【産経】トランプ旋風の裏に白人オヤジ層の不満 薬物やアルコール乱用で死亡率も悪化
http://www.sankei.com/column/news/160304/clm1603040005-n1.html
この記事は寒気がする程、「日米のシンクロ率」が凄かった。まずは、この記事の重要部分を引用してみよう。
そして次に。この記事のいくつかの言葉を置き換えてみる。
アメリカ→日本、共和党→自民党、トランプ→橋下、スーパー・チューズデー→衆参ダブル選挙、白人男性→日本人中年男性、移民問題→在日問題等で、あとは文脈に合わせて適当に修正。
当然ながら中年層の死亡率等は日本の統計ではない。アメリカの統計である。
俺が先日エントリした、「トランプ旋風の明日は我が身」が、如何に日本とのシンクロ率が高く、俺を怖気させたのか、ご理解いただけたであろうか。
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日本人の99.9%はバカ (コア新書)
http://www.sankei.com/column/news/160304/clm1603040005-n1.html
この記事は寒気がする程、「日米のシンクロ率」が凄かった。まずは、この記事の重要部分を引用してみよう。
スーパーチューズデーにおける「トランプ旋風」の裏側には、2つの失敗があったのではないか。
ひとつは「米国経済の失敗」である。少なくとも見かけ上、景気は良くなったと言われている。金融危機後の2009年に10%を超えていた失業率は、今では5%以下に改善している。だからこそ、米連銀は昨年末には9年ぶりの利上げに踏み切ったのである。
ところが世論調査会社ギャラップが発表する「グッドジョブ指数」は全く違う現実を示している。米国の成人人口(18歳以上)のうち、フルタイム(週30時間以上)で定収がある人の比率は、3月1日時点で44・5%にとどまっている。なおかつここ5年でほとんど改善していない。
つまり失業率は半減しても、「グッドジョブ」(良い雇用)は増えていない。これでは「ミドルクラスの復権」など、まったく望み薄である。
特にしわ寄せを受けているのは白人の中年層だ。プリンストン大学の研究によれば、米国では中年(45~54歳)の白人人口の死亡率が増えている。どの国のどのクラスターでも、死亡率は長期では低下するもので、米国内の黒人やヒスパニックも例外ではない。白人中年のみが上昇するという異常な事態が進行中だ。
《不満を吸収できない政治》
死亡率悪化の原因は中毒、自殺、慢性肝炎などで、肺がんなど普通の死因は減少している。白人中年の間でアルコールや薬物が乱用されている様子がうかがえる。
彼らの不満が向けられる先は「不法移民」である。ところが「移民反対」といったことは、普通の政治家は怖くて口に出せない。ただ一人、平気で顰蹙発言を繰り返しているのがトランプ候補である。
さらに言えば、今日の雇用の現場では男女間や人種間の機会均等が進んでいる。そのことは、白人中年男性から見れば「既得権の喪失」を意味する。そんな中で、今どき女性や移民への蔑視発言をして恥じないトランプ氏は「自分たちのホンネを代弁してくれる人」「政治家らしくない正直な人」という評価になるのであろう。
あいにくなことに、こうした「白人中年層の不満」を今の米国政治はほとんど吸収できていない。おそらくオバマ大統領も理解していないだろう。むしろ大統領が高邁(こうまい)な理想を語るほど「ああ、わかっちゃいない」という失望を強めているのが現実ではないか。(中略)
しかるにもはや「政治不信」は手がつけられない域に達している。「堪忍袋の緒が切れた」民意をどうしたら正常な軌道に戻せるのか。今後は水面下で「トランプ降ろし」が行われるかもしれないが、つくづく失われたものは大きいと言わざるを得ない。
