コロナ禍で中々試合のできない期間が続いた社会人野球。日本選手権は中止になりました。全日本クラブ選手権も同様に中止されました。数々の大会がなくなる中で、先日から都市対抗が開催されています。
【出場チーム】
◇推 薦:
*千葉市(JFE東日本) 2年連続24回目
◇北海道:
*札幌市(JR北海道硬式野球クラブ) 2年ぶり16回目
◇東 北:
*にかほ市(T D K) 7年ぶり15回目
*石巻市(日本製紙石巻) 3年ぶり5回目
◇北信越:
*高岡市(伏木海陸運送) 3年ぶり5回目
◇北関東:
*日立市(日立製作所) 2年連続38回目
*鹿嶋市(日本製鉄鹿島) 5年連続20回目
◇南関東:
*狭山市(Honda) 4年連続34回目
*さいたま市(日本通運) 6年連続45回目
*富里市(ハナマウイ) 初出場
◇東 京:
*東京都(JR東日本) 11年連続23回目
*東京都(NTT東日本) 5年連続44回目
*東京都(セガサミー) 2年ぶり11回目
*東京都(鷺宮製作所) 3年連続15回目
◇西関東:
*横浜市(ENEOS) 5年ぶり50回目
*川崎市(東 芝) 12年連続42回目
◇東 海:
*豊田市(トヨタ自動車) 6年連続22回目
*鈴鹿市(Honda鈴鹿) 5年連続25回目
*浜松市(ヤマハ) 2年連続41回目
*名古屋市(東邦ガス) 4年連続14回目
*名古屋市(ジェイプロジェクト) 8年ぶり2回目
*岡崎市(三菱自動車岡崎) 2年連続12回目
◇近 畿:
*大阪市(NTT西日本) 6年連続31回目
*門真市(パナソニック) 5年連続54回目
*大阪市(大阪ガス) 3年連続26回目
*京都市(日本新薬) 7年連続37回目
*大阪市(日本生命) 2年連続61回目
◇中 国:
*広島市(三菱重工広島) 3年ぶり17回目
*倉敷市(三菱自動車倉敷オーシャンズ) 16年ぶり8回目
◇四 国:
*高知市(四国銀行) 4年ぶり19回目
◇九 州:
*大津町(Honda熊本) 5年連続14回目
*福岡市(西部ガス) 2年ぶり5回目
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今大会の組合せは下記の通りです。
出典:https://www.fkk-toyama.co.jp/club/593/
昨日まで8試合が行われました。
*東京ドーム
11/22(日)
▽1回戦
千葉市(JFE東日本)
000 100 000│1
210 000 00X│3
倉敷市(三菱自動車倉敷オーシャンズ)
(J)本田・本定・高木・林・須田-猪田・下地
(三)廣畑-森
東京都(セガサミー)
020 000 000│2
000 000 000│0
豊田市(トヨタ自動車)
(セ)草海・三宮・陶久-須田
(ト)栗林・嘉陽-小畑・高祖
11/23(月)
▽1回戦
大阪市(日本生命)
000 000 301│4
110 100 20X│5
鈴鹿市(Honda鈴鹿)
(日)高橋・阿部・清水・栗山-古川・田口
(H)井村・八木・堀田-長
川崎市(東 芝)
000 000 000│0
000 140 01X│6
大阪市(NTT西日本)
(東)岡本・福本・三小田・吉村・近藤-柴原・中村
(N)濱崎・森-辻本・森山
横浜市(ENEOS)
100 010 022│6
000 000 000│0
名古屋市(東邦ガス)
(E)柏原・西島・藤井-柏木
(東)辻本・船迫・屋宜・水田-氷見
11/24(火)
▽1回戦
狭山市(Honda)
0011 010 000│12
002 300 000│ 5
大阪市(大阪ガス)
(狭)朝山・橘・田村・小野・福島-辻野
(大)阪本・川瀬・田中・河野・温水-鳥飼・高橋
名古屋市(ジェイプロジェクト)
001 000 000│1
110 001 14X│8
東京都(鷺宮製作所)
(ジ)白崎・西納・木村・保坂・古屋・平岡・横山-伊藤弘・松坂
(鷺)平川・野口-長澤
石巻市(日本製紙石巻)
000 000 100│1
000 000 30X│3
福岡市(西部ガス)
(日)塚本・宮内・斎藤-水野
(西)村田・高椋-大久保
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16年ぶりに本大会に出場した三菱自動車倉敷オーシャンズ(倉敷市)が、前年王者のJR東日本(千葉市)に快勝しました。玉野光南から帝京大を経て入社した来年のドラフト候補でもある廣畑敦也が被安打6、7奪三振の完投でした。会社の経営上の都合で一度は企業チームから切り離され、クラブチームとして何とか生き延びてきた倉敷オーシャンズが再び企業の支援を得て企業チームに戻り、今日に至りますが、何しろ長い低迷期がありましたからこの勝利は喜びもひとしおだろうと思います。
“居酒屋軍団”として話題を呼んだジェイプロジェクトの悲願の初勝利はなりませんでした。コロナ禍で野球だけでなく仕事もできなくなってしまった苦境をはねのけてやってきた東京ドームでコロナに苦しむ人々の光になるべく戦いました。その頑張りが勇気を届けられたと信じたいですね。日本野球連盟に登録している企業チームとしては唯一、飲食業を主事業とするチームで、選手は全員ホール係やバーテンダーに従事しながら野球を続けて来ました。東海地区2次予選の4勝の内、3勝がサヨナラ勝ちという勢いに乗った快進撃を本大会で見せることはできませんでした。「こんな大変な時期に・・。会社も大変な時期に、野球をやらせてもらっていることに感謝し、それをここで表現したかったけど、できなかった・・」という選手の言葉が切ないですね。ジェイプロジェクトの新田治郎代表取締役は「企業スポーツは心の社旗」と語り、コロナ禍で大幅な赤字計上が予測される現状でも「現時点で社旗を下ろすことはない」とのことです。「いい勉強を、経験をしたと思う。今年に限れば、野球をここまで楽しめただけで幸せだと思う。多くの方々に感謝したい」と語った言葉にスポーツ本来の力と希望を感じられました。
やはり、生きていく為に絶対に必要なものではありませんが、これこそスポーツの持っている存在意義だと思います。
その他の試合では、関大卒の阪本大樹や高橋佑八が在籍している大阪ガスが気になりました。残念ながらHondaに大敗しましたが、まだまだ頑張って、元気な姿を見せてほしいと思います。
これからも時々、結果などを確認したいと思います。
よろしくお願いします。