お待たせしました・・・早速先回の答えあわせから
まず課題1のほうから 1弦1Fと1弦5Fと長音階の公式で弾き比べて見る課題でしたね
答えは まあ弾き方の強さや速さにもよるんだけれど
1Fからのドレミのほうが地味な印象で 5Fからのほうのが若干 明るく派手な印象です
後で1Fよ 5Fのドレミの呼び方を含め説明します
さて課題2ですが アドリブに特に興味ない人はここを読む必要ありません 飛ばしてください
ただこれはテーマの課題ではありませんので 大まかに書きます 承知しておいてください
アッパー・ストラクチャー・トライアッド(以下UST)は日本語にすれば上部構成三和音と訳せますが
或るコードが流れてる時 アドリブはそのコードのスケール化したスケールか 或いは
そのアルペジオ(構成音)を中心に弾きます・・そのアルペジオを例えばAm7コードと仮定すると
スケール化したものはラシドレミファソラです そしてスケールの1357の構成音はラドミソです
この構成音つまりアルペジオはスケールの奇数倍音列(奇数の音を拾い上げたもの)です・・・では
その構成音をもっと奇数を積み重ねてゆくと 1 3 5 7 9 11~となりますよね
音にすればラドミソシレになります これはよく見ると ラ ド ミ ソ シ レ
つまりAmコードの上にソシレ つまりGコードと言うトライアッド(三和音)が出来ています
これはどう言う事かと言うと Am7コードのアドリブにGコードの構成音を弾いてよいと言う事です
つまりラドミソばかりにこだわらず ソシレの音も加えて弾いて 更にアドリブ使用音の幅を広げる
と言う事です 因みにソの音はAm の7th シは9th レは11thになります
つまりUSTを弾くという事は、そのコードのテンションを弾いてるような感じになります
Am7のUSTはGコードです ラドミソシレの音を一度弾いてみて下さい ジャジーですよ。
さて本題に戻ります・・・・1Fと5Fからのドレミファソラシドの雰囲気の差異わかりましたが
ではこれを呼ぶ時 1Fのドレミとか5Fのドレミではあんましかっこよくないですよね?
では何と呼べばよいか?
答えは音 つまり始まるドの場所である1Fや5Fの音名に注目します
1Fの音は音名はF 日本語音名はへです 5FはAそして日本語音名はイです
この音を使って1Fや5Fからのドレミ~のスケール(音階)の名前をつけます
つまり1Fからのドレミ~はFメジャースケール 日本名でへ調長音階(へ長調音階)
5Fからのドレミ~はAメジャースケール イ調長音階(イ長調音階)と呼ぶわけです
因みに略し方の順番はへ調長音階→ヘ長調音階→ヘ長調です 3つとも同じ意味です
いかがでしょうか? ところで長調の長の文字の意味はそもそも一体なんでしょうか?
これは長3度の長だと思ってください 長3度は全全半全全全半の最初の全全の部分の事で
つまり始まりの音から3番目までの音の関係 ハ長調で説明すれば ドとミの関係
このドとミの音程関係は長3度になり 長3度は明るく感じるわけです これはコードでも同じで
例えばCメジャーコードのメジャーの意味はメジャー3rd(長3度)のメジャーの意味です
逆に短3度は哀しく感じます コードで言えばDm等のmのマイナーはマイナー3rdの意味です
では長調音階という言葉をもう少し詳しくハ長調を例にして文字にすれば
ハの音をドとして長3度の音を持つ、明るい雰囲気の調べの 音の階段(ドレミファソラシド)です
そしてその長調音階を英語で言えばメジャースケールになります・・・如何でしょうか?
又補足するとドレミファソラシドは一体全部で幾つあるかというと 1オクターブは
ギターでいえば12F分 つまり12の半音があるわけです だから夫々からは始まる
ドレミがあるわけだから 12のドレミがあるわけです これを12の調ともいいます
そしてハ長調のドレミを無色の雰囲気とすると ♯系の調 ニ長調やト長調・イ長調等
の調は無色から見れば同じドレミでも少しきらびやかな感があり 逆に♭系の調
ヘ長調・変ロ長調・変ホ長調等のドレミは 少し地味な雰囲気がします
では課題1です 先回と同じ様に長調の公式 全全半全全全半 つまり
始まりの音(ドの音)から同じ弦で右に2F2F1F2F2F2F1Fと移動して音を弾いて
下記の長音階を作ってください そしてその長調音階の日本語名と英語名で書きなさい
問題 2弦の1Fより 1弦の3Fより 1弦の6Fより 2弦の2Fより
課題2・・・アドリブに興味のある人の身です
次のコードのアッパーストラクチャートライアッドのコードを答えなさい
1 Dm7 2 CM7 3 G7
答え合わせは次回に
洒落たアドリブの感じって皆こうして出してるんですかね?
アドリブは使うスケールやアイデアが一杯あるので・・・
でもまさかAmの時のアドリブにGの構成音を弾くとかっこいい事なんて
勉強しないと 僕なんか絶対一生知らないままで終わってるところですね
又ギターの上手な人は こんな内容のこと
中々話したがらないんだねえ これが
それは自分が苦労の末 ようやく探し出したノウハウだからかもしれない
まあでも私のブログはオープンで行きたいとは思ってる
実際面で音楽のどんなところで違ってくるの・
或いは曲想で 地味な感じから盛り上げたい時等は ♭から殻♯系へ転調したりするよ。
まあ演奏だけの曲なら 歌のKeyは関係ないので そりゃあ やるわなあ
いつも思うのは この音名と階名を勘違いしているか 或いは混同しているか
そんな人が如何に多いか知っている
その中でギターや楽器の上手い人も一杯いる・・・
ただアドリブやアレンジそして作曲へとは中々その人達も 進めない人が多い事も知っている
そして残念なのは その部分の勘違いや混同がはっきりしないと
先の理解があやふやになる
更に残念なのは その音名と階名の違いは音楽の最初の導入部の基本知識なので
そこが揺らいでいると その先のほとんど危うくなる
音名と階名の違い移動ドと固定ドの違い
この2つがはっきりしないと 音楽の勉強は 残念ながら行き詰まる事が多い。