芋焼酎からうまれたもろみ酢

酢って健康に良いんですよね。(音楽熟成)

【新聞記事を見て】平成17年9月15日日経新聞「田苑酒造、もろみ酢を6割増産・かすの固形分も外販」

本格焼酎メーカーの田苑酒造(鹿児島県薩摩川内市)は、焼酎の生産工程で出るかすを使用したもろみ酢関連の事業を強化する。2006年6月期にもろみ酢を前期に比べ6割増産し、製造後に発生するかすの固形分を外販する。もろみ酢だけで年間1億4000万円の売り上げを目指しており、麦、芋、米の各焼酎に続く大型商品に育成する方針だ。自社通販以外の直販ルートも拡大する。今春にもろみ酢事業専任の担当者を1人配置。首都圏や関西圏の百貨店への売り込みを目指す。麦焼酎かすを使用した製品は酒販店経由での販売を検討している。

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「もろみ」とは、日本酒、焼酎、醤油などの製造段階で生じる「粕」を漉していない状態の液体をいいます。焼酎の場合、この「もろみ」を漉した焼酎粕が不要物として海洋投棄された結果、海洋汚染の原因となりました。焼酎メーカも焼酎粕の新しい活用方法を研究していたところ、焼酎粕には、多くのミネラルやビタミンなど体にいい成分が含まれていることから家畜飼料に転換する方法を考案、そして田苑酒造では、芋焼酎の粕には疲労回復に効果があるといわれるクエン酸や、抗酸化作用のある成分が豊富、ただ、そのままでは酸味が強すぎて飲みづらいことから米麹を加え、酸味を抑え、芋焼酎発酵エキスのもつ甘味を引き出す製法を開発し、「もろみ酢」の商品名で天然発酵飲料を発売したということです。

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【他に面白いことが・・・】

田苑酒造では、他にも面白いことがあります。焼酎をいただくとクラシックの響きが聴こえてくるようです。というのは違うんですが、実は、「音楽熟成」という独特の製法を取り入れているんです。スピーカーで音楽を聞かせるのではなく、トランスデューサーと呼ばれる機器を仕込みタンクや貯蔵タンク、樽などに取り付けて、このトランスデューサーから流れる音楽の振動を利用して発酵を促進しているようで、発酵が早くなり、さらに熟成の段階で酒質の向上にも大きな効果があることが実証され、本格導入したということです。きっかけは、社員から「工場でBGMを」という要望からだそうです。

【後記】
音楽による胎教と同じなんでしょうか。一度、田苑酒造の焼酎を味わってみたいですね。私の感性もよくなるでしょうかね(もう、遅いわいと、つっこみが入る)
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