三菱ジープ互助会

全国の三菱ジーパーとの連携の輪を拡大しよう。
≪設立の趣旨≫
①修理情報の共有
②J3等車両研究
③部品調達他

クラレクレモナ帆布ビニロンという幌生地 その②

2019-10-23 20:56:23 | 日記
7年ぶりになりますが○○スペース社のS様からご返事を頂戴しました。残念ながら幌事業からは撤退されていました。経営者の観点からは極めて正しい選択だと思います。事情がよくわかるだけにこちらも辛くなってしまいました。EV帆布10号=クラレクレモナ帆布ビニロンであることが確認されました。しかし、未だに自衛隊パジェロは多数存在しているのにこれからは一体どこの会社が幌の製作や修理を行うことになるのでしょうか?これは朝霞駐屯地の方には質問しても、その答えは帰ってきません。次期73制式は、私にはトヨタからの供給しか考えられませんので、車両を切り替える間は自衛隊パジェロの幌は修繕に徹するのかも知れませんね。数年前に200台単位で自衛隊パジェロ用の新品幌が納入された理由もここにあったのかも知れません。以下は業界限りの情報と思ってお読みください。明日以降S様の了解が得られ次第、このページに追記致します。

 
 

《10月24日追記》
 塩井様

ご無沙汰しております。
再度のお問い合わせありがとうございます。
ブログも拝見させていただきました。EV帆布10号にたどり着いたのは素晴らしいと思います。すでにご存じの通り、純正の幌の供給は昨年で完了いたしました。そのタイミングでシープ幌の生産に深く関わっており長く勤めていただいておりました弊社従業員も定年(だいぶ過ぎていましたが)退職してしまいました。
ジープの幌は生産打ち切りの製品でしたので大した引継ぎもしておりません。
今のスタッフでまた一から立ち上げるのは弊社の仕事量からも難しいとお答えせざるを得ません。最初にお問い合わせをいただいてから7年が経ち、お陰様で仕事には大変恵まれて、常にフル操業状態にもかかわらず、世間同様、人手不足が慢性化しており、細かな対応もできそうにありません。
EV帆布10号では生地が伸びないのでフロント上部のヒネリホックの位置やサイドカーテンのボタンの位置が合わないことも想像でき、ブログで拝見したような幌屋さんとのやりとりのようなことがきっと起きるのではと思います。
弊社にはそこに対応できる戦力がございません。大変申し訳ございませんが、他にあてがあるようでしたらそちらに相談いただけたらと思います。
いい製品ができることをお祈りしております。

 J57改@日野市の追記⇒ここで諦めないのが私の取り柄です。この状況から純正幌を量産できる会社は、今では完全になくなってしまったということを事実として理解します。

★三菱ジープ互助会★
 代表発起人J57改@日野市
 当方へのアクセスは、jeep-gojyokai@crux.ocn.ne.jp
塩井まで。

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