ジョーの日記

米国での日々の生活を写真と言葉で綴ります。

パリ滞在 7日目 パート1

2023-01-26 | 日記
パリ滞在7日目は、
Paris Greeters というグループのボランティアガイドの方と一緒に
カルチェラタン(Latin Quarter)地区を散策することになっていた。
ここはセーヌ川左岸の5区と6区にまたがる地域で、
フランス語が未統一であった時代、ヨーロッパ各地から集まった学生たちが
当時の学問や教会における国際共通語であったラテン語で会話したことに由来するのだそう。

この日は小雨が降るちょっと肌寒い日。
午前10時半に5区のJussieuというメトロ駅前で待ち合わせをしており、
電車を降りて階段を昇り地上に出るとガイドの方が笑顔で迎えてくれた。
名前はアランさん。
アランドロンのアランだと自分で言って笑っていた(笑)

彼が最初に連れて行ってくれたのは、
ガロ、ローマ文化時代に作られた円形闘技場の「アレーヌ ド リュテス」遺跡。
紀元1世紀に古代ローマによって建造され、17,000人を収容できたらしい。




現在残るのは北側の一部分で二つの穴が開いているところから動物を出していたとのこと。
実は1210年に城壁の建設に際して埋め立てられていたのだけれど
数世紀後には地名に残るのみとなり正確な場所はわからなくなっていたのが
1860年代になりモンジュ通りの建設の際に発見され、
ヴィクトルユーゴーをはじめとした知識人が陣頭に立って保存に乗り出し、
結果1896年に公園として開園された。
古代ローマによる建造物の中では最も古いのだそう。
闘技場の真ん中に立ち、アランさんが手を叩くと闘技場いっぱいに響いて驚いた。
音響効果抜群。










これは遺跡の裏側。
そして公立植物園(Jarden Des Plantes) の中を歩いた。








桜のようだけれど、ちょっと違うかも。



パリに来て驚いたのは冬なのに花は咲いているし、芝生はグリーンだし
気温もそれほど低くなく、冬というよりはむしろ「秋」という感じだった。
ただこの日だけは小雨が降り、手が悴むくらい寒くて
散策の途中にイスラム教のカフェに入ってお茶を飲んだ。




お店の人がとても親切だった。



不思議な味のミントティー。ほんのり甘い。




ボランティアガイドのアランさん



5区の通り。





壁に豚などの動物が描かれていることから昔は肉屋だったことがわかるのだそう。


この日はアランさんがいろいろなところに案内してくれ、
6時間も一緒に散策したので写真もたくさんあり、
パート2は後日ということで、
この辺でおやすみなさい。



コメント (2)
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