あとがき。

久々すぎて小説の書き方忘れてた。

毎度のことです。

どうも小説家いずみです。


今回、珍しくキャラとタイトルが先に出来上がっていました。

で、後から中身を考えていくという順序。

なかなかないことです。


キャラ小説・・・なのかなあ？

まあ、そんな感じ。


「村田えみる」という名前は、もちろんハグプリオマージュです。

キュアマシェリ可愛いよね。

声優さんが田村奈央というらしいんだ。

で、村田えみる。

わかりやすいね！


とにかく、久しぶりな上にいつもと違う作り方をしたので、

まとめるのが大変でした。

色々話を広げようと思ったのですが、１００行前後でまとめたくて

削りに削ってこんな感じに。

長く続けてもいいことないよ。


というわけで、「杉崎ばにらは見苦しい」でした。

ばにらは可愛いと思われなくていい、と思っています。

作者の狙い的には。

杉崎ばにらは見苦しい

杉崎ばにらは可愛い。
ただし――内面を知らなければの話だが。

「あー、あそこのカップル、別れればいいのに」
僕と一緒に大学の学食ランチを食べながら、ナチュラルにばにらはそう言った。
「別れろー、別れろー」
「呪詛を飛ばすな」
何やら怪しい動きをし始めたので、一応釘をさしておく。
どうもばにらは、２席ほど離れた所で仲良く食事をする２人が気に入らないらしい。
「大学生ってだけで浮かれすぎなんだよね。ムカつく」
・・・その顔で呪いの言葉を吐かれると、幼馴染でも引く。

そう、僕とばにらは幼馴染である。

子供の頃は――ここまでだとは思っていなかったんだがなあ。
中学を卒業した辺りから、おやこいつはおかしいぞ、と思い始めたものだ。

「あー、もう、世の中のカップル共は全て爆発四散しろ！」
「カップルに罪はないだろう・・・」
「私をムカつかせた罪！　死刑！」
「ひでえ」
裁判員もびっくりである。
ともかく、ばにらは他人の幸せが憎くて仕方がない。
その憎悪は世のカップル全てに向けられる。
老夫婦でさえも例外ではない。
ちょっと怖い。

「カップル全てが駄目だと言うなら」
と、僕は切り込んだ。
「僕とばにらも、傍から見たらカップルなんじゃねーの？」
「違う」
即否定された。
別に悲しくはないが、意味は分からない。
「私達は付き合ってない。私は幸せじゃない。だからセーフ」
何がセーフか。
「・・・じゃああのカップルに見える２人組もカップルじゃないかもしれないぞ」
「あれはカップル。前の講義でボールペンの貸し借りもしてた」
「そこまで見てたのか。っていうかボールペンくらい貸し借りするだろう」
「オーラが！　カップルオーラが酷い！　あれは間違いなく有罪！」
もう理屈などはないようだった。
ばにらがムカつけばカップル。カップルならムカつく。
鶏が先か卵が先か。

お。
――ここで残念なお知らせである。
「きたきた。えみるー、こっちこっち」
と、僕は学食に入ってきた後輩を呼び寄せる。
「えみるちゃん？」
ばにらは意外そうな顔をする。
学食で３人揃うのは稀である。

えみる――村田えみるは、僕らと同じサークルの後輩だ。
この春、入学したばかりの１年生。
そして。

「先輩、お待たせしました」
「いや、時間ちょうどだよ」
えみるは自然に僕の隣に座る。
そして、残念なお知らせ発表である。

「ばにら。僕ら、付き合うことになったから」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　・・・は？」

目が点になる、とはこのことだろうか。
怒るとか悲しむとか、色んなパターンを想定していたが、まあ現実はこんなもんだろう。
幼馴染と後輩の突然の告白。
びっくりするなという方が無理である。
まして、相手はカップル嫌いのばにら。
目の前に新たなカップルが誕生した、となれば・・・。

「そういうわけで、今日は僕とえみるの交際報告の会でした」
えみるの肩に手を置き、微笑む。
「・・・でした、じゃねえええええ！」
一息入れてブチ切れるばにら。
「えみるちゃん！？　こいつのどこがいいの？　考え直すなら今のうちだよ！？」
「え、ええと、まあその・・・優しいところが」
「ハッ！　優しい？　優柔不断で他人に興味がないだけだね！」
酷い言われようである。
まあ、特別否定はしないが。

そして次は僕へと向き直る。
「お前もお前だよ！　私がカップル嫌いだと知っていながら！」
「知ってるけど、それと僕の恋愛沙汰は関係ないだろう」
「あるね！　何故なら私達は幼馴染だから！」
「幼馴染だからって、一生独り身でいろと？」
「そうよ、私とお前はずっと独りなんだ！　で、３０歳過ぎた辺りで
　『お互い恋人いないなー、いっそ結婚するか』
　みたいな会話をするんだ！」
小芝居が入った。ちょっと冷静になってきてるな、コイツ。

