いつものように森を歩いているとカラスがうるさく飛び回っています。
あたりを見渡しても鳥の気配はありませんが、何度か見直すと写真の中央、クヌギの枝分かれの部分に違和感が…
そして少し動いたような…
森の賢者の幼鳥でした。
本当に木と同化してまったく気づきませんでした。
それにしても前回見た場所から数百メートル離れていて、結構移動していることに驚きました。
先ほどのカラスはこちらを気にもせずに威嚇を続けていましたが、少し離れた場所で何かが飛び立ちました。
飛び去ったのは賢者の兄弟でした。
視線の先には親鳥がいたようで、こちらの気配に気づいて飛び去りましたが音だけで姿は見せませんでした。
数時間後、帰り途中に最初の場所を再び通りがかると枝分かれの「忍者」は既に起きていました。
賢者、満面の笑み?
雛は小さな体で木に同化し、親は気配だけでも飛び去ってしまう。
この鳥は、「森の賢者」というより「森の忍者」の方が合っているように思えました。