映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『幸せのレシピ』

2008年07月03日 | Weblog
よい

スコット・ヒックス 監督
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン、パトリシア・クラークソン、ボブ・バラバン、ブライアン・F・オバーン、ジェニー・ウェイド、セリア・ウェストン、ジョン・マクマーティン 出演

ニューヨークの人気レストランで料理長を務めるケイトは完全主義者。仕事に対する情熱は人一倍。厨房では料理人たちを取り仕切り、目が回るような忙しさの中、正確に、完璧に、すべての料理を仕上げていく。積み重ねてきたキャリア、努力して手に入れた自信と賞賛、やりがいのある仕事、築き上げた自分の居場所。でも、気付かない幸せは、自分が決めたレールの外にあるのかもしれない…。予期せぬ出来事から“完璧な厨房”の外へと踏み出すことになったケイトが見つけた新しい自分とは…。

知らなかったが、ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のリメイクらしい。

デート・ムービーの典型。よってストーリーにそれほど深みはない。世の中芸術映画やココロザシだけが高い映画ばかりではやっていけないのだ。

なぜ主人公はセラピーを受けているのか? おそらく短気だから。なぜ娘は食事をとらなかったのか? おそらく家族の死が原因。 それがなぜ食べるようになったのか? おそらくアーロン・エッカートに心を許したから。
これらのように、はじめに問題らしきものが提示されそのあとで、それぞれの原因らしきものがわかるのだが、その関係性が薄くてわかりにくい。

料理のシーンと主人公の短気をあらわすシーンはよい。

セラピーのところはもっとおもしろくできたはず。

『リトル・ミス・サンシャイン』の主人公アビゲイル・ブレスリンが、ここではふつうの傷ついた女の子を演じている。あちらはぶっとびすぎていたが(笑)。