民主党は統一地方選大惨敗!-輿石東が菅直人の首に鈴、冷血・仙谷由人が斬首役、下克上の戦国地獄絵巻

2011年02月27日 19時36分15秒 | 政治
◆「民主党A(野党)vs民主党B(与党)」→「親小沢vs反小沢派」→「党内野党vs党内与党」→「マニフェスト実現派vsマニフェスト忘却派」→「大型減税派vs大増税派」→「反TPP派vsTPP参加推進派」→「兎さんチームvsかわうそチーム」(シンボルマーク対決)
 衆院解散・総選挙になれば、民主党内与野党の対立軸が、鮮明になってきた。国民有権者にとっては、実にわかりやすい。自民党など真正野党は、この仁義なき戦いの影に霞んでしまい、どこにいるかわからなくなる。
 小沢一郎元代表が、鹿児島市から「政治の状況は内外とも混とんとしており、総選挙にならないとも限らない」と狼煙を上げれば、自民党の大島理森副総裁が、岩手県宮古市で衆院解散について「3月末から4月初めということも、わずかな可能性だが出てきている」と観測気球を飛ばしている。
 まず、毎日新聞JPは、2月27日の朝刊で、「小沢・民主元代表『早期解散も』」とのタイトルで衆院解散・総選挙について、小沢一郎元代表発言を次のように報じている。
 「民主党の小沢一郎元代表は26日夜、鹿児島市で開かれた同党衆院議員の会合であいさつし『政治の状況は内外とも混とんとしており、総選挙にならないとも限らない』と、早期の衆院解散・総選挙の可能性に言及した。側近議員らに対しては早期解散に備えるよう指示してきたが、公の場での言及は初めて。小沢元代表は『純粋な思いを持った政治家が求められている』と語り、マニフェスト(政権公約)修正を図る菅直人首相の姿勢に疑問を投げかけた」
 一方、時事ドットコムは26日、「衆院解散、3月末にも=大島自民副総裁」との見出しで、以下のように配信している。
 「自民党の大島理森副総裁は26日、岩手県宮古市で講演し、衆院解散について『3月末から4月初めということも、わずかな可能性だが出てきている』と述べた。その理由として『民主党の中に既に兆しがあるが、〈菅さん辞めろ、統一地方選を戦えない〉と言われて、菅直人首相が『何を』と言って伝家の宝刀を抜かないとは限らない』と指摘した。大島氏は『5月、6月(に解散)の可能性もある』とも語った」
 小沢一郎代表衆は、院解散の時期について、これまで側近議員らに対して「早期解散に備えるよう」指示するのに止めて止まっていたのを、ようやく「公の場」での言及した点。
いよいよ現実味を帯びてきている。
 問題は、具体的な時期である。小沢一郎代表衆は、「早期解散」と言っているのに対して、
大島理森副総裁は、「3月末から4月初め」(予算案自然成立の直後)と「5月、6月」(国政選挙に向かないゴールドウィーク明け)の2つの可能性を示している。「伝家の宝刀」(解散権を実質的に行使できる権限)を抜けるのは、総理大臣だけなので、いつとは、決め付けられないからである。
◆しかし、衆院解散・総選挙の前に、始末しておかなければならないのが、菅直人首相の「老首」だ。フジテレビの朝番組「親報道2001」(キャスト:須田哲夫・フジテレビアナウンサー、吉田恵フジテレビアナウンサー、平井文夫・フジテレビ報道局専任局長)-「混迷菅政権の命運を握る男・輿石東氏が緊急生出演」のコーナーに生出演し、キャスターやコメンテイターとのオープニングトークは、次のように進行した。
 -予算作成に関わった松木政務官の辞任について
 輿石 議員総会では、どんなことがあっても党や組織がまとまっていなければ何の力も発揮できないため、参議院はまとまっていこうと語った。
 -党員資格停止という小沢元代表に対する処分が、納得できない気持ちがあるのか。
 輿石 この問題は処分に値しない、必要としない考えでいる。
  -菅首相「野党案丸のみ」発言、マニフェストの行方は?
 輿石 (マニフェストの遂行度について評価)。政権交代の理念と、期待した国民の気持ちにかえらなければこれまでの政権と変わらない。
  -国民新党の亀井静香代表が提案している救国内閣構想、解散・総選挙について
 輿石 救国内閣構想は国民に理解してもらえるか疑問に思い、解散・総選挙は政治空白は作るべきではない。
 -迫る4月の「都知事選」、民主党の候補者擁立は?
 輿石 候補を出したい気持ちはあるが、出せるかどうかはまだわからない。
 (しかし、キャスターやコメンテイターからは、最後に菅首相の首に鈴をつけられるのは、民主党の重鎮である輿石参院議員会長しかいないという発言が出た)
