プレ・シュリンク(あらかじめ機体に貼る前の紙を湿らせて縮めておく)した紙を極薄ドープのハケ塗りで紙の表面ケバを寝かせたものを印刷に使いますから、やみくもにプリンターで印刷かけるわけにも行きません。どうしても何処かに問題が出てきますから数回の位置あわせと色あわせが必ず必要となります。
ドープでコーティングされた紙の表面はインクの染み込みが少なく色の出具合が全く違ったものになることだってあります。白い紙を貼った後に色々と加工をする作業も大変ですが、貼る前に出来ることをやってから紙貼りするのもそんなに簡単じゃございません。どっちも面倒で楽しい?作業に変わりないですネ・・・
エルロンラインを入れ、張り線の位置を確認したら翼紙の印刷、でも今度は張り線の位置とレタリングの位置関係が微妙に違ったりで悩みます。コピー紙に印刷して位置確認すること数回、何とかイケソウな予感、で本番開始!
胴体木目の色合いも本番用の紙では少し違った感じの色が出てきますので、濃度を変更してみます。バックが白で8番の部分はインパクト弱そうなので別に白塗装の紙にくっきり印字で仕上げることにしました。
戦い済んで日が暮れて恐る恐る尾翼に貼ってみます。濃すぎず・・・濃すぎず・・・・薄いんですねちょっと? でも控えめで気品ある?感じでしょうか、気品はどこにも感じられないけど。リボンテープを使うアルプスにはエッジのコントラストやストレートさで完敗です。しかし全体を覆う「色」として使う場合や雰囲気はインクジェットプリンターが勝っています。こうなると次回はベースはインク、ナンバーレタリングはアルプス、最期に裏からチョークなんて事にもなりかねません、かなり面倒ではあります!でも「アルプス直線番長」いまだ健在です。
胴体もちょっと貼って感じを見てみます。イイと思えばイイ・・ま、それ以上考えないことですか?もちょっと暗い方がよろしいかもネ。