3日目の午前中は宿があるマレ地区(3区と4区)界隈を散策。
マレ地区はサン ルイ島の北にあるセーヌ川右岸にあり、
17世紀の貴族の邸宅や庭園が残る美しい地域で、
小さな路地にお洒落なお店やレストランがひしめきあっている。
19世紀以降はマレ地区には東欧からやってきたユダヤ人が多く住みついたため、
「ユダヤ人街」とも呼ばれており、またLGBTQ+コミュニティとしても有名だ。
オシャレでかっこいいパリジャンも多い。
ユダヤ人地区を代表するロジエ通りにも行ってみた。
美味しいと聞いていたファラフェルというサンドイッチは後日食べることにして、
ランチの予約をしていた「Glou」というレストランへ。
前菜とメイン(白身魚とバターナッツスクワッシュソース)とデザートで23ユーロ。
税込み価格なのと基本的にチップは必要ないので
(でも気持ちの良いサービスを受けたと感じれば気持ちで置いておくとスマートなのだとか)
とてもお得な感じがした。
味の方はというと、さすがフランス!素晴らしいのひとこと。
ほんとうに丁寧に作られていることがわかる。
お腹がいっぱいになった後はタウンホールの前を通り、
シテ島のノートルダム大聖堂の反対側にあるサント シャペルへ。
サント シャペルはパリ中心部のシテ島にある美しいステンドグラスで有名な教会で、
ルイ9世が聖遺物を収めるために建設を命じ、1248年に完成したとのこと。
そしてそこから歩いてパリ5区、セーヌ川左岸にある「シェイクスピアアンドカンパニー」書店に寄った。
初代シェイクスピアアンドカンパニーは、
1919年にシルヴィアビーチという女性がパリに住むアメリカ人作家たちを支援するために開いた
英文書専門の書店だったが、第二次世界大戦中の1941年に閉店を余儀なくされたと言う。
常連にはヘミングウェイやT S エリオットがいたそうだ。
その10年後にアメリカ人のジョージウィットマンによって現在の場所に開かれた書店は
1962年のシルヴィアビーチの死後、2代目シェイクスピアアンドカンパニーとしてその名を受け継いだらしい。
独特の雰囲気のある素敵な書店だった。
書店を出て、隣のカフェでお茶を飲む頃にはあたりはすっかり暗くなり、
橋の上から見たセーヌ川と夜景がとても美しかった。
さて。
今日は時差ぼけもだいぶ回復してきてほとんど元に戻っている感じ。
やはり東方向に行くのと西方向に行くのとでは
西方向に行く方が楽な感じがする。
日本に行くとわりとすぐに慣れるのだけど、
日本からアメリカに帰ると回復にかなりの時間を要するので。
パリの旅日記にお付き合いいただきありがとうございます。
自分の記憶を辿りながら、写真や地図やパンフレットを見て確認しながら書いています。
それではまた明日。。。