ウイスキー復権

【新聞記事を見て】平成18年2月16日日経新聞「ウイスキー復権の兆し」
焼酎やワインに押されていたウイスキーに復権の兆しが見えてきた。価格は高いが製法などにこだわった「シングルモルト」が人気を集めている。おしゃれで都会的なイメージが若い人をひきつけ、ウイスキーを重点的に扱うバーなどが増える中、年配の愛好者も市場に戻りつつある。国内ウイスキー市場は1983年をピークに縮小傾向が続き、2005年はピーク時の1/4以下。しかし1本5000円を超えるプレミアム商品に限れば、2005年の売上高は6%増と2年連続でプラス。シングルモルトブームを引っ張るのは30歳代を中心とした男性。ホテルのバーは2000年に比べ25%増、立ち飲みバーは2.7倍に増えているが、スナックの数は2割減

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シングルモルトとは、単一の蒸溜所のモルトウイスキーのみを商品化したものです。原料は二条大麦で、
①まず水に浸して発芽させ、乾燥。
②その乾燥する際にピートを一緒に焚くことによりウイスキーの独特な風味を醸し出すようになる。
③乾燥後、粉砕し、お湯を加えて、イースト菌を混ぜて発酵(もろみですね)。
④そのもろみをポットスチルという蒸留釜で2回蒸留し、無色透明、アルコール度数70度の原酒が出来上がり。
⑤加水して63度程度にして樽詰め。
⑥長い年月熟成させて、樽出し(いくつもの樽をミックスする)。
⑦瓶詰めし、完成です。
最近、キリンやアサヒ(ニッカ)、サントリーが国内でウイスキー製造するだけでなく、スコットランドの有名蒸留所のシングルモルトを輸入し販売しています。

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【他に面白いことが・・・】
ウイスキーの世界5大産地の一つであるスコットランドは、大きくハイランド、スペイサイド、ローランド、アイラ、キャンベルタウン、アイランドの6つのエリアに分かれ、特徴を持っています。
①ハイランド:スコットランド北部に位置し、高木が育たず、岩山とシダ類に覆われた荒涼とした地方で、ネス湖があります。グレンモーレンジやクライヌリッシュが代表的な蒸留所で、力強く味わい深いウイスキーが多いです。
②スペイサイド:北部スペイ川流域の地域を指し、スコットランドの約半数の蒸留所が集中しています。グレンファークラス、マッカラン、グレンフィディックなど代表的な蒸留所が多く、甘く芳醇で華やかさが特徴です。
③ローランド:グラスゴーやエジンバラというニ大都市がありますが、最近は蒸留所が数箇所しかありません。グレンキンチー、オーヘントッシャンが代表的な蒸留所で、ピート香がやさしく、軽く飲みやすいのが特徴です。
④アイラ:淡路島ほどの大きさであるアイラ島には海沿いに複数の蒸留所があり、潮の香りとアイラピートという独特のピート香が特徴で、ひじょうに強烈な個性を持つウイスキーです。代表的な蒸留所は、ラフロイグ、ボウモア、アードベック、ラガヴーリンです。落ち込んだときには最高かも。
⑤キャンベルタウン:スコットランドの西部、キンタイア半島にある小さな町で、スプリングバンクとグレンスコシアの代表的な蒸留所しか残っていません。ハイランドとアイラの中間の味です。
⑥アイランド:スコットランド周辺の島々を指し、代表的な蒸留所はタリスカー、ハイランドパークです。潮の香りが少し強いのが特徴です。

100あるいずれの蒸留所もひじょうに個性的で、さらに1本1本が、色、香り、味わい、余韻、いづれをとっても同じものがない、と言われています。それが男性だけでなく女性も含めて人気が出てきている要因かもしれませんね。

【後記】
「自分に合うウイスキーを求めて」飲み続けたいと思います。
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