おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

不死鳥の凋落! こうなることは既定路線だったのか?

2023年11月29日 22時17分41秒 | アメリカンフットボール

日大アメフト部・中村敏英監督の〝廃部メール〟を全文入手! 現役部員は「みんな混乱」

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/sports/tokyosports-284263

※以下、引用です。

日本大学が違法薬物事件を起こしたアメリカンフットボール部を廃部と決定したことが、28日に判明した。すでに3人の逮捕者を出した上に、事件の対応を巡りパワハラを受けたとして沢田康広副学長が林真理子理事長を提訴するなど、同部を取り巻く状況は泥沼化。2018年の悪質タックル問題から再生はかなわず、名門の日大フェニックスが消滅する。最悪の結末を受け、取材に応じた現役部員は現状とその胸中を明かした。

日大は公式ホームページで「アメフト部の違法薬物の使用に関する疑いが明らかになって以来、警察の捜査に協力して参りましたが、3人目の逮捕者が出たことは誠に遺憾です。このような事態に至りましたことを厳粛に受け止め、深くおわび申し上げます」などと謝罪文を発表した。その裏で日大は廃部を決定していた。

現役部員によると、28日の夜、チーム全体の連絡網で中村敏英監督からこう通達された。

「アメフト部関係各位 つい先ほど大学本部から連絡があり、本日行われた競技スポーツ運営委員会の決定により、アメフト部は廃部となることが決まりましたので報告します。現時点ではこれ以上の情報はいただけておりません。しかし、廃部となることを先に外部から知ることがないように、まず結論だけでも先に連絡するようにとのことでした。今後のことや、経緯や理由については改めて大学から説明があるとのことでした。続報が入りましたらご連絡させていただきます 監督中村」

同日に日大は「競技スポーツ運営委員会」を開き、アメフト部の廃止を決めた。だが学生たちには経緯、理由を説明しないまま「廃部」という決定だけを伝えたことになる。

7月下旬に薬物問題が明るみに出て、8月5日に麻薬取締法違反で部員1人が逮捕。しかし大学側は個人犯罪として、同月10日に部への無期限活動停止処分を解除したが、9月1日からは再度、同じ処分となっていた。関東学生連盟は8月に、リーグ戦で当面の間の出場資格停止を発表。今季の試合は全て中止となったが、10月と今月27日にも逮捕者が出た。

こうした中でも部の存続に向けてミーティングが毎週、開かれており、大半の部員は参加していたという。現役部員は「急に連絡が来た。(廃部を受けて)何人かと連絡を取ったけど、みんな混乱している。騒動が起きた時点で、ある程度は覚悟していたけど、本当にそうなるとは…。何とも言えないし、何の言葉も出てこない」と胸中を吐露し、ショックを隠せない。

薬物騒動が発覚した今夏から、廃部を求める声は多かった。一方でアメフト関係者からは「フェニックスはアメフト界の象徴。なくなってはいけない」との訴えも聞こえ、現役部員も「チームがしっかり再生することを願っている」と話していたが…。

日大アメフト部は1940年に創設。リーグ戦35回優勝、学生日本一を決める甲子園ボウルで21回勝利した名門だった。しかし、18年の悪質タックル問題に続き、今年7月に薬物問題が表面化。事件の対応を巡り、林理事長や沢田副学長ら上層部も批判を浴びてきたが、学生たちを置き去りにする姿勢は「廃部」となっても変わらなかった。


「廃部」という選択はある程度予想できていました。しかし、唐突でしたね。先に選手たちとの話し合いがあってしかるべきなのに、上層部が腐っていると大学自体も腐って来ます。アメフト部は日大の象徴ともいえる存在。関学を中心とする関西の各大学のアメフト部とは存在感が違います。

大学の体育会はある意味昭和を現世に残す存在。良し悪しはあるにせよ、伝統というものには重みがあります。「フェニックスはアメフト界の象徴。なくなってはいけない」という意見もよく分かります。

しかし、大学の上層部がこの体たらくでは、存続する選択肢には辿り着かなかったのではないでしょうか?

学生たちを置き去りにする姿勢は「廃部」となっても変わらなかったというのは、教育者としての矜持を捨てた保身の末の既定路線だったのでしょうか? 日大の迷走はこれからも続きそうです。

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