日本語おもしろ発見

日々の生活から

和歌の技巧はオヤジギャグなのか・・・???

2010-08-22 22:21:31 | 日記
 私は某メーカーの米菓が大好きなのでよく注文するのですが、そこのメールマガジンにこんな記事が載っていました。(以下、引用)

    藤原実方(ふじわらのさねかた)はさらに技巧的です。

    かくとだにえやはいぶきのさしも草 さしも知らじなもゆる思ひを
   (五十一 藤原実方朝臣)

   これほど(恋しています)とさえ言えないので
   さしも草のように燃える思いを知ることはないでしょうね

   「えやは言ふ(言うことができようか)」は「伊吹山」に掛かり、
   「さしも草(よもぎ)」が「さしも(それほどにも)」を導き、
    「さしも草」の縁語の「燃ゆる」につないでいます。
   さらに「思ひ」の「ひ」は「火」を掛けています。
    (よもぎはお灸に使うもぐさの原料です。)

   オヤジギャグの連発じゃないかと思われそうですが、
   贈られた女性はどのように感じたのでしょう。

 私は、高校のときから古典が大好きで、その世界に強いあこがれを持っていたのですが、私が技巧的で素敵だと思っていたことは、現代では、「オヤジギャグ」と一緒の部類に入るのでしょうか・・・・・?

 確かに、「君、おもちゃのお茶茶を持ってきてくれ」とか、「ひまわりが咳をしました。ゴッホゴッホ」とか、そういう「オヤジギャグ」も大好きですが・・・・・。
コメント
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