うちの人はよく,播州は関西ではない,ボケとツッコミができないと言って,人をよくからかいます。
先日,その通りかもと思ったことが…
『朝日新聞』2016年9月21日水曜日の夕刊に次のようなタイトルが…(「まだまだ勝手に関西遺産」)
「ギンギラギンに隙間なく~♪」
姫路には,ゴム手袋(ショーワグローブなど)やマッチなど,目立たないけど,人々の生活に寄り添ったものを作る工場があります。
この記事は,日常生活から消えていくマッチについて書かれたものでした。(先日も,兼松日産農林株式会社がマッチ製造販売から撤退というニュースが流れました。)
あ,そうか。「マッチ」,すなわち,「近藤真彦」のことか。だから,ヒット曲「ギンギラギンにさりげなく」をもじって,「ギンギラギンに隙間(すきま)なく」として,マッチがずらっと並んだ製造過程の写真を掲載したのか,と記事を全部読み終わって,だいぶん,時間が経ってから気づきました。
ふ,不覚…
以下,記事抜粋です。
国産マッチの約9割が兵庫県でつくられていることは、あまり知られていない。「日本燐寸(マッチ)工業会」という業界団体も神戸にある。先日、工業会の岡田兼明(かねあき)会長(61)が経営する大和産業(姫路市)の工場を見学し、マッチがどのように作られているかを見せてもらった。
(中略)
日本のマッチ産業には140年の歴史がある。本格的な生産が始まったのは明治初期(1870年代半ば)。生産拠点は東京から名古屋、関西に広がり、原料輸入と製品輸出に便利な港がある神戸が一大生産拠点となる。神戸で造船や鉄鋼などの産業が発展するのに伴い、マッチ生産はさらに西の姫路へと移った。(後略)