【DO】米国や中華系の利益至上主義に日本人はどうすれば勝てるのか
http://diamond.jp/articles/-/87972
記事の結論より何より、マレーシア在住の上記記事の筆者の知人の体験談に、戦慄と衝撃を禁じ得ない。
正直、すごい人種としての断絶を感じる。
結局、この記事の筆者は、「こんなメンタルの日本人を除くグローバルな人々に、日本人はどう勝てばいいのか」という話の結論として
と語っている。でもって、後者の方は難しいだろうという話をして、このエントリは「次回に続く」となっている。
今、海外に紹介される「日本の生活風景」の動画を見た「外国人の反応」シリーズって、日本国内で微妙に流行っているように思うけど。それが何故なのか、よくわかる話である。
俺が不思議に思うのは、なぜ、この手の日本人がこーゆーアメリカやら中国と同じ土俵で勝負しようとするのかという事だ。
正直、米中の利益至上主義と同じ土俵に立った場合、日本には勝ち目がないと思う。
さらに言えば。利益至上主義に立脚した瞬間、日本人の美点とかの優位な点がスポイルされてしまうと思う。あ。スポイルってのは「台無し」って事ね。
皆さんは多分、俺と同じぐらいにはご存知かと思うのだけど。日本は極端に外需依存度の低い、内需国家である。外需依存度は12%未満なのだ。つまり、あえて外国と戦う必要はない。
しかも、日本はあらゆる意味でオタク文化であり、「内輪の競い合い」で練磨されていく一族なのである。ある意味、こんな鎖国向きの国はない。
戦国時代なんて、実は世界有数の軍事大国だったんだぜ?そりゃー、戦国時代、内乱で戦いに明け暮れたからである。
俺は以前、どっかのエントリで、韓国は日本の後追いをしようとするから、日本を上回る事ができないと嘆くしかなくなるという話をした。日本の得意分野で勝負しても、韓国に勝ち目はないのだ。
で、そんな極端な高度技術国家が横にあるが故に、基礎研究とかやってても日本に追いつく事ができない中韓は、技術を奪ったりコピーしたりの技術に特化したのである。
韓国が日本の技術に追いつけないジレンマと、日本が米中韓の利益至上主義に屈服させられっぱなしである事についてのジレンマは、コインの裏表である。
中韓が、技術で日本と同じ土俵に立とうとするのが無謀であるのと同じく、俺はグローバリズム関連政策とかで、米中韓と相対するのは無謀であると思う。同じ土俵に乗るべきではないのだ。
幸い、世界的に日本の倫理観は今、評価されつつある。
周辺国も、いずれ問題ある「利益至上主義」が忌避されて、徐々に倫理観が熟成されていくと思う。勝手に、現在日本がいる土俵に立とうとしてくれると思うのだ。
別に、米中韓が日本と同じ土俵に立つ日がこなくっても構わない。
日本も、今自分が立っている土俵から降りて、米中韓の土俵に乗るべきではないと、そんな事を俺はいつも思っているのであった。
そりゃーなぁ。5歳の頃から保育園の先生が「上顧客」に見えるようなメンタル形成は、日本人には不可能だし、そっち方面では勝てる気がしないわ。
つーか、俺はそんなメンタルで教育される事がない日本人で、本当によかった。
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http://diamond.jp/articles/-/87972
記事の結論より何より、マレーシア在住の上記記事の筆者の知人の体験談に、戦慄と衝撃を禁じ得ない。
その夫婦には5歳になる娘さんがいる。娘さんは現地の幼稚園に通っていて(中略)
先日、娘さんのお友達数人を家に呼んで、皆でクッキーを焼いたのだそうだ。おいしそうなクッキーがたくさんできたので、そこにいるお友達だけではなく、幼稚園の先生にも分けてあげようと、先生たちに渡すためのクッキーを袋に詰めていたところ、中華系の女の子がこう言ったという。
「私ね。このクッキー、美味しそうにできたらから、先生に売ってくる!」 (中略)
そのクッキーは、日本人のお母さんが、子供たちにお菓子作りの楽しさを教えてあげようとして開いた「ホームクッキングスクール」だった。材料から何から、彼女が全部自腹で用意してあげたものだ。
そうやって作ったクッキーを先生に売るというのをお母さんが聞いたときには、さすがに、それは冗談だろうし、親がそんなことさせるわけないだろうと、思っていた。だが、なんとその子は翌日、本当に先生たちにクッキーを売りに行って「こんなにもらったあ」とお金を皆にみせていたというのだ。
その子のご両親は中華系マレー人で、両方ともデザイン系の会社に勤めているそうで、ごく普通の(でもマレーシアの中ではちょっと裕福な)家庭だそうだ。(中略)
