映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『サイドカーに犬』

2007年07月01日 | Weblog
サイドカーに犬 - goo 映画
よい

根岸吉太郎 監督
竹内結子、古田新太、松本花奈、谷山毅、ミムラ、鈴木砂羽、トミーズ雅、山本浩司、寺田農、松永京子、川村陽介、中山弟吾、白鳥あかね、岡田幸樹、須貝菜々子、矢野吉彦、温水洋一、伊勢谷友介、樹木希林、椎名桔平 出演

両親が離婚して久しぶりに会った弟の結婚の知らせに、約20年前の父の愛人と過ごした奇妙な夏を思い出す。

根岸吉太郎の時代の切り取り方が見事である。竹内結子を含めたバブル期のうさんくさい人間たちを描くだけでなく、コーラで歯がとけるとかパックマン(20年前でも時代遅れ。それをノーパン喫茶から安く仕入れてくるとか)とか出自が怪しい中古車とかで時代を映していく。

さらに、竹内結子と大人の目を持った松本花奈との交流を、ときには互いに遠慮しながら、またあるときには女どうしの友人のように撮っている。

時代に動かされないばあちゃん(樹木希林)による、簡潔かつ的を射た指摘が見事である。

愛人が主人公なのにベッドシーンがなくても、これだけおもしろく見せるとはさすがである(ちょっと残念だけど)。しかし、過去のシーン(95%くらい)がソフトフォーカスなのはいただけない。

ここの特集が詳しいようだ

http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/sidecar/


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