EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

小学校から父兄に配布された資料が親御さんたちの間で戸惑いの波紋が広がっている

2018年03月26日 | 伊予松山歴史散策

群馬県太田市教育委員会が新入学生の保護者に対して入学前に躾をしておいて欲しい事を箇条書きにして学校からの要望事項として配布された資料の内容について父兄、特に母親からの戸惑いがTVで放映された。

資料の内容は画像の通りである。

多くの父兄は、急に要望されても、要望事項は学校で先生が指導して下さるものと考えているし、先生の任務の一つではないのでしょうかとの父兄から意見が出た。

 以下は私の独言です。

教育の3本柱は「学校教育・社会教育・家庭教育」で学校教育の専門家は、教師、社会教育は、社会において各自治体が、博物館、図書館、美術館、公民館、大学等で開催する講座等に誰でも参加でき教養を高める教育。

家庭教育は、両親が我が子に対して家庭内で行う教育で、言葉や生活習慣を人が人として生きて行く上最低必要な事柄を身に着ける躾であり、その教育を行う専門家は両親である。

その中でも人の性格や人格の基礎が出来る時期が3歳を境として培われると言われ、これを3歳児教育の大切さと言われている。

 最近、聞くことがなくなったが、家庭教育学級と言う学習が昭和40年、50年代に各自治体の社会教育課・生涯学習課が公民館を中心に開催されていた。

文部省委嘱家庭教育学級・県教育委員会委嘱家庭教育学級・市町村が開催する家庭教育学級が開設されていたが現在は聞くことがなくなった。

 今回、群馬県太田市教育委員会が新入学生の保護者に配布した要望事項は、殆どが家庭教育で行われる事項であるのではないでしょうか。

よく母親から、うちの子は躾が出来てないので先生よろしくお願いしますと言われる母親がいるそうですがそれは間違いである。

 さて、

群馬県太田市教育委員会が新入学生の保護者に配布した要望事項については良く分かるが、急に文書として受け取ると戸惑う父兄が居るのも良く分かる。配布要望するのであれば、もっと早い時期に配布し父兄の心の準備と躾の大切を促し、躾をして上で入学し学校教育の専門家に本来の教育を託すのが家庭教育の専門家である父兄の役割だと思う。

 我が家の近くに幼稚園と保育園があり、母親が送り迎えをする姿を見かけるが中には、たばこを吸いながら、またごみのポイ捨て等する社会道徳には程遠い行為をする親御さんの姿を見る。

子どもは親の姿を見て成長して行く、親の行動も気を付けないといけないなと思う。

 家庭教育が疎遠になったのは、昭和35年池田内閣で策定された「所得倍増計画」が基で、それまでは、家長のみの稼ぎで生活を営み生活は豊かでなかった。豊かな家庭生活を構築するには、母親も働き夫婦共稼ぎの形態で所得を倍増する計画であった。

それが実現し家庭生活が豊かになった。

しかし、その反面こどもの躾「家庭教育が」置き去りになり、女性の社会出現により鍵っ子の家庭が出来核家族が社会問題となった。

本来子どもの躾は両親が行ってきたが、これがおろそかになり、それが学校教育に持ち込まれ本来の先生の職務以外の仕事が増えたと先生たちは思っているのが現状で大変と嘆いている。

今回配布した要望事項は、もっと早く配布し父兄にお願いすればよかったのではないでしょうか。

この事は、群馬県太田市教育委員会だけの事ではなく全国の教委が抱えている問題だと思います。

最近人を安易に傷つける事件が多く発生しているが、これは家庭での躾がおろそかになっている大きな弊害ではないかと思います。

こどもは3歳児教育が大切、3歳になると、人間形成の基盤が培われる非常に重要な時期だそうです。この時に各家庭での躾が必要となる。それを行うのが両親である。

三つ子の魂百まで・・3歳頃までに受けた教育(躾)によって形成された性質・性格は、年齢をとっても根底は変わらない、大切な家庭教育であると言われている。

子どもは、家庭環境の中で、生活や文化の基本となる言語を習得し成長をしていき、その成長の背後には、家庭の雰囲気・家族の一体感・両親の存在があり道徳を吸収し成長して行く。
この世に生を受け、両親、家族、6・3制の義務教育を受け、人は成長して行く。

その過程で多くの人々の支えがあって人は人として生きていける。

人は、生まれた時はみな一緒、その後成長と共に家庭教育・学校教育・社会教育の中で指導教育を受けながら人として人格が出来、その段階でその人が如何に勉強・努力したかでその差が出て来る。・・・と福沢諭吉の学問のすすめの一節にある。

人は、一人だけでは生きて行けず、人の助けが必要で、私もいろんな方々のお世話とご指導を得て現在があり感謝しております。

此れからは、学校と家庭が上手く連携し、より良い教育が遂行され、礼節のある児童の育成が出来る事を祈ります。

若いご夫婦は、松山城には行ったことがないとの由、それで天候も良かったので案内しました。

 参考までに

3月24日、私の知人が息子さん夫婦とお孫さんを連れて倉敷市から我が家にやって来ました。

お孫さんは1歳と2ヵ月の男のお子さんでした。

驚いた事は、お孫さんは未だ言葉を使うことは出来ないが、「今日は、有難う、どうぞ」と言った行為が動作として出来る事でした。

両親が、私に対して今日はと挨拶すると、お孫さんも両親と一緒に今日はと言った動作でお辞儀をするのです。

ミカンが大好きだそうなので、愛媛の名産「せとか」を食べやすくして、どうぞと口に入れてあげると、頭を下げて有難うです。美味しいですかと問うと、美味しいですとお辞儀をするのです。

ご両親、特にお母さんに、お子さんは素晴らしい躾をされていますねと伺うと、此れからは言葉を使うことが出来る年齢になります。友人・知人・先輩・親戚等に伺った時に、礼儀作法が身に付いてないと親が恥ずかしい思いをしますから、今から少しずつ躾をしていますと話され、躾は絵本を使って行っていますと言われた。

これぞ正に家庭教育、素晴らしい素敵なお母さんであると感動すると共に、お子さんの成長ぶりが楽しみです。

 上記の様に心して家庭に於いて躾をされ入学を迎えると,教育委員会が新入学生の保護者に対して入学前に躾をしておいて欲しい事を箇条書きにして、学校からの要望事項として配布する必要がなくなるのではないかと私は感じ取った。

 最後に、昨今、政界・政治家・スポーツ界で色んな問題が起きていますが、幼少期における躾の欠陥で、基本的な生活態度の躾がされなくして大人になった人達ではないかと感じる次第です。

 倉敷の若いご夫婦は、松山城には行ったことがないとの由、それで天候も良かったので案内しました。

松山城本丸にあるソメイヨシノ桜は四分咲きであったが大勢の観光客が来ていた。

本丸のソメイヨシノ桜の中でも一番開花が進んでいた桜で盛んに写真に収めていた。

松山城本丸のソメイヨシノ桜で今週末が満開になり見頃になるでしょう。

 

コメント
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