筆者は中華系の同僚数人に、この出来事を話してコメントを聞いた。すると、ほとんどの同僚は「うん。いいんじゃない?何が悪いの?」というコメントを返してきた。
先日、娘さんのお友達数人を家に呼んで、皆でクッキーを焼いたのだそうだ。おいしそうなクッキーがたくさんできたので、そこにいるお友達だけではなく、幼稚園の先生にも分けてあげようと、先生たちに渡すためのクッキーを袋に詰めていたところ、中華系の女の子がこう言ったという。
「私ね。このクッキー、美味しそうにできたらから、先生に売ってくる!」 (中略)
そのクッキーは、日本人のお母さんが、子供たちにお菓子作りの楽しさを教えてあげようとして開いた「ホームクッキングスクール」だった。材料から何から、彼女が全部自腹で用意してあげたものだ。
そうやって作ったクッキーを先生に売るというのをお母さんが聞いたときには、さすがに、それは冗談だろうし、親がそんなことさせるわけないだろうと、思っていた。だが、なんとその子は翌日、本当に先生たちにクッキーを売りに行って「こんなにもらったあ」とお金を皆にみせていたというのだ。
その子のご両親は中華系マレー人で、両方ともデザイン系の会社に勤めているそうで、ごく普通の(でもマレーシアの中ではちょっと裕福な)家庭だそうだ。(中略)
筆者は中華系の同僚数人に、この出来事を話してコメントを聞いた。すると、ほとんどの同僚は「うん。いいんじゃない?何が悪いの?」というコメントを返してきた。
正直、すごい人種としての断絶を感じる。
結局、この記事の筆者は、「こんなメンタルの日本人を除くグローバルな人々に、日本人はどう勝てばいいのか」という話の結論として
したがって、日本が進むべき道は、「中華、米国流の商売中心、コミュニティ無視」によって、グローバル化での競争力を身につけるか、「新しいコミュニティ構築による新日本型経営」の道を進むかである。
と語っている。でもって、後者の方は難しいだろうという話をして、このエントリは「次回に続く」となっている。
今、海外に紹介される「日本の生活風景」の動画を見た「外国人の反応」シリーズって、日本国内で微妙に流行っているように思うけど。それが何故なのか、よくわかる話である。
俺が不思議に思うのは、なぜ、この手の日本人がこーゆーアメリカやら中国と同じ土俵で勝負しようとするのかという事だ。
正直、米中の利益至上主義と同じ土俵に立った場合、日本には勝ち目がないと思う。
さらに言えば。利益至上主義に立脚した瞬間、日本人の美点とかの優位な点がスポイルされてしまうと思う。あ。スポイルってのは「台無し」って事ね。
皆さんは多分、俺と同じぐらいにはご存知かと思うのだけど。日本は極端に外需依存度の低い、内需国家である。外需依存度は12%未満なのだ。つまり、あえて外国と戦う必要はない。
しかも、日本はあらゆる意味でオタク文化であり、「内輪の競い合い」で練磨されていく一族なのである。ある意味、こんな鎖国向きの国はない。
戦国時代なんて、実は世界有数の軍事大国だったんだぜ?そりゃー、戦国時代、内乱で戦いに明け暮れたからである。
俺は以前、どっかのエントリで、韓国は日本の後追いをしようとするから、日本を上回る事ができないと嘆くしかなくなるという話をした。日本の得意分野で勝負しても、韓国に勝ち目はないのだ。
で、そんな極端な高度技術国家が横にあるが故に、基礎研究とかやってても日本に追いつく事ができない中韓は、技術を奪ったりコピーしたりの技術に特化したのである。
韓国が日本の技術に追いつけないジレンマと、日本が米中韓の利益至上主義に屈服させられっぱなしである事についてのジレンマは、コインの裏表である。
中韓が、技術で日本と同じ土俵に立とうとするのが無謀であるのと同じく、俺はグローバリズム関連政策とかで、米中韓と相対するのは無謀であると思う。同じ土俵に乗るべきではないのだ。
幸い、世界的に日本の倫理観は今、評価されつつある。
周辺国も、いずれ問題ある「利益至上主義」が忌避されて、徐々に倫理観が熟成されていくと思う。勝手に、現在日本がいる土俵に立とうとしてくれると思うのだ。
別に、米中韓が日本と同じ土俵に立つ日がこなくっても構わない。
日本も、今自分が立っている土俵から降りて、米中韓の土俵に乗るべきではないと、そんな事を俺はいつも思っているのであった。
そりゃーなぁ。5歳の頃から保育園の先生が「上顧客」に見えるようなメンタル形成は、日本人には不可能だし、そっち方面では勝てる気がしないわ。
つーか、俺はそんなメンタルで教育される事がない日本人で、本当によかった。
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