依頼表現について授業で話していたときのことです。
ジュースをこぼしてしまって、ティッシュが欲しいとき、友だちになんと言うかと学生に質問したところ、
「ティッシュちょうだい」「ティッシュくれる?」「ティッシュ貸して」「ティッシュ欲しい」
などではなく、もちろん
「ティッシュ!」
でもなく、その前の段階の
「ティッシュ持ってる?」
から聞くのだそうで、しかも、それをやわらかく表現するために
「もしかして、ティッシュ、持ってたりする?」
と持ってるかどうかを婉曲的に聞くのだそうです。すると、その質問をされた友だちは、相手がティッシュを欲しがっていることを察し、わざわざ「ティッシュが欲しい」と言わなくても、先に「あるよ」といって、ティッシュをくれるのだそうな・・・。
学生によると、「ティッシュちょうだい」と先に言うと、もし、持っていない場合、「ないわ、ごめん」と友だちに謝らせることになるので、最初に持っているかどうかを確認するほうが丁寧であるとのことでした。
依頼表現には丁寧さのレベルがあり、また場面(状況や相手など)によっても使い方が変わりますので、難しい問題ではあるのですが、友だちなのに、そこまで気を使うというのと、やはり、ここでも「持ってたりする」という表現が使われていることに、大変驚きました。
ジュースをこぼしてしまって、ティッシュが欲しいとき、友だちになんと言うかと学生に質問したところ、
「ティッシュちょうだい」「ティッシュくれる?」「ティッシュ貸して」「ティッシュ欲しい」
などではなく、もちろん
「ティッシュ!」
でもなく、その前の段階の
「ティッシュ持ってる?」
から聞くのだそうで、しかも、それをやわらかく表現するために
「もしかして、ティッシュ、持ってたりする?」
と持ってるかどうかを婉曲的に聞くのだそうです。すると、その質問をされた友だちは、相手がティッシュを欲しがっていることを察し、わざわざ「ティッシュが欲しい」と言わなくても、先に「あるよ」といって、ティッシュをくれるのだそうな・・・。
学生によると、「ティッシュちょうだい」と先に言うと、もし、持っていない場合、「ないわ、ごめん」と友だちに謝らせることになるので、最初に持っているかどうかを確認するほうが丁寧であるとのことでした。
依頼表現には丁寧さのレベルがあり、また場面(状況や相手など)によっても使い方が変わりますので、難しい問題ではあるのですが、友だちなのに、そこまで気を使うというのと、やはり、ここでも「持ってたりする」という表現が使われていることに、大変驚きました。