あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

消費税10%先送り決定

2016年03月28日 23時06分05秒 | 政治(安倍政権)
 本日、産経朝刊の1面を見て、思わず2度見した。

【産経】消費税10%再延長へ 安倍首相が方針固める
http://www.sankei.com/economy/news/160328/ecn1603280005-n1.html

 安倍総理の、この決定自身は評価してもいいだろうと思う。産経の論説、田村秀男氏とかは納得してなさそうな主張を当然されているが。

 一応状況を整理すると、安倍総理は「リーマン・ショッククラスの問題が発生したならば、増税延長を検討…するかもしれない」というような論調であったはずだ。
 そして、「必ず確実に増税する」「アベノミクスは堅調である」と名言していた。

 ここでの消費税増税先送り、これは何を意味するのか。
 4つ。俺的に明らかになったものがあると思う。まあ元々黒に近いグレーだったものが、真っ黒だったと確定しただけの話かもしれないが。

 まず1つめ。安倍総理に外圧はとても有効だという事。
 上記記事でも言及されていたが、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授の提言は重く受け止めたようだ。彼は、財務官僚の提言よりも、より高い権威による外圧は受け入れる傾向にあるように思う。

 2つめ。1つめの事実により、彼は本当にギリギリのタイミングであれば、致命的な失策はしないという事がわかった。(消費税8%増税時のタイミングでは、致命的な失策でもやってしまう)彼は、俺の考える意味での悪しき調整屋だが、この場合それがいいように作用している。

 3つめ。アベノミクスが失敗したという事が、自他共認められてしまったという事。
 アベノミクスの一番の信奉者である安倍総理本人が、認めざるをえなかったという事だ。だって。「リーマンクラスの恐慌でもなければ増税は行える」と、彼は愚かにも繰り返していたのだよ?自身の政策アベノミクスを信望して。今、リーマンクラスの危機か?違うよマジで。それは、とどのつまり日本の現行政策に、リーマンクラスの危機が内包されていると、安倍総理が感じ取ったという事なんだ。なればこそ、増税が延期されたのだ。これをアベノミクスの失敗と言わずしてなんというのか。

 そして。最後4つめ。
 それは「恐るべし、消費税増税」である。
 俺もまさか、ここまで顕著に消費税増税のマイナス圧力があるとは理解しきれていなかったように思う。これは酷すぎる。いやこれでいいんだけどさ。
 無論、中国人の爆買いは消費税免税特権もあっての事だと理解しているし、あれを見れば減税すれば信じられない程の景気浮揚効果があるのはわかりきっているのだけど。

 そう。ここでの正解の政策は、絶対に消費税減税である。そして、元民主党の小澤一郎の提言で始まったとされる、消費税の社会福祉目的化を撤回すべきであろう。この政策が、まさかここまで日本を弱体化させてしまうとは、誰が想像できただろう。

 消費税は5%まで戻すべきだ。そして、社会福祉財源についてはふんわりさせ、国民的議論から外していかねばならないと思う。

 消費税増税関連の根本原因(福祉目的税化)や、中韓への屈服外交。すべての根幹が、小澤一郎周辺の新進党とか民主党とかから端を発している。なんという強烈な毒だったのだろう「こいつら」。これが元社会党の実力かと。戦慄を禁じえない。

 現状では「小さな政府」は愚策である事が既に証明されてしまっている。自民党は、この党是を撤回できるだろうか。また、大きな政府が絶対の正解でもない。状況によって柔軟に対応できる政党になれれば、自民党の独裁でも俺は問題ないと思うのだけどな。少なくとも民進党に比べれば、何倍もマシであろう。

 なんにせよ、本日の消費税増税延期は、安倍政権が始まってからこっち、1つの区切りのようなものだと思う。

 始まった頃は夢の政権だったんだけどなぁ。安倍政権。功罪ある政権になってしまった。
 これまでの政権で、俺的評価の高い政権1位は麻生政権で、2位が小泉政権なんだけど。安倍政権は麻生政権を超えると思ってたんだけどな。3番手かぁ。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ ※ちょっとランキングが落ちてきました!応援よろしくお願いします!