ひとつは「米国経済の失敗」である。少なくとも見かけ上、景気は良くなったと言われている。金融危機後の2009年に10%を超えていた失業率は、今では5%以下に改善している。だからこそ、米連銀は昨年末には9年ぶりの利上げに踏み切ったのである。
ところが世論調査会社ギャラップが発表する「グッドジョブ指数」は全く違う現実を示している。米国の成人人口(18歳以上)のうち、フルタイム(週30時間以上)で定収がある人の比率は、3月1日時点で44・5%にとどまっている。なおかつここ5年でほとんど改善していない。
つまり失業率は半減しても、「グッドジョブ」(良い雇用)は増えていない。これでは「ミドルクラスの復権」など、まったく望み薄である。
特にしわ寄せを受けているのは白人の中年層だ。プリンストン大学の研究によれば、米国では中年(45~54歳)の白人人口の死亡率が増えている。どの国のどのクラスターでも、死亡率は長期では低下するもので、米国内の黒人やヒスパニックも例外ではない。白人中年のみが上昇するという異常な事態が進行中だ。
《不満を吸収できない政治》
死亡率悪化の原因は中毒、自殺、慢性肝炎などで、肺がんなど普通の死因は減少している。白人中年の間でアルコールや薬物が乱用されている様子がうかがえる。
彼らの不満が向けられる先は「不法移民」である。ところが「移民反対」といったことは、普通の政治家は怖くて口に出せない。ただ一人、平気で顰蹙発言を繰り返しているのがトランプ候補である。
さらに言えば、今日の雇用の現場では男女間や人種間の機会均等が進んでいる。そのことは、白人中年男性から見れば「既得権の喪失」を意味する。そんな中で、今どき女性や移民への蔑視発言をして恥じないトランプ氏は「自分たちのホンネを代弁してくれる人」「政治家らしくない正直な人」という評価になるのであろう。
あいにくなことに、こうした「白人中年層の不満」を今の米国政治はほとんど吸収できていない。おそらくオバマ大統領も理解していないだろう。むしろ大統領が高邁(こうまい)な理想を語るほど「ああ、わかっちゃいない」という失望を強めているのが現実ではないか。(中略)
しかるにもはや「政治不信」は手がつけられない域に達している。「堪忍袋の緒が切れた」民意をどうしたら正常な軌道に戻せるのか。今後は水面下で「トランプ降ろし」が行われるかもしれないが、つくづく失われたものは大きいと言わざるを得ない。
そして次に。この記事のいくつかの言葉を置き換えてみる。
アメリカ→日本、共和党→自民党、トランプ→橋下、スーパー・チューズデー→衆参ダブル選挙、白人男性→日本人中年男性、移民問題→在日問題等で、あとは文脈に合わせて適当に修正。
衆参ダブル選挙における「橋下旋風」の裏側には、2つの失敗があったのではないか。
ひとつは「日本経済の失敗」である。少なくとも見かけ上、景気は良くなったと言われている。金融危機後の2009年に10%を超えていた失業率は、今では5%以下に改善している。だからこそ、日銀は昨年末には9年ぶりの利上げに踏み切ったのである。
ところが世論調査「グッドジョブ指数」は全く違う現実を示している。日本の成人人口(18歳以上)のうち、フルタイム(週30時間以上)で定収がある人の比率は、3月1日時点で44・5%にとどまっている。なおかつここ5年でほとんど改善していない。
つまり失業率は半減しても、「グッドジョブ」(良い雇用)は増えていない。これでは「ミドルクラスの復権」など、まったく望み薄である。
特にしわ寄せを受けているのは日本人男性の中年層だ。早稲田大学の研究によれば、日本では中年(45~54歳)の男性の死亡率が増えている。どの国のどのクラスターでも、死亡率は長期では低下するもので、国内の在日朝鮮人も例外ではない。日本人の中年男性のみが上昇するという異常な事態が進行中だ。
《不満を吸収できない政治》
死亡率悪化の原因は中毒、自殺、慢性肝炎などで、肺がんなど普通の死因は減少している。日本人の中年男性の間でアルコールや薬物が乱用されている様子がうかがえる。