取り乱し続けるばにら。
正直、こうなることは分かっていた。
僕も、えみるも。
しかしこれは、乗り越えなければならない壁なのだ。

僕とばにらの関係。
僕とえみるの関係。
そして、ばにらとえみるの関係。
これらから考えて、ばにらを無視して２人で付き合うことなんてありえない。

「ああああ！　カップル許すまじ！　死ね！　爆発しろ！」
ばにらの呪いが止まらない。
「まあ、落ち着けよばにら」
「これが落ち着いていられるかあ！」
「それでも、僕とえみるは、ばにらに認めて欲しいんだよ！」
「・・・え・・・？」
正面からばにらの両腕を掴んで訴える僕に、彼女は少し揺らいだ。
聞いてくれる態勢になった、ということか。

「ばにらが嫌がるのは分かってる。
　それでも僕らはばにら抜きの関係なんて考えられない。
　これからも、今まで通り３人でいたいと思ってる。
　ばにらを仲間外れになんてしない。
　だから、僕らを認めてほしいんだ」
「う・・・うぅ・・・」
もうひと押しといったところだろうか。
そこで、えみるが訴える。
「あたしも、ばにらさんが好きです。認めてもらえたら、って思います」
そう。
僕らはばにらが好きだ。
めちゃくちゃで理不尽で我儘で、だけど可愛いばにらが好きだ。
散々考えて、この結論が一番幸せになれると思った。
だから、今日こうしてばにらに報告している。

「う・・・う・・・リア充どもめぇ・・・妬ましいいいい！」

ガタッと立ち上がり、
「私は認めないからなあああ！」
と叫んで、ばにらは学食から走り去っていった。
子供か。

「ばにらさん、泣いてましたね」
「あー、泣いてたなー。これは１週間は口利いてもらえないな」
「それくらいで済むなら、いいんじゃないですか？」
「そうだねえ」
僕らは、そんなことを言って笑い合った。

めちゃくちゃで理不尽で我儘で――何よりも。
杉崎ばにらは、見苦しい。

「先輩。あたし、付き合うなら先輩か――
　ばにらさんでもよかったんですけどね」
「え・・・」

えみるはえみるで、闇が深い。

「邦キチ！映子さん」読了。

単行本化された「邦キチ！映子さん」読了。


面白かった！

名前だけは聞いたことあるな、という微妙な邦画を

独特の視点で突っ込みつつも紹介する素敵漫画です。


これ、どれも実物を見たくなっちゃうんだよね。

デビルマンはだいぶ前に見たけど。


アジア映画とかも紹介されるスキのなさ。

邦画だけじゃないんだね。


で、Ｓｅａｓｏｎ２も開始されました。

こっちも単行本化されるといいな！

チョコボの不思議なダンジョン新作。

「チョコボの不思議なダンジョン　エブリバディ！」

ってのが出るらしいです。


チョコボの新作！

これは買わねば！


・・・と思ったんだけど、ＤＳ辺りで出た

「時忘れの迷宮」

のリメイク？　みたいなんだよねー。

ベースが時忘れとか書いてあったけど、具体的にはどうなんだろう。


いずみ、リメイク作品結構好きなんスよね。

エブリバディも買うべきか。


気にはなってます。

ローグライク好きだしね。

チョコボも好き。


もうちょっと様子見かな。

発売後の情報とかも含めて。

タバコ。

タバコの値段がまた上がるんだって？

大変だね、愛煙家の皆様。

ゲーム税とか漫画税とかが導入されると

他人事じゃなくなるのであまりキツいことは言えません。


そうそう、歩きタバコって迷惑よね。

路上に吸い殻捨てられても迷惑だし。


いやね、百歩譲って、歩きタバコ自体はいいんだよ。

最近は携帯灰皿もあるし。

一瞬煙を我慢するだけだからね。


でも、自転車乗りながらタバコ吸ってる人は

まじで意味不明。

片手運転でタバコですか。

コケて死ぬよ？

自分が死ぬだけならまだしも、他人を轢くよ？


意味がわかりません。


そういう一部のマナー悪い人のせいでタバコ増税されるんじゃないのかな。

一般の愛煙家の方は可哀想だと思います。

パン派。

朝ごはんはパン派。


朝からコメってしんどくない？

何かこう、重いというか。

朝は結構ぐったりしてるので、軽く食べられるものがいいのです。


そしてコーヒー。

本当はよくないらしいね、朝コーヒー。

よくわかんないけど。


一時期フルーツグラノーラにしてたんですが、

結局パンに戻りました。

好みって大事よね。

・・・いや、フルーツグラノーラもよかったんだけど。