おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

落陽

2022年12月22日 23時06分29秒 | 日記

結構、有名な曲なのですが、もともとはLPの中の一曲でシングルカットされたのは随分後のことでした。

放浪詩人として知られた岡本おさみ氏が北海道を放浪した時の実体験がモチーフになっており、旅の途中で出会ったさいころ賭博に明け暮れる老人の人生と、苫小牧港から仙台港に向かうフェリーに乗る彼を見送りに来てくれたその老人との別れの情景が歌われています。

この曲を初めて聞いたのはissanが中学生の頃で、かぐや姫のメンバーだった山田パンダ氏が歌っていたものでした。今でこそファンの間で人気の高い曲ですが、当時はマイナーな曲でした。岡本おさみ・吉田拓郎コンビと言えば、レコード大賞を取った「襟裳岬」が非常に有名です。これも北海道放浪の際にできた曲なのでしょうが、非常に観念的な詩の内容なのに対して、「落陽」は情景がストレートに浮かんでくるのです。

フォークソングが体制に反発する気概から生まれることが多かった時代を経て、若者の気持ちを描くものに変わって行った頃の一曲のように感じます。

落陽

作詞:岡本おさみ

作曲:吉田拓郎

歌唱:吉田拓郎

しぼったばかりの夕陽の赤が
水平線から もれている
苫小牧発・仙台行きフェリー
あのじいさんときたら
わざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープをひろってね女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく

女や酒よりサイコロ好きで
すってんてんのあのじいさん
あんたこそが正直ものさ
この国ときたら
賭けるものなどないさ
だからこうして漂うだけ
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に陽が沈んでゆく

サイコロころがしあり金なくし
フーテン暮らしのあのじいさん
どこかで会おう生きていてくれ
ろくでなしの男たち
身を持ちくずしちまった
男の話を聞かせてよサイコロころがして
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
戻る旅に陽が沈んでゆく


ザ・フォーククルセダーズ、岡林信康、五つの赤い風船、六文銭などによる創成期のフォークソングが、吉田拓郎、井上陽水などの新しい世界に移り始め、かぐや姫などが爆発的なヒットを飛ばしていた頃の一曲です。当時とすれば異彩を放つ曲ではありますが、懐かしさと共に若かった頃の自分を思い出せる思い出の一曲です。

issanにも若い頃はありました。今となっては思い出せないことも多くありますが、時々は当時の曲を聴きながら、楽しかったことや苦しかったこと、嬉しかったことも悲しかったことも思い出せたらいいのかなと思ったりします。

フォークソングはいつしかニューミュージックと呼ばれるジャンルへと変遷し、いつしか姿を消してしまいました。まあ、当時は歌謡曲、流行歌としてひとくくりにされていましたが。そういえば、演歌という言葉もありませんでしたね。

何かしら思い悩んだり、壁にぶち当たった時に、昔を振り返ってみるのも良いかも知れません。

拓郎よりもソフトで、フォーク調の強い山田パンダの歌唱です。

時々、懐かしい昭和40年代、50年代を思い出して書いてみたいと思います。


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