「役に立つか分からない基礎研究に金を払うのはおかしい」
的なこと言ってる人、まだいるよね。
いずみなんてガチガチの基礎研究してました。
直接社会の役に立ち始めたのは最近かな?
AIとか、そういうので使われる技術の研究です。
これも無駄と仰る気か?
そして、いずみが研究してた頃にここまでAIが猛威を振るうと
先読みできていたか?
儲かると思うからやる、
儲からないならやらない、
ではないんだよな、そもそも。
研究なんて、
「面白いからやる」
しかないわけ。
その中から、偶然、奇跡的に社会の役に立つ研究が出てくるわけ。
宝くじを買う時に、
「当たりくじだけ買えばいいじゃない」
と言ってるに等しいぞ、それ。
基礎研究は全部ギャンブルです。
丸ごと投資して、100や1000の基礎研究から
ひとつふたつ儲かるものが出るかもね、
といった類のものです。
でも、投資しないと確実に他国に置いていかれる。
だから国はこのギャンブルをやるしかないのです。
「選択と集中」は通じない世界。