早稲田出ててもバカはバカ



正論について

2016年03月28日 23時03分54秒 | 日常ネタ
 俺は過去、何回か「正論は誰も救わない」というエントリを書いているのだけど。
 昨日、俺はあまりにすんばらしい記事を読んでしまい、感動のあまりついつい「これは正論だ!すばらしいエントリだ!」というエントリをアップしてしまった(苦笑)

 で、本当にたまたま、俺が過去「正論は誰も救わない」と書いたエントリに「アホ2」さんという方が、

「あなたは正論、つまり「合理」が理解できない人なのですね」

 というコメントをつけていた。
 あまりにタイミングが良すぎて、ちょっと傷ついてしまった。まあこのコメントの内容自身は個人的にどうでもよく、ああ俺とは決して相容れない人なんだなとしか思わなかったんだけど。

 と、言うわけでこのアホ2さんに言い訳をするわけではなく。無駄だと思うし。

 自分の中でも矛盾していると誤解されかねないなと思った、上記俺の語る正論の違いについては、1度解説しておこうかなと思った。
 自分でも「なんじゃこれ」って思っちゃったもんな。まあ気がついたのはアホ2さんのコメントがきっかけではあったので、その点はありがとう。ほんのちょっとだけ感謝の気持ちを述べておきたい。

 さて。正論なんだけど。

 そもそも基本的に「正論を吐かねばならないシチュエーション」というものは、現場が正論からかけ離れているのである。そこで、単純に正論を吐くと、現場は「ンな事ぁわかってるんだよ!ソレができるなら誰も苦労しねぇよ!」って言うだけなんだよね。

 正論な状況に近づける為には、なんらかのプラスアルファが必要なのである。そこで正論を吐くバカは単なる思考停止。正論を正論にする為のアイディアがなければ、解決には至らないのに

「なんで解決できないんだ!」って叫ぶだけなら菅直人でもできるのである。これが、俺が言ってるいわゆる「誰も救わない正論」

 一方、1つ前のウチのエントリで俺が述べた「これ以上の正論はないわ!」というエントリ記事なんだけど。
 あの「日本死ねママ(+アレを持ち上げる人々)はなぜ舛添を叩かないのか」は、日本死ねママ界隈の正論の論破を指摘する「正論」なのだ。

 アホ2さんの言うところの「合理」が、日本死ねママ界隈にはあったように見えたんだけどね。だからまあ、あの界隈は調子に乗りまくってたわけだけど。舛添が叩けないとなると、徹底的におかしいわけだな。面白い事に。「あるうぇ~?お前らおかしいんじゃね?」と、ニヤニヤできる話が、前回のあのエントリなのである。
 だってあの問題、主犯格は地方自治体なんだもの。東京都が対処しきれないなら国にヘルプを上げて、そこで初めて国が叩かれる問題。既に国政レベルの問題ではあっても、まずは前線に立っている地方自治体に努力が見られないなら叩かれて当然だ。

 俺が叩いてた厚切りジェイソンにしても、奴の正論は俺にとっての正論ではないのである。「ああ、そこじゃないのに!」と、イライラできる部分で正論ぶっているのはそもそも腹の立つものなんだが、厚切りが吐き出している厚切り流の正論すら、いわゆる思考停止の正論でお話にならないのである。2重の意味で正鵠が射れていない。意味もわからなくなろうものだ。

 こんな俺の厚切り叩きのエントリに、「あなたは厚切りの言う合理が理解できないのですね」とかコメントをつけている人を、俺が理解できるわけがない。

 故にアホ2さんのコンメトは、俺にとってどうでもよかったのである。でも。
 正論についての考察は、俺にとってなかなか有意義だと思わない?まあ、俺は有意義だと思ったので、エントリしたのだけどね。

 と、言うわけで有意義な思考時間だったよ。さんきゅー!

たまたまきました (アホ2) 2016-03-28 05:53:15
あなたが合理を理解できない方なのだと思います。
正論は誰も救わない、という決めつけが理解できません。何かしら目的が合致しているリスナーからすれば、正論はその人達を救うでしょう。
そもそも、その「場」が有益だということの理由が完結していないので、反論になっていません。「反論」の定義は「相手の論や批判に論理的に、反対の意見を述べること」です。
英語を使えばどこでも通じるので、何故現地語を使い、その結果、その言語を勉強する労力、時間、コストを無駄にするのかという問題提起でしょう。
3に関しては、経営者的発想(論理的思考)が嫌いとおっしゃっていますが、その理由が「技術に対するリスペクトが感じられないパクリ上等の発想。受け継がせてもらった技術で親元をも潰して構わないという、超絶ドライなグローバリズム的発想。中韓的。感謝の気持ちがないのだろうか。
」です。何の数値もない主観的な気持ちです。理由なはずなのに理由になっていません。
別な人間になのでしょう。人間というものの多くは社会的事情によって、20代を超えると教養の上積みが難しい人とそうではない人に分かれます。
残念なことですね。
応援しているのでこれからも頑張ってください。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ ※ちょっとランキングが落ちてきました!応援よろしくお願いします!

早稲田出ててもバカはバカ