J55@茶畑さんのコメントでまさに目からウロコが落ちました。
《当初はJ3、J3R、J3RDのブレーキシステムは同一だった》
①手元にある昭和37年(1962年)のJ3、J3R、J3RDの整備解説書シャシー編のページ145
の“13ブレーキ・システム”に明確に以下記載があります。
『フロント・リアは共にトレーリング・リーディング・シュータイプで、一つのホイールシリンダー
で2つのシューを同時に作動します。』
②つまり、1968年のパーツリストに記載あるようなフロントブレーキにホイールシリンダーが
2個の設定ではなかったんです。1962年から1968年のいずれかの時期にJ3RとJ3RDの
フロントブレーキシステムの変更が実施されたことになります。私は、これまでJ3の右ハンド
ル化がJ3Rで、JC3の同右ハンドル化がJ3RDだと認識していました。でもパーツリストと
今回のJ55@茶畑さんからのコメントを頂いてふと気がついてしまいました。
③というのも、J3、JC3、J3R、J3RDそれぞれの新型車届出資料(ポンチ絵なし)だけを見て
いても、ホイールシリンダー数の記載がなく、今一よく分からないからです。でも今から思え
ば、JC3とJ3RDの諸元比較を行った際に、確かに制動距離に差異がありました。おそらく
この数値はブレーキシステム変更後のものだったんですね。
《JC3とJ3RDの主要諸元表上の主な相違点》
JC3 J3RD
①エンジン形式 KE31-11A KE31-13
②車両重量 1170kg 1180kg
③全長 3388 3390
④全幅 1688 1665 サイドステップの幅の違い
⑤全高 1895 1890
⑥荷台長 0.775 0.810
⑦荷台幅 1375 1400
⑧制動距離 13.5m 12.5m
取説による主要諸元では以上8点のみが相違。
☆三菱ジープ互助会☆
代表発起人J57改@日野市
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