和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「クビシメロマンチスト」読了。

2007-09-02 23:34:00 | 読書感想文。
シリーズ2作目、読了しました。

しかし、このシリーズ「戯言シリーズ」などと呼称されてますが。
実際、寒いんでやめて欲しいところです。
いーちゃんがいちいち「戯言なんだよ」とかぬかすのも含めて。
っていうか結局「戯言遣い」って何だ。超能力じゃないよなぁ?

・・・とまぁ、その辺は全部置いておいて、2作目です。
今回は、前作よりはるかに好みでした。
やはり、各キャラの個性・ポジションがつかめたからでしょうね。
すんなり感情移入できた気がします。
それは、決して主人公に共感できたとか、そういう意味ではないけど。
あんなヤツに感情移入はできない、ということが分かったから
物語の「傍観者」として感情移入したみたいな。
推理を楽しむなんて、どうでもいいんですよ。きっと。
そういう意味では、「脳噛ネウロ」に近いかもしれませんね。

あと、葵井巫女子(あおいい・みここ)とかその辺のサブキャラ達が
よく立ってましたね。
名前がイタイのはこの際置いておきますが。
彼女らのキャラと、主人公・いーちゃんのキャラの対比があって
初めて成立するトリックですからね。
その辺はよく作り込まれていると思います。

さて、3作目に早速手を出したいところですが――
高いんですよ。新書だから。1冊1000円とかする。
シリーズ全部揃えたら1万近くイっちゃうんじゃないでしょうか。
・・・ま、少しずつ、ね・・・。
コメント (3)
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