福田康夫首相は、老害政治の極み、まさに「偽装政権」の「正体見たり」である

2007年12月13日 16時04分35秒 | 政治
◆老害政治家・福田康夫首相率いる「偽装政権」が、ついに馬脚を現した。2007年の世相を表す「今年の漢字」に「偽」が選ばれた折も折、「偽装の極めつけ」が福田政権だったというのは、いかにも皮肉であり、福田首相の「正体見たり」である。
舛添要一厚生労働相が、該当者不明の約5000万件の年金記録について、「すべての持ち主を特定する」と言ってきた政府の「公約達成が困難」となったことを明らかにした。舛添厚生労働相が、国民に向けて率直に謝罪したのであれば、まだしも、居直り発言をしたのは、まずかった。そのうえに、町村信孝官房長官が「参議院選挙のときは、言葉を縮めて演説した」などと弁解し、福田首相に至っては「公約違反というほど大げさなものかどうか」と軽く応えたのには、唖然とさせられる。福田首相が、独立行政法人改革を渡辺喜美行革担当相に丸投げして、強い改革意欲を示していないのが如実に示しているように「偽装改革」を印象づけてきたので、まさに「偽装の上塗り」を続けている。
◆こんなことをしていると、福田首相の言うことは、「一から十までみんなウソ」と多くの国民に受け取られ、それでなくても信用されていないのに、「政治不信」は、さらに深刻化していく。「演説」という「言葉」を最大の武器にしている政治家、それも国家最高権力者がこのザマでは、日本の前途は、真っ暗闇である。
ノラリ、クラリと何を考えているかさっぱり分からない発言を繰り返していくと、国民の不満は、何重にも積み重なり、いつかは、大爆発する時が必ず来る。選挙のときの発言がウソとなれば、民主主義は、根底から崩壊していく。これほど恐ろしい事態はない。
◆さし当たっては、2008年1月27日に投開票される「大阪府知事選挙」において、「政治家の言葉」が試される。橋下徹弁護士が自民党大阪府連の要請に応えて、12月12日、記者会見において正式の立候補宣言をしたが、それまでメディアを通じて「立候補は絶対にありえない」と言い続けてきていただけに、早々と「ウソツキ」のレッテルを貼られてしまっている。
◆「おもろいやないか」精神が支配している大阪の風土からすれば、橋下弁護士が当選する可能性は高いけれど、仮に当選しても、この人は、コメンティターとして行ってきたこれまでの自由奔放な発言体質から、思わぬ「失言」が災いして、足下を掬われ、悲惨な運命をたどる危険は多分にある。失政のツケは、大阪府民が支払わされる。
ちなみに橋下弁護士現在、38歳という。「男の厄年」が目前に迫っているのは、暗示的である。
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