で開催されていた展覧会の図録ということになっています。行きたかったですが、コロナ禍で断念した展覧会の一つ。せめて図録くらいは、と購入しました。

 さて、絵描いて本読んでギター弾いて寝ます