日本語おもしろ発見

日々の生活から

音楽雑誌『snoozer』における2010年度ポピュラー・ミュージックを伝える際に使われる語彙

2011-09-05 10:19:37 | 研究演習2011
要旨

 本研究では,音楽雑誌についての語彙調査を行った。音楽雑誌を研究対象にした理由は単純に音楽が好きというのも理由の一つであるが音楽を語るという行為がどのようなものなのか、その一端を知れるかもしれないという期待も大きな理由の一つである。
 今回の研究では音楽雑誌『snoozer』を扱い調査を行った。調査した結果では語種では和語、品詞では名詞が最も使用されていることがわかった。意外だった結果は外来語の使用頻度が思ったほど高くなかった点である。論者のもつ音楽雑誌の文章のイメージはカタカナ語で表記された外来語が多く使用されているというものであった。しかし、調査結果ではあまり外来語は使用されてないことが見て取れる。しかし、この調査結果は『snoozer』に限定されたものですべての雑誌に当てはまることではない。外来語の使用頻度の問題調査範囲を広げる、ほかの雑誌と比較を行うことで違う側面、結果が出てくるのではないだろうか。

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ファミリーレストランのメニューにおける語彙に関する調査

2011-09-05 10:18:08 | 研究演習2011
要旨
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CDショップのポップ広告における語種調査

2011-09-05 10:17:02 | 研究演習2011
要旨
 店舗にはPOP広告があり、娯楽商品を扱った店には特に多い。今回はCDショップのPOPにおける語種を調査した。
 結果は、やはり和語が一番多い結果となったが、研究演習で他のジャンルを対象に語種調査を行われた方々の調査結果よりも、外来語や混種語の割合が比較的高く、これは音楽という性質上のものであると思われる。

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ファッション雑誌の表紙における文字表記の違い

2011-08-10 07:26:48 | 研究演習2011
要旨

 ファッション雑誌は身近なものであり、最近はさまざまな出版社からたくさんの種類のものが売られている。ファッション雑誌にはそれぞれの特徴があり、表紙にはその雑誌の特徴が大きく表れているだろう。そこで、男性誌、女性誌、対象とする年齢、ファッションのジャンルによって文字表記が違ってくるのかを調査した。年代は「日本雑誌協会のマガジンデータ」を基準とし、ジャンル分けは「ファッション雑誌総合ガイドサイトFashion Magazine」を基準とした。結果として、男性誌、女性誌、対象とする年齢、ファッションのジャンル、それぞれの特徴が明らかとなった。

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大手出版社の発行する人気漫画に使用されている語種の調査

2011-08-10 07:22:42 | 研究演習2011
要旨

 現代で漫画というものは非常に普及している。それらの作品は人気の有無によっては、紙媒体だけにとどまらずアニメやドラマ・映画など、メディア化するなどの道を辿る。そのような人気漫画を発行する大手出版社は、幅広い年齢層に対応した発行物を出しているが、今回は中でも「少年漫画と少女漫画」に視点をおいて、年間の総売上額が上位五位に含まれる一般的に大手とされる会社(集英社・小学館・講談社・角川書店)によって発行された漫画の語種の割合を調査した。
 調査結果としては、全体的に和語が圧倒的に多く、次いで漢語、外来語、混種語の順で割合が高かった。出版社別では大きな違いは見られなかったが、小学館に関しては他社と比べてやや漢語の使用数が少ないことが調査を通して分かった。少女漫画と少年漫画を比較した場合では、少女漫画の方が全体の語数が多く、割合に視点を置くと少年漫画の方が漢語の使用率が高いという結果となった。


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『源氏物語』紫の上・藤壺に見る形容詞の語彙調査

2011-08-09 10:34:20 | 研究演習2011
要旨

 『源氏物語』において、光源氏の正妻格である紫の上と、義理の母である藤壺は、ともに源氏の生母・桐壺更衣によく似た面影を持つ女性として源氏に愛され、また美しい理想の女性像として作中で人物描写がなされている。作中でも、源氏は藤壺の面影を幼い紫の上に見るなど、紫の上・藤壺の「紫のゆかり」、すなわち二人の容姿が酷似していることが強調されている。こうしたことを受けて、私が疑問に感じたのは、二人の女性が良く似た姿をしているなら、それを作中で描写するために使用されている形容詞も全く同じなのか、ということであった。本稿では、紫の上と藤壺のそれぞれに使われている容姿・性格に関する形容詞に着目して、語彙調査及び考察を行った。

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わらべうたの歌詞にみる品詞と頻出語

2011-08-09 10:08:22 | 研究演習2011
わらべうたの歌詞にみる品詞と頻出語
  ―天体・動植物・遊戯唄―

要旨
 庶民のふだんの生活の中で生まれ育ち、人々の暮らしの中で歌われ受け継がれてきた歌の中にわらべうたがある。昔から人々はどのようなことに興味を持って
いたのか。わらべうたに含まれる単語から頻出語や、現在との品詞の割合の違い、またどのようなものを題材として多く取り上げる傾向にあるのかを調査した。
 その結果、品詞の割合としては現在と同じく名詞が最も多く、その次に動詞が多いということ、もっとも多いのは動詞の「来る」であること、逆に接続詞は一度も使われていないことが分かった。また、多く取り上げられる題材は日常的に接点の多いカラスをはじめとする鳥類であることが判明した。

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『万葉集』相聞歌における名詞の表記方法

2011-06-24 17:23:24 | 研究演習2011
要旨
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過去50年間における書籍タイトルの文字構成と表記の変化について

2011-06-24 17:22:34 | 研究演習2011
要旨

どの時代に於いても、本は人々の娯楽の1つであり、本は多くの人の心をひきつける力を持っている。そしてどの本に於いても、タイトルというものが存在している。そのタイトルを対象に、1961(昭和36)年~2010(平成22)年の過去50年間のそれぞれベストセラートップ10、計500冊の文字数、文字種、文字構成を調査した。

その結果、80年代を境に文字数・文字構成のパターンが大幅に増加し、片仮名の使用数が増加傾向にあることがわかった。反対に平仮名の使用数が減少し、文字構成では漢字のみ、平仮名+漢字という構成が減っていることがわかる。しかし、割合としてみてみると、50年間を通して平仮名と片仮名の使用率はあまり変化しておらず、平仮名+漢字という基本形の文字構成に片仮名や数字の文字種が加わり、新たな文字構成が生まれていることがわかった。
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一人称について―芥川賞と直木賞の比較―

2011-06-24 17:19:11 | 研究演習2011
要旨

 本稿では、自称詞の使い分けについて、芥川賞と直木賞の比較を通して調査した。予想では、芥川賞が硬い表現(丁寧度の高い自称詞)を好み、直木賞がくだけ
た親しみのある表現(丁寧度の低い自称)を好むのではないかと考えたが、このような結果は得られなかった。これを踏まえると、文学作品においては、登場人物をどのように設定するのかが自由なように、どのような自称詞を使用するかは作家の自由であり、自称詞によって純文学と大衆文学の区別をすることは不可能であると言うことができ、また、小説のなかにおいても、普段私たちが使い分けている場合と同様に自称詞を使い分けていると言える。

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