【ステーキ漂流記】第5章
10軒目(新規403軒目)「信之助」(お茶の水)
ちょっと間が空いてしまった。
実はこの間に1回新橋のとあるお店に入ったが、風邪のせいか味覚が明らかにおかしかったのでなかったことにした。つまり、風邪が治るのを待ったのと、ここのところの異常な暑さかな。流石にステーキを食べる気がちょっと失せた。いや、これは風邪のせいか?
ともかく、いくらか風邪が治ったので食べに行くが……本当、お茶の水でステーキを出す店を探すのは苦労する。全くないわけじゃないけど、「ステーキを食うぞ!」っていうのに「サイゼリア」の1000円リブロースステーキでお茶を濁すわけにはいかないじゃん。
ということで、暑い中で一生懸命探しましたよ。
すると、地下鉄新御茶ノ水駅の近くの裏路地の店の看板に「ステーキ丼」の文字が!
あった! 探せばあるじゃん。
「信之助」という店か。
メインは牛タンだけどステーキもある。しかも1300円で「熟成デラックスステーキ定食」というメニューがあるじゃないですか! これは入るしかないよね。
お店は建物の地下1階にあり、中に入るとカウンターに40代ぐらいのちょっといかつい坊主頭の男性店員が一人、あとは二人がけの席が4席ほどのこじんまりとした小料理屋のような空間が目に飛び込んできた。
客層は30代~50代のサラリーマン、OLが6、7名ほど。賑わっている。リーマン3名組が出たので店内には4名プラス俺だが、店員はこのいかつい職人風情の男しかいない。
え、ワンオペなの?
これ話しかけにくいな……
仕方なく、彼の作業が終わるのを待って熟成デラックスステーキ定食とランチビールを頼んだ。
店内はひんやりして落ち着く。日本酒メニューが多いので、夜は呑みながら牛タン、ステーキというお店か。
しばらくしてステーキ配膳。
お、和の小料理屋らしく豆腐に沢庵、味噌汁のセットがいいね。
さっそく一口。
うん、輸入牛かな。薄い味わい。
サラダと沢庵を片付け、タレをつけて二口目。
おおっ?
タレが濃厚な照り焼きソース風。
珍しくタレにインパクトがある。
こうして、タレなしの薄味とタレのつけ具合いを調節しながらちょっとずつ味を変えながら楽しめた。
これで1300円はお得である。
隙を見て男性店員に、
「タレがインパクトがありますねー」と話しかける。
店員「タレを絡めてインパクトを出してます」
なんと、店員の思惑通りに楽しんで食べていたのか。やるね、「信之助」。あ、でも男性店員はオーナーさんじゃないらしいから、「信之助」さんではないんだろうな。
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
タレ:★★★★★
付け合わせ:★★★★
雰囲気:★★★★
リーズナブル:★★★★★
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