映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『マーサの幸せレシピ』

2008年07月26日 | Weblog
マーサの幸せレシピ - goo 映画
よい

サンドラ・ネットルベック 監督
マルティナ・ゲデック、セルジオ・カステリット、ウルリク・トムセン、マクシメ・フェルステ 出演

ドイツのレストランでシェフをしているマーサ。完璧主義で自分の料理には絶対の自信があり、お客さんも大満足で帰って行く。なのにオーナーには「この街で2番目のシェフ」と言われてしまう。私に何が足りないの…? そんな時、姉の突然の死によって、8歳の姪・リナと暮すことになったマーサ。だがリナは他人には心を開こうとせず、彼女のおいしい料理も口にしない。仕事一筋できたマーサはリナをどう扱っていいかわからずイライラ。しかも、マーサの務めるお店にイタリア人のシェフ・マリオが新たに雇われた…。

アメリカ映画『幸せのレシピ』のオリジナル。
話の深さはこちら、トータルの完成度はあちらかもしれない。

数十年前の日本であれば、「二番目においしい店」という表示があれば一番目は家庭の味である、という常識が通用したが、今そのあたりのことが通じるのかどうかわからない。
この作品の主人公も技術的には一流の腕を持ってはいるが、愛情や家庭の味を再現する能力に乏しい女性として描かれてはいるが、その描き方がちょっと不足しているのではないか。

後半のイタリア行きの話はとってつけたような印象がして、余計に感じた。