◆さて、輿石参院議員会長(子年=ネズミ)が、菅首相(戌年=イヌ)の首にめでたく鈴を付けることができたとして、その次は、だれが実際に「斬首」するか。首斬り朝右衛門役である。嫌がる菅首相を斬首するには、相当の腕前が必要である。そこは、裏切り、陰謀、密告、陥れなど何でもアリの冷血動物の集団である民主党だ。「義理も人情も浪花節もない」、つまり「GNN」に欠ける冷血動物は、豊富で「斬首」役には、事欠かない。
 このなかで、最も適役なのがいる。血も涙もないマルキスト・仙谷由人代表代行(戌年=イヌ)だ。暴力団・総会屋弁護士で鳴らした本来アウトローでありながら、「GNN」に欠ける恐るべき異形の政治家である。
 読売新聞2月27日付け朝刊「政治面」(4面)で、「仙谷氏、衰えぬ存在感 『首相に引導』『暫定代表』期待の声」との見出しを付けて、以下のように配信している。
「菅政権の行き詰まりを打開するキーマンとして、民主党の仙谷由人代表代行の動向が注目されている。1月の官房長官退任後、めっきり発信は減ったものの、党内での存在感はなお大きい。(ハノイで、東武雄)
 ベトナム訪問中の仙谷氏は26日、チュオン・タン・サン共産党書記局常務とハノイ市内で会談、経済協力などの促進を確認した。サン氏は次期国家主席に内定しており、同国の仙谷氏重視の姿勢がにじむ。発信が減ったとはいえ、政局を主導する意欲は強いようだ。25日夜の同行記者団との懇談では、原口一博前総務相が掲げる『分党』論を『原口氏に〈お前は民主党Bだ〉などと言われたくない』と切り捨てた。強制起訴された小沢一郎元代表に対する厳しい処分を主張してきただけに、元代表と近いとされる原口氏の動きに不快感を隠せなかったようだ。もっとも、仙谷氏は菅首相とも距離を広げているとの見方もある。仙谷氏は否定するが、『本心では首相退陣と引き換えに2011年度予算関連法案を成立させようとしている』(党幹部)とささやかれているのだ。仙谷氏の所属する前原外相グループの会合で、前原氏が新首相の下での衆院解散も視野に選挙準備を急ぐよう指示したことや、首相が苦境に立たされる中で外遊日程を入れたことなどが、そうした見方の根拠だ。『首相に引導を渡せるのは、官房長官として支えた仙谷氏しかいない』との期待感もある。菅首相による衆院解散・総選挙を回避したい若手の間では、首相交代で政権安定を図るべきだとの意見の一方で、『〈仙谷暫定代表〉で衆院選を乗り切り、その後、本格政権を目指す』との声も出始めている」
◆さすがに読売新聞の東武雄記者は、人物観察が鋭く、実に素晴らしい。「仙谷暫定代表」「その後、本格政権を目指す」との願望、ギラつく欲望を、見事に描かれている。
 けれど、もう一歩踏み込み、深層心理まで掘り下げて欲しかった。それは、仙谷代表代行の「人徳のなさ」と「算術計算能力のなさ」である。
 「脱小沢」の旗を振り、小沢一郎元代表を切っていながら、どうやって、小沢支持派の賛同を取り付けて、暫定代表、首班指名を得ようと考えているのか。理解できない。
 少なくとも前原誠司外相は、小沢一郎元代表に「総理大臣にして欲しい」と依頼してきている。
 仙谷代表代行は、相変わらず、「冷血動物」ぶりである。これでは、取らぬタヌキの皮算用というものだ。せいぜい「首斬り朝右衛門役」が一番似合っている。それにしても、仙谷代表代行とその周辺は、幼稚すぎる。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
第3次世界大戦を仕掛ける米国が「頭隠して尻隠さず」、ハンツマン駐中国大使が、北京ジャスミン革命現場でキャッチされ、オバマ米大統領が リビアに単独で制裁措置

◆〔特別情報①〕
 中東から北アフリカ、さらに中国へ-チュニジアから始まった「革命」は、エジプト、リビア、イエメン、バーレーン、アルジェリアから、シリア、サウジアラビア、イランへと広がる。その先に、中国へと波及する。と思われていたが、何と一足飛びに、ついにに中国に伝染し、それが、北朝鮮との国境まで、感染する勢いを示してきた。

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第3章 小沢一郎が導く日本の行く先

第一節 なぜ「四つの爆弾」をしかけるのか

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『政治家の交渉術』目次

 第6章 「小敵」扱いするな―「雑草は繁殖する」

 3 「ノー」をどんな武器にするか

   思いもつかない言葉を編み出す

 金丸信が防衛庁長官だった当時、アメリカ政府は財政悪化や日本人基地従業員(軍雇用員)の賃上げ問題に伴う経費負担を日本政府に要求してきた。

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