自民党内ではすでに「福田首相では次期総選挙に勝てない」と退陣要求論が噴出し始めている

2007年12月19日 18時50分02秒 | 政治
◆福田内閣の支持率低下が止まらない。当たり前である。就任してから3か月になるのに、何ら仕事らしい仕事をしていないからである。それどころか、「官僚にヘソを曲げられては仕事ができない」と思い込んでいるらしく、官僚の機嫌を取ることばかりにやたらと熱心である。やっぱり「老害政治家」である。老害と官害がブレンドされたのでは、国民はたまったものではない。とにかく、福田首相の感覚は、国民から相当ズレている。
◆まず年金記録問題では、「そんなの関係ネー」とでも言いたそうな無責任な態度を依然らとして取り続けている。
 次に薬害肝炎訴訟問題では、患者被害者の全員救済に及び腰である。「他人のことは、知ったことではない」という冷たい態度は、むかしからちっとも変わっていない。人の痛みに無関心なお坊っちゃま育ちなのである。
 もう一つは、渡辺喜美行革担当相が持ち前の「突破力」で進めようとした独立行政法人改革が、挫折してしまいそうである。亡父・福田赳夫元首相が在任中、「行政改革」に取り組みながら、文部省の2つの特殊法人を一つにしたまではよかったが、フタを開けてみると、組織も予算も膨れ上がっており「焼け太り」と批判された悪しき前例が思い出される。福田首相は、この悪例を踏襲しそうである。
◆官僚を大事にし、国民を侮っていると、内閣支持率は、確実にどんどん下がっていく。「改革に不熱心で何にもできない首相」というマイナス・イメージが増幅していくと、行き着く先は、はっきり見えてくる。「自民党の葬儀委員長」となってしまうのは、もはや回避できない暦全とした事実になりつつある。
◆こんな危惧から、自民党内では、すでに「福田首相では、次期総選挙は戦えないということになれば、福田首相には退陣してもらうことになる。森喜朗元首相の二の舞になる危険性が高まってきている」という声が公然と上がり始めている。
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