ウチのブラウザのブックマークには「敵」というフォルダがあって、読んだら確実に不愉快になれるURLが格納されている。
例えば、もうブロックされて読めないんだけど、めいろまのツイッターアカウントとか、あとノーボーダーとか、民団新聞とか、在日コリアン弁護士協会とか。
敵の動向を見る為に、たまに巡回しているのである。「敵目線」エントリも、読む必要はあると思うのだ。
しばき隊界隈などの主な論者にアホなのが多いのは、彼ら曰く「ネトウヨ」界隈の論説が研究しきれていないからであって、想定問答が存在していないからだと思う。ネットに書き込むのであれば、「世界へ向けて配信している」という意識を持って、反論は想定するべきであろう。
で今回のエントリでは、俺が今日見つけて、今後追っかけていこうと思った、敵の記事を紹介したいと思う。
【DO】安倍政権が真にやるべき政策を米国の経済学者に聞く必要はない
http://diamond.jp/articles/-/88726
著者の森信茂樹氏は、元財務官僚である。そして、この人の連載記事を確認すると、コテコテの財務省代表のようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ad/8b9b45bad03695e9212ac236f5ad9fc9.jpg)
▲ 森信茂樹氏
財務省叩きはもはや珍しくはない。財務省の意思が色濃く反映された政策というのも、「これは多分そうなんだろうなぁ」ってな感じで理解できるんだけど。
これらの財務省への批判記事は、どこの誰の記事を読んでも、いつも陰謀論と紙一重だと思っていたのである。無論、俺のエントリも例外ではない。
要するに、政治的な批判を行う場合、叩く為の明確な仮想敵(というか指針?)が必要なのである。敵が朧の状態で叩こうとするから、「誰と戦ってるんだろう」みたいな感じになり、それが陰謀論みたいな印象になってしまう。
批判するにしても、根っこのところが理解できていないと、それはぼんやりしたものになってしまう。ウチの記事で、俺が常に足りないと思っていたのは、財務省叩きをする時の説得力不足だ。
財務省の傀儡政治家を叩くのは簡単なのである。記者やら業界のライターは、最初に財務省の意思があって、そいつらが動かされているとかの裏事情を把握した上で記事が書けても、俺ら読者はそれをニュアンスで推し量る事しかできない。
必要だったのは「定期的に情報を発信している財務省官僚か、あるいは関係者」の記事。
ホントは現役官僚のブログとかがあれば一番いいと思うんだけどなぁ。
例えば、上記記事を「財務官僚の意思」と想定して読むと、安倍総理がスティグリッツ教授らを招聘し、意見を聞いたことに財務省が不快感を示していた事が想定できる。
という事は、安倍総理は財務官僚を説得する材料の1つとして、ノーベル経済学賞受賞者らを招き、消費税増税を延期する為の論拠をこしらえた可能性を見る事ができるのである。
前回、消費税増税延期エントリをウチでアップした時、俺は安倍総理の事を「外圧に弱い」と評したが、実はその「外圧への弱腰」は安倍総理が自ら演出したと考えられるのだ。
まあ、安倍総理自身がそのように演出したのであれば、外圧の弱さに対する裏返しでもあるので、「外圧に弱い」という評価自体は撤回する必要はないと思うが、「調整屋」としては、これはなかなかの策士であり、安倍総理は財務官僚と対立できている図が浮かび上がる。無能な民主党政権では実現できなかった政治力であろう。
多少、安倍総理への評価が上がった瞬間であった。
そんなわけで。「不愉快な記事」というのは読む価値があるのである。
今後も、俺は我慢して「敵の記事」は読んでいこうと思っている。
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神戸、書いてどうなるのか![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=jpakiyo-22&l=as2&o=9&a=4835628535)
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しばき隊界隈などの主な論者にアホなのが多いのは、彼ら曰く「ネトウヨ」界隈の論説が研究しきれていないからであって、想定問答が存在していないからだと思う。ネットに書き込むのであれば、「世界へ向けて配信している」という意識を持って、反論は想定するべきであろう。
で今回のエントリでは、俺が今日見つけて、今後追っかけていこうと思った、敵の記事を紹介したいと思う。
【DO】安倍政権が真にやるべき政策を米国の経済学者に聞く必要はない
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著者の森信茂樹氏は、元財務官僚である。そして、この人の連載記事を確認すると、コテコテの財務省代表のようだ。
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▲ 森信茂樹氏
財務省叩きはもはや珍しくはない。財務省の意思が色濃く反映された政策というのも、「これは多分そうなんだろうなぁ」ってな感じで理解できるんだけど。
これらの財務省への批判記事は、どこの誰の記事を読んでも、いつも陰謀論と紙一重だと思っていたのである。無論、俺のエントリも例外ではない。
要するに、政治的な批判を行う場合、叩く為の明確な仮想敵(というか指針?)が必要なのである。敵が朧の状態で叩こうとするから、「誰と戦ってるんだろう」みたいな感じになり、それが陰謀論みたいな印象になってしまう。
批判するにしても、根っこのところが理解できていないと、それはぼんやりしたものになってしまう。ウチの記事で、俺が常に足りないと思っていたのは、財務省叩きをする時の説得力不足だ。
財務省の傀儡政治家を叩くのは簡単なのである。記者やら業界のライターは、最初に財務省の意思があって、そいつらが動かされているとかの裏事情を把握した上で記事が書けても、俺ら読者はそれをニュアンスで推し量る事しかできない。
必要だったのは「定期的に情報を発信している財務省官僚か、あるいは関係者」の記事。
ホントは現役官僚のブログとかがあれば一番いいと思うんだけどなぁ。
例えば、上記記事を「財務官僚の意思」と想定して読むと、安倍総理がスティグリッツ教授らを招聘し、意見を聞いたことに財務省が不快感を示していた事が想定できる。
という事は、安倍総理は財務官僚を説得する材料の1つとして、ノーベル経済学賞受賞者らを招き、消費税増税を延期する為の論拠をこしらえた可能性を見る事ができるのである。
前回、消費税増税延期エントリをウチでアップした時、俺は安倍総理の事を「外圧に弱い」と評したが、実はその「外圧への弱腰」は安倍総理が自ら演出したと考えられるのだ。
まあ、安倍総理自身がそのように演出したのであれば、外圧の弱さに対する裏返しでもあるので、「外圧に弱い」という評価自体は撤回する必要はないと思うが、「調整屋」としては、これはなかなかの策士であり、安倍総理は財務官僚と対立できている図が浮かび上がる。無能な民主党政権では実現できなかった政治力であろう。
多少、安倍総理への評価が上がった瞬間であった。
そんなわけで。「不愉快な記事」というのは読む価値があるのである。
今後も、俺は我慢して「敵の記事」は読んでいこうと思っている。
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神戸、書いてどうなるのか
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