彼らの不満が向けられる先は「不法移民」である。ところが「移民反対」といったことは、普通の政治家は怖くて口に出せない。ただ一人、平気で顰蹙発言を繰り返しているのが橋下候補である。
さらに言えば、今日の雇用の現場では男女間や人種間の機会均等が進んでいる。そのことは、日本人中年男性から見れば「既得権の喪失」を意味する。そんな中で、今どき女性や移民への蔑視発言をして恥じない橋下氏は「自分たちのホンネを代弁してくれる人」「政治家らしくない正直な人」という評価になるのであろう。
あいにくなことに、こうした「日本人中年男性層の不満」を今の日本政治はほとんど吸収できていない。おそらく安倍総理も理解していないだろう。むしろ総理が高邁(こうまい)な理想を語るほど「ああ、わかっちゃいない」という失望を強めているのが現実ではないか。(中略)
しかるにもはや「政治不信」は手がつけられない域に達している。「堪忍袋の緒が切れた」民意をどうしたら正常な軌道に戻せるのか。今後は水面下で「橋下降ろし」が行われるかもしれないが、つくづく失われたものは大きいと言わざるを得ない。
ひとつは「日本経済の失敗」である。少なくとも見かけ上、景気は良くなったと言われている。金融危機後の2009年に10%を超えていた失業率は、今では5%以下に改善している。だからこそ、日銀は昨年末には9年ぶりの利上げに踏み切ったのである。
ところが世論調査「グッドジョブ指数」は全く違う現実を示している。日本の成人人口(18歳以上)のうち、フルタイム(週30時間以上)で定収がある人の比率は、3月1日時点で44・5%にとどまっている。なおかつここ5年でほとんど改善していない。
つまり失業率は半減しても、「グッドジョブ」(良い雇用)は増えていない。これでは「ミドルクラスの復権」など、まったく望み薄である。
特にしわ寄せを受けているのは日本人男性の中年層だ。早稲田大学の研究によれば、日本では中年(45~54歳)の男性の死亡率が増えている。どの国のどのクラスターでも、死亡率は長期では低下するもので、国内の在日朝鮮人も例外ではない。日本人の中年男性のみが上昇するという異常な事態が進行中だ。
《不満を吸収できない政治》
死亡率悪化の原因は中毒、自殺、慢性肝炎などで、肺がんなど普通の死因は減少している。日本人の中年男性の間でアルコールや薬物が乱用されている様子がうかがえる。
彼らの不満が向けられる先は「不法移民」である。ところが「移民反対」といったことは、普通の政治家は怖くて口に出せない。ただ一人、平気で顰蹙発言を繰り返しているのが橋下候補である。
さらに言えば、今日の雇用の現場では男女間や人種間の機会均等が進んでいる。そのことは、日本人中年男性から見れば「既得権の喪失」を意味する。そんな中で、今どき女性や移民への蔑視発言をして恥じない橋下氏は「自分たちのホンネを代弁してくれる人」「政治家らしくない正直な人」という評価になるのであろう。
あいにくなことに、こうした「日本人中年男性層の不満」を今の日本政治はほとんど吸収できていない。おそらく安倍総理も理解していないだろう。むしろ総理が高邁(こうまい)な理想を語るほど「ああ、わかっちゃいない」という失望を強めているのが現実ではないか。(中略)
しかるにもはや「政治不信」は手がつけられない域に達している。「堪忍袋の緒が切れた」民意をどうしたら正常な軌道に戻せるのか。今後は水面下で「橋下降ろし」が行われるかもしれないが、つくづく失われたものは大きいと言わざるを得ない。
当然ながら中年層の死亡率等は日本の統計ではない。アメリカの統計である。
俺が先日エントリした、「トランプ旋風の明日は我が身」が、如何に日本とのシンクロ率が高く、俺を怖気させたのか、ご理解いただけたであろうか。
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