小林信近像
松山市で一番新しい銅像で「小林信近翁」の顕彰碑である。
建立されたのは、平成28年10月28日、伊予鉄道本社ビル1階に開設された坊ちゃん博物館を記念して市駅前にある坊ちゃん広場に建立、伊予鉄道本社を眺めるように建っている。
本社に隣接して、明治11年創立した第五十二国立銀行(現伊予銀行)湊町支店もある。
伊予鉄道株式会社の創設者、初代伊予鉄社長である。
小林 信近「こばやし のぶちか、天保13年8月28日~大正7年9月24日」は、実業家、政治家。伊予松山(現松山市)出身。伊豫鉄道会社の創立者であり初代社長。第五十二国立銀行(現伊予銀行)、松山商法会議所(現松山商工会議所)、伊予水力電気(現四国電力)を創立するとともに、海南新聞社(現愛媛新聞社)社長を務めるなど、明治時代に愛媛経済の基盤を作った人物。
秋山好古や加藤拓川とは17歳年上で、道後温泉本館改築をした伊佐庭 如矢とは14歳年下、朝敵とされた伊予松山の発展の基盤を創った偉人であるが、残念ながら松山の人達は知らない人が多い。
小林 信近翁の顕彰碑を見て偲んでは如何でしょう。当時の方達は、自分のためではなく「世のため・人のため・故郷のため」にと思いで働いたと私は思う。
墓は、松山市祝谷東町にある定信寺にある。
この定信寺は、伊予松山藩15万石、松平家初代の藩主、松平定行の霊廟がある由緒ある寺である。
建立場所は、松山市の中で人通り一番多い場所に顕彰銅像があり、銅像の前には、創設した伊予鉄本社があり、バックにあるビルは、いよてつ髙島屋デパートで、売り上げは四国一である。
小林信近の顕彰碑横に設置されている略歴説明表示板
坊ちゃん博物館に展示されている小林信近の説明資料。